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第六回 三次元スピーカー



 大変お待たせ致しました

 開発に時間を掛けたというのか?、掛かってしまったというのが本音なのか?。いずれにしても着手してから丸々1年の月日が経ちました。思い起こせば色々な問題が発生し、幾度となく危機にも直面しましたが、やっとの思いでぎりぎり年内発売の運びとなりそうです。


 夏のオーディオワールドのイベント時には、予価ながらペアーで80,000円という値段発表をしました。納期遅れというご迷惑を掛けながらも結構な数の予約も入り、今のところは、曲がりなりにも順調に進みつつあります。楽しみに待って下さっている方々には、あらためてこの紙面をお借りしてお詫び申し上げます。

 ここまで時間を要した最大の理由はスピーカーユニット選びでした。何種類か試した中で最終的に気に入ったユニットがオーダーメードだったのです。それもミニマムオーダーで2,000個というべらぼうな数量を吹っかけてきたのです。粘り強い交渉の結果、何とか1,000個で引き受けてくれるところまでこぎつけるのに、それでも数ヶ月も掛かってしまいました。

 8万円という金額が安くもなく、高くもない買い頃の値段ではと思ってのことでしたが、初期投資があまりにも大きい金額になりますので、資金運用も潤沢にしなければなりません。音も良いが、常識破りの安値設定によるところの大きいベストセラースピーカー=アッシャー520の成功例もあることから、思い切って安い値段にしようと土壇場で価格の見直しが図られたのです。

 ● 量産モデルと拘りモデルの2本立て

 その価格は何と!58,000円です。

 当初のテーマは安くて音楽性豊かなスピーカーの開発でした。その原点に立ち返り、利益度外視に近くても沢山の方に買って頂きやすいようにすることです。しかし、肝心の音が魅力のないものになってしまったのでは元も子もありません。

 ● 当初の開発のコンセプト

  a.. 卓上に置けるぐらいで手の平に載るサイズ
  b.. 24時間聞いていても飽きない音 
  c.. オーディオ的というよりも音楽性を重視した音作り
  d.. シンプルなフルレンジユニットを使用
  e.. 誰でもが買いやすい値段である事

 量産モデルとはいえ決して手は抜きません

 三次元方向への音の広がりを実現する為には、最低でもユニットのエネルギーの方向管理と内部配線の方向性は勿論のこと、線材のカイザー寸法の長さや最高品質の8N銅の素の能力は落とすことは出来ません。量産モデルとはいえ、上記の条件は満たす為に私貝崎自らチェックした物を中国に送っての組み立て生産となります。

 拘りのカイザーバージョン

 この度の三次元スピーカーはカイザーサウンドのノウハウの全てと執念を掛けて開発した物ですから、私のたっての願いも聞いてもらうようにしました。そうです!こだわりの作品として「カイザーバージョン」も100,000円で発売します。

 カイザーサウンドの特徴である生命感あふれる音と、流れるような美しい音楽を満喫して頂けます。

 ・ マグネットのエネルギーの方向管理

 ・ 左右6個のユニットの適材適所をチェック

 ・ 24本のネジの音の流れの序列を決めた上で加速度組み立て

 ・ 内部配線は生まれた順番(裁断した順)を意味する戸籍簿管理

 ここまで拘ると音楽家が意図する喜怒哀楽の全てが理解出来るようになりますので音楽が聴き手の魂に直撃します。

 その効果は、螺旋階段を上るように内から外に広がる完璧なステレオイメージを実現。もちろんフルレンジユニットですから生々しいボーカルは特筆ものですからライブ演奏は得意とするところです。天井の高いホールで録音されたソフトなどは特に長所が出ます。オペラ良し、シンフォニー良し、コーラス最高!。

 DVDで映画を楽しむのもご機嫌です。三次元スピーカーのカイザーウェーブに乗せたセッティングさえ上手くして頂ければ、配線のわずらわしいリアースピーカーは必要ありません。サブウーハーを足して貰えればそれは凄い臨場感と迫力あるAVシステムが完成です。

 特に三次元スピーカーの最大の特徴はセンタースピーカーまでも不要なのです。左右スピーカーの内側に120度の角度で配された2個のユニットでダイレクトに中央に音像を作り出しますので定位はピカ一です。

 「カイザーウェーブセッティング」とは?。

 157.5ミリの長さの中に必ず音楽が心地よく響くポイントがありますので少しずつずらして見つけ出してください。厳密には52.5ミリ毎の3ヶ所あります。何度も試みているとコツが分かってきますので分からない時は時間を空けたり、日にちをおいてやってみてください。

 先で徐々に広がる楽しみ

 オーディオワールドの会場で聴かれた方もあると思いますが、高橋和正さんのご協力を得て出来た低音増強回路をオプションで発売いたします。決して高い物ではありませんので楽しみにしていてください。現在音決め中です。

 

 スピーカースタンドもオプションとして開発中です。何度かデモンストレーションの時に使用しておりましたマイクスタンドを利用しての物です。これは高さ調整が出来るので前後、左右、上下の三方向の「カイザーウェーブセッティング」が可能となります。その時の音は部屋の空気を最大限効率よく動かしますので、凄い音楽空間が誕生します。これも楽しみにしていて下さい。



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