ピンチをチャンスに変え、更なる音質向上を図ります |
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底板のサイズから寸法を割り出した時には余裕があったのですが、エンクロージャー内の接合部に補強の為の角木(すみぎ)が入っているのを忘れていました。
宛(あて)がって見ると、ネットワークボードの両端が角木に当たってインシュレーターまで届きません。底板への音の影響も考慮しつつ、ボードその物の響きの美しい寸法を新たに割り出し、最終的に141ミリ幅から21ミリほど狭めて120にしました。
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アンプと同期を取る独特のネットワーク回路 |
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もう一つの改良点は、空中配線になっていたマイナス陣のケーブル類を丸型圧着端子で束ね、ネットワークボードのど真ん中に基地を作って止めました。
これは、エネルギー振動の安定と、電気的に同期を取った上で、アンプに一斉に戻る回路構成であります。
スピーカーターミナルからスピーカーユニットへの橋渡し役には、内部配線にも適したSwingの0.38mmX7を採用しました。これも、カイザーサウンドが開発した音楽の為のオリジナル素線です。その名の通り音楽を楽しく聞かせてくれる優れものです。
ケーブルに於ける仕上げは、その3本のケーブルの長さを315ミリ、420ミリ、そして、525ミリと”カイザー寸法”の音の良い長さで倍音乗せをします。
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良い仕事をするヴォルケーノさん |
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圧着端子部分のシュリンクチューブ処理にしても、結束バンドの束ね方といい、ヴォルケーノさんも良い仕事しますねェ。物は人物をも語ります。
このネットワークを見ると、彼がドンドンと腕を上げて行っているのが分ります。大関を射止める直前の力士のような勢いを感じます。この調子で行くと、彼は名うての人物になるでしょう。
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音楽性の高い振動処理はお手のもの |
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ネットワークボードには、ローゼンクランツの音質改善塗料(Up Tight Sound)を7ミリ厚のMDFに二度塗りしました。指で弾くとコツンコツンと心地良い音がします。
そして、最後にインシュレーターの”JUSTY”を介して前1点、後ろ2点の3点支持にて底板にネジ止めして完了です。
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