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プジョー407の足回り調整



 1,000キロの初回点検に向けて

 エンジンオイルを最高級の物に入れ替え、1,000キロ点検も終えました。チョコチョコ乗りでの1,000キロというのは避け、一度の長距離連続ドライブで決めました。シトロエンXMのカーオーディオ取り付けを岩手のサウンドフリークスに頼んでいるのが格好の形となりました。距離は東京から往復で1,000キロ弱。今回が3度目の訪問です。

 慣らし運転は時速90キロを目安に最高でも110を超えないように気をつけました。407が路面との呼吸の合わせ方を少しずつ体得しようと努力しているのが分かります。東北道の深夜から朝にかけては静かです。道路での継ぎ目部分ではまだぎこちなさを感じますが、それでも調教は上手く行きつつあるみたいです。目標となるXMの乗り心地に比べると75点ぐらいでしょうか、まだまだ満足のレベルまでには至りませんが、これからどこまで応えてくれるのでしょうか。


 オートマミッションとオイルの関係

 私のお客さんの中にアイシン精機にお勤めでオートマミッション担当の方がいらっしゃいます。407の6速ミッションはアイシン製だと聞いたので、久しぶりに電話をして色々と教えてもらいました。例えば、オートマオイルの交換が故障に繋がる原因とか、何万キロを目安に交換するのが良いのかetc・・・。

 オイルの粘度の違いによって摩擦係数が違うので、オートマオイルに関してはその車の指定のモノを使わない限りはトラブルに繋がるそうです。純正のオイルで丁度良いように抵抗値を設定しているので、高級なオイルを使ったから良いのではないそうです。極端にはスベリ気味になったり、ガツンと噛み合ったりの違いが出るそうです。抵抗が少ないのが良しとするエンジンオイルとは根本的に役割が違うのです。


 タイヤの加速度組み立てを稲城のタイヤ館で

 東雲のブルーライオン東京でホイールとタイヤの組み換え作業(加速度組み立て)をやってもらう予定だったのですが、ここはサービス工場が狭く、何かを頼もうにも急かされているようで落ち着きません。簡単に言えばすべてにおいてキャパを超えているのです。

 そんな気持ちが根底にあったものですから、用事で立ち寄った先の多摩地区稲城のタイヤ館に飛び込みました。400坪位ありそうな広い敷地で1台も作業していないのです。暇そうだったから私の変な要望も聞いて貰えるだろうと思って訊ねてみました。

 「新車なのですが、タイヤとホイールを全部ばらして、

 ホイールとタイヤ向きを私の言うように合わせて組み直して欲しいんです」。

 「もちろん新たにホイールバランスも取り直します」。


 キョトンとした店員は責任者に相談しています。

 『1本あたり3,500円は同じように掛かりますけど宜しいんですか?』。

 「勿論です!、じゃあ、お願いします」。

 「チョークを貸して頂けますか?」。

 「R.Rと書きましたが、この文字とタイヤに書いた白いラインを合わせて組んで下さい」。

 「これが、リアーの右で、F.Rがフロントの右です」。


 作業をするうちに少しずつ打ち解け始めました。おもむろに私の正体を明かしながら、興味を抱いてもらえるようにします。「実は私カーオーディオの仕事をしておりまして、スピーカーでもこれと同じようなことをやり、音の研究をしているのです」。「それにおいては既に音の効果として実績を上げているのですが、更に車の足回りにもこの技術を導入実験中なのです」。簡単に言ってしまえば、タイヤがよりスムーズに回る為にはどうしたら良いのかということです。

 「無理をお願いしました!」。

 「どうも有り難う」。

 『有難う御座いました、また寄ってください』。

 そんな言葉に送られて威勢よくタイヤ館を出ましたが、夕方で道路は混んでいました。稲城から高井戸までのほんの少しの間でのテストでしたので、前回のXMのように乗った瞬間に別物と思えるほどではありませんでした。しかし、その兆しはハッキリと現われています。10,000キロぐらい乗れば、ピューマや豹のような走りに生まれ変わるでしょう。

 XMのカーオーディオ取り付けが終わったら、

 次はこの407をMusic Spiritのデモカーに仕立て上げます。

 楽しみにしていて下さい。


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