Edition Mは私自身、
大のお気に入りヘッドホンだ!
そのモディファイ依頼が入った!
これで3台目なのだが、
我が事のように嬉しいのは何故だろう・・・
音楽の真の喜びを知って欲しい!
そんな感動の共有を願っているからだと思う・・・
Edition Mの最大の長所は、
何も大した事はしていない!
そこが好結果に繋がっている!
特にハウジングの振動の抜けが良い!
これは、結果オーライだったのだろう・・・
でないとすると、このMのデザイナーは、
とんでもない天才だと言える。
そうでない証拠はやはり、
付属のケーブルが物語っている。
ケーブルは、”おまけ”!?
との考えなのだろうか・・・
素材と形状が良いから、
振動がスムーズに全方位に放出される!
ライトウェイトスポーツカーの、
俊敏な走りに似ている!
ただ、付属のケーブルはお粗末で、
全く使い物にならない事を、
承知しておくと良いだろう。
お勧めというより必携と言いたいのが、
ローゼンクランツのリケーブル。
HP-RbBgが一押し!
80,000円(本体価格)
http://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000079293/
では、そのモディファイ工程をご覧頂こう!
①
Edition Mの二つ目の問題は、
ケーブルの差し込み口の端子が動いて、
カタカタと耳元で音がする。
ローゼンクランツの薄いロゴシールを、
適度な大きさに切って、
その隙間を埋めてやると、
ピタリ!と治まった。
②
解体する過程で分かった事だが、
イヤーパッドを左右入れ替える事にしよう。
やる度に色々な事に気がつくのだ。
③
次がモディファイの主役である。
微妙に不揃いな左右のエネルギーを、
何を使ってどう矯正するかだ!?
先ずはユニットアッセンブルを左右入れ替えた。
ユニットの方向性も然る事ながら、
バッフルその物の響きの方向性も影響大である。
車のショックアブソーバー用として、
開発したAuto Rosenの、
インシュレーター(Hydro8)を使うのだ!
このページに”オーディオアスリート”というタイトルで、
ショックアブソーバーインシュレーターを取り上げている。
http://www.rosenkranz-jp.com/View/audio_athlete/analog50_152-155_7.pdf
スピーカーのマグネットに、
接着力の強い両面テープで貼るのである。
左右のスピーカーが動かす、
気流の位相合わせがその目的だ!
このインシュレーターには、
振動の抜けて行く方向を示す、
Aの刻印が特徴である。
これが強力な威力を発揮する!
物性の方向性が生み出す、
エネルギー研究の先駆けとして、
カイザーサウンドは常に、
オーディオ業界を牽引して来た。
④
次は内圧のコントロールだ!
Sound Desined by Rosenkranz
この、ゴールドシールで調整する。
パーカッションのアタック音が明確となる。
リズムとビートがピタリと揃うのだ!
⑤
ユニットと一体のパネルを止めてある、
ネジの適正配置とトルクコントロールで完了!
メロディー、抑揚、ビブラート等・・・
美しい調和が生まれるのである!
これにてEdition Mのモディファイ完了!
最後の念押しにもう一言!
Edition MとHP-RbBgは最高のカップルだ!
ヘッドホンモディファイに関する問い合わせ質問は、
貝崎静雄まで遠慮なくどうぞ!
090-2802-6002
info@rosenkranz-jp.com