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金属加工で予定外のコストアップ



 スピーカースタンドの脚の部分の見積もりが随分高いので、

 「こんなに掛かるのですか?」と尋ねました。

 『実は1枚物の曲げだけで済まなかったのです』。

 ”どうやっても、最低1ヶ所は溶接せざるを得ない”とのことです。

 当然、溶接すれば磨き工程も増えますので、それだけコストは上がります。


 要するに、

 1.(穴あけ、裁断、折り曲げ)

 1.(穴あけ、裁断、折り曲げ)⇒、2.(溶接)⇒、3.(磨き)

 研磨は溶接業者がしますが、磨きはメッキ屋の仕事ですから、3業者になる可能性大です。表には見えないですが、この二つの⇒とは別に反対の向きの矢印が存在します。すなわち、出来上がった後の戻りの矢印です。

 さらに、もう一つ見えないところの部分として、加工に入る前に私の材料の方向性チェックがあります。私自身が出向くか、持ってきて貰うかは別にして、⇒はあと二つ増えるのです。ここらあたりの移動コストが意外とかさむのです。


 出来上がってきた物は!?

 ”板に空けてある下穴と金属部の穴が合いません”

 溶接には歪が付き物とは言いますが・・・・・・。

 そこで歪防止の為に上下に6角形の板を溶接した形で防止出来るようになりました。それでも今ひとつ満足とは行きません。


 最初に掲げた構想が(穴あけ、裁断、折り曲げ)だけで済ますコスト重視型にあった訳ですが、最初のテーマが崩れると、その先ろくな事が無いのが通例です。

 果たしてこの先どうなって行くのか?

 暗雲が垂れ込めて来ました


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