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東京スペシャルインポートカーショー2005



 6月4(土)、5(日)、東京ビッグサイトのS.I.Sに行ってきました。その会場で一番目を引いたのがハマーの多さです。いたるところにハマー、ハマー、ハマー。半ば、私の嫉妬心がそう感じたのかもしれませんが、まるで流行り病のようです。でも、このハマーという車には男心をくすぐる何かがあるのも事実です。


 ここで話が前後しますが、数日前の西日本出張の際、オーディオシステムをセッティングさせて頂いたその音の変化ぶりに感激して下さったのでしょうか。東京スペシャルインポートカーショー出展の為の搬入が終わった夜に、勉強熱心な神戸のエクセルオーディオさん三人がローゼンクランツの試聴室を訪ねてくれました。

 電気系と振動系、その上に空気系と3軸完璧に揃ったその一糸乱れぬ音を耳にした3人は驚きに目をパチクリしたまま、まるで放心状態のようでした。特にスピーカー下のインシュレーターPB-BOSSの水平方向を1個だけ30度ほど回すと、先ほどまで部屋に充満していた音楽のエネルギーがどこかに消えてしまう、その手品のような世界にはビックリされたようです。それはまるでオセロのように、たった1個の変化で盤面の白黒勢力が一気に変わるのです。


 EXEL AUDIO

  翌日、展示ブースがどこらあたりなのか教えて貰う為に携帯に電話をいれますと、出展者用のネームカードを谷本社長が会場入り口までわざわざ持ってきてくれました。私もビッグサイトでは何度もオーディオフェアーに参加しましたから懐かしいような気分です。

 こうしたイベントは華やかですが、結構費用がかかるんですよね。エクセルさんは今年10周年という節目の年に当たるので、思い切って出展されたそうです。勇気があるというか、その積極性にはとにかく脱帽です。


  1シリーズに始まり、3、5、6と真っ白な4台のBMWを展示、まるでBMWのブースと勘違いしそうです。白のBMWを見た時にいち早くエクセルオーディオを連想して貰えたらとの徹底した拘りのメッセージを感じました。


 AV KANSAI

 『AV KANSAIさんとQUANTUMさんもディナウディオのブースに出展されていますよ』と教えてくれましたので早速訪ねてみました。KANSAIさんはBMW5シリーズのワゴンに5.1チャンネルAVシステムです。運転席に座らせてもらい、音を聞こうとしていたその矢先に、谷本さんが『携帯を忘れていましたよ!』と届けてくれました。『一緒に聴かれますか』との岩元社長の言葉に誘われ、二人で聴かせて頂きます。

 そこで谷本さんからひとこと。『このディスプレイの入れ替え上手くなさっていますね』。一瞬どこの何を指しているのか分かりませんでしたが、よく見るとダッシュボード上のディスプレーには8インチの大型が入り、もともとの車としてのインフォメーション用のディスプレーはセンターコンソールの下部に移設されていたのです。


 そのさりげない仕上がりはオリジナルのデザインよりむしろ優れているとさえ言えます。そして何より驚かされたのは、ダッシュボードの曲面を考慮した何ともいえないハーモナイズドされたアール処理です。この心配りとセンスの良さこそが、岩元ワールドとしての真骨頂なのでしょう。音もそれに負けないだけの素晴らしい仕上がりでした。


 QUANTUM

 次は紺のベンツ320に同じくAVシステムをインストールしたQUANTUMさんの作品です。私の持つ今までのカーオーディオのイメージでは、低音と高音とがかい離したドンシャリ型の鳴り方が強いのですが、どの帯域にも変な誇張感がなくまとまりの良いバランスです。次に感心したのは大理石調の塗装です。ドアーとダッシュ部分のオリジナルモールの質感とこれまた上手く同化させています。「こんな塗装が出来るんですか?」との私の質問に、『出来ますよ!』と、土屋さんはいとも簡単なそうに、あっさりとした返事が返って来ました。どうやら、ご両人の人気と実力の秘密はここら辺りにあるようです。


 「このところ、イベント続きで忙しいですね」。『そうです、イベント貧乏になりそうです』。「ところで土屋さん、ローゼンクランツのケーブルを使ったアウディーのデモカーの方は順調ですか?」。『ああ、もう音が出るところまで出来ましたよ』。

 「いかがですか、今回はピンケーブルを使ったアナログマルチですが、RGBケーブルの音の支配率が前回のデジタルシステムより大きいと思うのですが・・・」。 『大分良いですよ!』。『でもその分、音
の調整はちょっと難しいようですけど』。「近々お伺いして聴かせて頂きます」。


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