Finalのヘッドホンモディファイ(SONOROUS Ⅵ)

Finalのヘッドホンモディファイ。

SONOROUS Ⅵ
http://final-audio-design-directshop.com/fs/final/FI-SO6BD3

随所に拘りが見える。

SONOROUS Ⅵ

ずっしりとした手応えだ。

頭や耳の形状にもよるだろうが、

長時間聴いた時のストレスはどうなのだろう・・・

バッフルはプラスナベネジ4点止めだ。

裏側の写真を撮り忘れたが、

ユニットは外周全域にボンドで止めてあった。

 

また、構造上ユニットを取り付けてある、

パネルの向きの変更は出来ない。

ユニットのエネルギーの方向が、

左右でかなり違っていた。

 

もう一つ音がしっくり来ない・・・?

感覚の鋭い人はそんな疑問を投げかける。

この製品に限った事ではない!

モノ作りの限界であり、

感覚で調整出来ない限界なのだ。

しかし、ひとたび調和の取れた音を知ると、

まるで、そこで演奏しているかのような、

リアリティーが誕生するのである。

 

カイザーサウンドがセッティングした、

音の醍醐味を味わって欲しい!

今回の依頼者宅のステレオの調整も、

何度もさせて頂いている。

 

さて、今回のモディファイはどうしよう!

ユニットの背面のパネルに、

Hydro8のインシュレーターを、

強力な両面テープで貼って解決を図る事にした。

既に色々なヘッドホンで成功を収めているから安心だ。

振動の抜ける方向に向けて切り込みを入れるのだ。

中心に重心が出来る事によって、

安定した低音が得られると共に、

音がしなるように走るから、

音楽に躍動感が生まれるのである。

 

見るからに良い音がしそうだ!

元々振動の相性が抜群な、

エコブラス(シリコン入り真鍮)とアルミであるが、

その両者の直径比率がこれ又素晴らしい。

方向性を示すAの刻印が誇らしげだ!

勿論パネルを止めてある、

ネジの加速度組立も万全に行う。

それにしてもこのSONOROUS Ⅵは、

お金と手間が掛かっている。

良い予感がして来た!

最後にイヤーパッドを取り付けて完了!

本体のモディファイは申し分ない出来となった!

付属のケーブルに関しては、

腰高で芯が無いのでリケーブルしたかったが、

特殊プラグの為断念せざるを得ない。

しからばと、先端に音のタイミングを整える、

アタッチメントを繋ぐ方法で改善を図ったところ、

期待以上の結果が得られた。

 

赤いネットのHP-ATR1(30,000円)を使った。