Edition15用リケーブルが完成

Edition15専用リケーブルが完成した。
LEMO端子でリケーブルを作るのは初めてだ。
分解してみてその精巧さに驚いた。

Rosen Octangleが出来上がりを待つだけだ。
まだまだ一か月待ちの状態が続いている。

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40年ほど前に彗星の如く現れたアンプ。
マークレビンソンは衝撃的だった。
そのレビンソンが初めて採用した端子がLEMOだ。

端子一つにも驚かされるのだから、
やはり彼は並みの人間ではない。

さて、今回の専用ケーブルだが、
次世代のハイエンドリケーブルの、
開発実験を兼ねて取り組んだ珍しいケースである。

それは施主にもその旨を、
承諾して貰った上でトライした。


今回のケーブルには二つの特徴がある。
一番の特徴は左右の配色だ。

左チャンネルが「黄と黒」。
それは注意喚起の色としてよく使われる。
即ち目立ちやすいハッキリした配色だ。

右チャンネルはというと、「赤と緑」。
これまたコントラストと鮮やかさの、
両立という点では一番の配色である。
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何故この配色になったかというと、
ベールに包まれたような、
ハッキリしない鳴り方をしていたからだ。

それ位明瞭且つ鮮明感が必要だと思った。
その狙いは見事に当たった。

元がそうであったから明る過ぎたり、
派手過ぎたりといった事は無い。
とても良いバランスに収まった。

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二つ目の特徴が5芯ケーブルの採用だ。
白は防振材としてのみの働きで、
音楽信号は通っていない。

5色の中で白をダミーとしたのが、
成功への道標となった。
その結果、高いS/Nが確保出来た。
勿論ヘッドホンの素の力あっての賜物だ。

今回の5芯構造というのは、
ローゼンクランツでは初めての試みだ。
近い将来受注方式の製品となって、
お目見えする事になるかもしれない。


今は音響核Rosen Rectangleが、
出来上がって来るのを待っている。
それを装着したら完成だ。

既にその音は確認済みである。
素晴らしいヘッドホンに生まれ変わった。
今大太鼓の音をテストで聴いているが、
かなり生音に近い鳴り方になって来ている。

オリジナル状態とはまるっきり違う世界に突入した。
これこそがEdition15の本来の音だろう。
そう確信する音だ。

何故かというと無い音は出ないからだ。
私が今この音を引き出せたという事は、
それが出たくて出た音だと受け止めている。


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超ワイドレンジサウンドを奏で始めた。
微細レベルなピアニシモがかき消されていたのだろう・・・
音色の中に演奏者の心まで見えるようだ。

左右の僅かな音の違いが出てしまうほど、
半端ではない優秀なユニットである。
トルクコントロールも数回取り直した。

その度に左右の音圧エネルギーが揃って来るのが、
手に取るように判るレベルにまで化けた。
構成する各部材の出来は出色だ。


銭の取れる音になって来た。
組み立てと調律によって、
雲泥の差が出るヘッドホンと診た。

マエストロ級の腕の私が組み立てると、
世界一級の音に変身する。

オーディオとは恐ろしいものである!


この魂のサウンドを引き出せるのは、
カイザーサウンドしかないだろう。

気になる方は是非託して欲しい。
頬擦りしたくなるようなヘッドホンに、
変身させる事を約束します。


和音式四肢加速度組み立てという、
車の足回りの研究を北志賀で行っている。
その成果が見事に花開き始めた。

莫大な投資をしているが、
今は赤字を垂れ流している状態だ。
とは言え、間接的でもオーディオの方に、
フィードバック出来ているのは大きい。

こんなに素晴らしい音楽を創作出来るのも、
Auto Rosenのお陰かもしれない。
オーディオアスリートの面目躍如である。