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魅力の無い去勢された音に冷や汗をかきました
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直流12Vと交流100Vの違い? |
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完成したネットワークを、スピーカーボックス内に取り付けて音を出してみたのですが、その勢いを殺がれた音にはさすがの私も肝を冷やしました。
テストしたのはアウトプットトランスを持った真空管アンプですから、インピーダンスマッチングの問題が一番大きいのだろうと判断し、しばらく箱に収めていたマランツの45,000円のアンプに繋ぎ直して聴いてみました。
かなり良くはなりましたが、それでも締りのない低音は同じ傾向で残っています。ヴォルケーノでテストした時の音は素晴らしく、むさぼる様に音楽を聴いた思春期の頃を思い出すほどスピードと躍動感に満ちていました。
その時のシステムといえば、数万円のJVCのDVDプレーヤーに、これまた数万円のマクロム(イタリア製)のアンプです。方や東京試聴室にあるローゼンクランツのシステムといえば、私が手塩に掛けて何年も磨きに磨いたリファレンスなるものです。
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天と地ほど違う音に大きな戸惑い |
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そのシステムに繋いでさえ、何の魅力も感じない音しかしないのです。予想を遥かに超えた枠の外の現象に出くわした時には、一瞬どうしたら良いのかパニック状態に陥ります。
オーディオはデリケートで本当に難しいです。
この天と地ほど違う音はどこから来るものなんでしょう?!。
”直流の12Vで駆動した方が、これほどまでに有利なのかなぁ?!”と訝(いぶか)しがるのがその夜は精一杯でした。
その上、息子からは『こんな音を設計した憶えはない!』とキツイダメ出しを食らってしまいました。
『この音だったらどこかで聴いたことがある良い音の範疇でしかないから、ローゼンクランツの名前で出す意味が全くない!』とまで言われる始末。
楽勝ムードで試合を進めていたのに、9回裏に同点に追いつかれサヨナラの危機を迎えたような心境です。
物事は全て物理現象。どこかにそうなった原因があるはず。一つずつ詰めて行けば必ず答えは出るものです。
明日はその組んだスピーカーとマランツのアンプを持ってヴォルケーノさんのところまで原因探しに行ってきます。
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