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10年ぶりに私の身体に電気が走った
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この10年、どんなスピーカーを聴いても私の身体が反応することがなかったのに、それがFeastrexに続き、立て続けにスイッチが入ったスピーカーがあります。
すぐに思いましたですね。
”このユニットでスピーカーを作ろうと!”。
帰ってすぐ息子に「もう一つ別のスピーカーを作るぞ!」と言いました。
『やる事には反対しないけど、三つも四つもの事を掛け持ちでは、体が持たないんじゃないの?』と言って、息子はブレーキを掛けようとします。
「あのな!、自分の直感で進路や方針が瞬間に決められるなんてそうそうあるもんじゃない」。
「世の中の大半はしたくないことをせねばならんことばかり」。
「こんな事この先何回あるか分からんし、一回もやって来ないかもしれん」。
「そう思ったら今やるしかないのよ」。
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カーディナルスピーカーの評価に大きな自信を得る |
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「このところ、納品やイベントでカーディナルスピーカーを聴いて貰った人達の嬉しそうな顔を見て、”カイザーにしか出来ないことがある!”と本当に確信した」。
「カーディナルスピーカーの奏でる音楽を耳にして、涙した人を何人もこの目で見ている」。
「さりとて、100万円以上もするスピーカーを、おいそれと買える人がそう居るもんじゃないのも分っている」。
「だから、それと同じ感動を与えられるスピーカーを安い値段で何とか作りたい!」 。
『安いってどれ位?』。
「そうだな30万前後かな」。
「カイザーの目標は、技術力を上げることによって、感性豊かな製品の敷居を低くするのが責務と思っていつも挑戦している」。
「このところその自信が益々出てきた!」。
「電光石火の如く今回は作るぞ!」。
「設計の主導権はお前に預ける!、いいな!」。
『親父がそこまで言うなら納得した』。
『そのかわり、やるからには手は抜かんよ』。
かくして、今回のプランは決まったのであります。 |
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