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!!! なんだこのパワー感は!?。


 ----- Original Message -----
 From: "M.K"
 To: info@rosenkranz-jp.com
 Sent: Monday, December 15, 2003 11:24 PM
 Subject: NIAGARA St. 試聴レポートです。

 貝崎 様

 お世話になります。M.Kです。

 この度は、

 ・ AC パワーディストリビューター NIAGARA St.

 体験レポートコンテストに参加させて頂きまして、ありがとうございました。

 大変有意義な経験をさせて頂きました。

 以下、レポートになります。
 ご査証ください。


 ● はじめに

 本レポートが「コンテスト」であり、かつ、魅力的な賞品が懸けられている以上、大層な言葉を並べた方が、より賞へ近づけるのかもしれません。(汗)が、少なくとも私はそうまでして、金賞を頂けたとしても嬉しくない。

 何故なら、

 既に発注済みだからです。(爆)(正確には、ナイアガラ Jr. をですが。(汗))

 従いまして、賞狙いのベタ褒めは致しません。
 可能な限り感想と事象を単に書き綴れれば、と思っています。


 まず、私の試聴環境をご案内致します。

 ・ 電源タップ:アコースティックアーツ Power Strip

 ・ トランスポート レビンソン No.37L
     (with NBS MONITOR 0)

 ・ DAC:CHORD DAC64MKII
     (with STAGEIII ハイライナー)

 ・ プリメイン:RK-PA01
     (with NBS OMEGA I)

 ・ SP:B&W S-805

 です。



 ● AC パワーディストリビューター NIAGARA St.

 ・ 第一印象(見た目)

 重い、デカイ、よってゴツイになります。

 重いタップは幾らでもありますが、

 ケーブルを差し込んで、なお、設置的にガタつかないボディーは初めての経験でした。

 我家の電源ケーブルは、硬く取り回しが悪い事で有名な(?)NBS ですが、

 全く問題なくケーブルを託す事ができました。


 ・ 第一印象(音)

 !!! なんだこのパワー感は!?。

 NBS という電源ケーブルをチョイスしている私ですから、
 
 パワー感にはそれなりにコダワリがある訳です。

 ただ押出し感が強いだけでは当然駄目で、
 
 情報量と空間描写もある程度両立していなくては、
 
 納得できないタチです。

 
 そんな私的に、このパワー感、情報量、空間描写、「あり」です。

 低域全般、という言い方が適切か分かりませんが量が増します。

 そして恐ろしい事に、そこには「質」が伴っています。

 結果、トータルなリアリティが増します。

 リズムの感じ方にも変化が出ます。

 S-805 の低域がここまでリアリティを伴うとは。


 ・ 分析的試聴(第二(?)印象)

  経験的に、

 「実体感と空間感を一つのアイテムで演出するのは難しい」

 と感じていたので、その辺りを試聴。

 今までの音から感じ取れる各楽器の配置が、

 スクリーンにプロジェクターで映し出した感じだとすると、

 (つまり、元は3次元ではあるが、映像として2次元的に表現されている。)

 
 St. の場合、ホログラムと言えば良いのでしょうか?。

 スクリーンが取り除かれ、そこに浮かぶように楽器があると言う感じです。

 (飛び出す映像(3D映像)とは違って、あくまでホログラムな感じです)。


 ・ あまのじゃく的試聴(大汗)

 冷静になるため、敢えてアラを探す。

 私は、Power Strip の最大の長所は、「開放感」だと思い使用しています。

 それを「是」とすると、

 ナイアガラ St. は、やや重い空間描写でした。

 そして、それを「緊張感」ととるか、「閉塞感」ととるか、「充実感」ととるか、

 評価の別れるところと思いました。


 ・ 総評

 結局どうなの?、私的には?。

 低域の量感の増加が、リアリティーにつながると申しましたが、

 実際にはそういった局部的なテコ入れで成せるものではありません。

 上から下までの辻褄があった時にこそ、リアリティは出ると私は考えています。

 スクリーンが無くなり・・・、とも申しましたが、

 それは高域の伸びと鮮度があってのことでしょうし、

 中域の充実なくしての実体感はあり得ません。

 
 つまり、

 低・中・高のバランスこそが、「キモ」と言えるのではないでしょうか?

 「ナイアガラ St. 」は、その「キモ」を携えていると感じました。

 故に、聞き込むにつけ、何時しか、

 「低域が」、「高域が」といった分析的な聴き方から、

 「響き」そのものに、さらには「音楽」へと気持ちが自然にシフトしたのでしょう。


 電気を効率(能率)良く流す事、可能な限りロスを無くす事、

 そういった事象/数値だけの追求からは、恐らく存在し得ないタップです。

 作り手に、物理的/電気的知識・哲学だけでなく、

 「音」に対する哲学までもがあるが故に、

 創り出せたタップだと思います。

 故に、St.には確固たる「音色」を感じます。

 「音色」である以上、「好み」の問題があります。

 ぜひ、ご自身の耳でお試しください。

 私的には、まさに「ツボ」でした。

 気持ちいい事、この上なしです。


 以上、駄文、長文、失礼致しました。

 失礼致します。


 P.S.

 RK-PP のレポートは、後日また、お送り致します。



 M.Kさんは「ナイアガラSt.」を試聴した後、、上級機の「ナイアガラJr.」を購入されました。

 そのJr.の感想レポートです。



 ----- Original Message -----
 From: "M.K"
 To: <info@rosenkranz-jp.com>
 Sent: Wednesday, December 17, 2003 1:56 AM
 Subject: Re: RK-PP 試聴レポート有難うございました


 貝崎 様

 お世話になります。M.Kです。

 RK-PP Selected Model 届いております。

 今朝取り付けまして、ちょっとだけ音出しをし、

 そのまま小音量でリピート再生させて出社。

 10〜12時間後帰宅し聞くと、取り付け直後より数段良くなっていました。

 エージングと言うか、なじみと言うかが必要なようですね。

 ・・・となると、(大汗)

 レポート用の試聴時は付け外しを頻繁にしていたので、

 なじみが不十分な状態での試聴となっていたのでしょう。

 んー、時既に遅し。申し訳ありません。


 話は変わりまして、

 実は今日、運良く「ナイアガラ Jr. 」が届いてました。

 これ「は」「が」「も」スゴイ。
 (助詞のつけ方がわかりません。(笑))

 いろいろなモノをスゴイと思ってきましたが、

 過去最高の凄さです!、我が家に来たモノの中で。

 
 「ナイアガラSt.」で感じた唯一の不満、「余裕(解放感)の無さ」が全くなく、

 超余裕で全ての機器に活力を注入している感じです。

 なるほど「ダム」ですね。

 「いやー!、これを買わずして何を買わんや!」な感じです。

 半年前、無理をしてでも買っとくべきでした。(笑)


 プレイヤー/アンプ等のコンポーネントと一緒にこれを買っとけば、

 かなり後が楽になる気がします。(って言いますか、標準バンドルな勢いで(笑))

 私の借金も半分ぐらいで済んだかも。(号泣)

 これがナイアガラになると、

 「タップリ感/豊潤感」がでるのでは?

 と勝手に想像しますが如何なものでしょうか?


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