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ダンボールでモックアップ完成
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小型ハイエンドSPの魁"SELESTION SL6"との因縁 |
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今回は出来るだけ小さい箱で最高の性能を引き出してみたいと思っています。先ず最初に箱のサイズ決めをします。
幅を240、奥行きを260と決めてスタートしたのですが、鉛筆で書いたその寸法比を見ると、ちょっと横太りだったので片側15ミリずつ狭めて210に修正。
実際の大きさがどれ位の物か、よく分るようにダンボールで作ってみました。その感触というか、ユニットのレイアウト等からすぐに頭に浮かんできたのがCELESTIONのSL6でした。
そのスピーカーに私はちょっとした思い出があります。それは'89にオーディオショップと併設する形でフランス料理のレストランをオープンした時に、コースターのデザインに使ったのがこのSL6だったのです。
そのSL6をGoogleで検索してみてビックリ!。
サイズが瓜二つ!。
Rosenkranz H.370 W.210 D.260
SELESTION H.380 W.200 D.270
何と言う因縁なのか、今回デザインしたスピーカーのサイズと気持ち悪いほど似ているではありませんか。高さと奥行きが10ミリ小さく、幅は逆に10ミリ広いですが、容積に至っては僅か1.5%の違いです。
SL6は小型ハイエンドスピーカーの魁として名を轟かした記念すべきスピーカーです。サイズもさることながらウーハーのコーンカーブも似ています。
スピーカーの中央後方にホログラフィックに音像がフッと浮かび上がるように聞こえたのは初めての体験でしたが、それは、今に思えばSL6の技術レベルの高さから来るのものだったのでしょう。
でも狙う音は正反対です。SL6は含みのある渋くちょっと暗めのブリティッシュサウンドです。ローゼンクランツはエネルギッシュで生き生きとした音です。
正に静と動の違いです。
もう一つの対極は能率の違いの大きさにあります。84dBと低いSL6は鳴らし難く、金食い虫の代表でした。片やRosenkranzは93dBもあり、数ワットで朗々と鳴りますので、アンプやケーブルに大きく振り回される事がありません。
授業料が安くて済みます。
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