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----- Original Message ----- From: "Y.M" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Sunday, August 15, 2004 8:34 PM Subject: 御礼 貝崎 様 早速の作業ありがとうございました。 本日、受け取りました。 お願いする前と同じ状態(セッティング)に戻し、何曲か聴いてみました。 最初の一曲で笑みが出てしまいました。 「まいったなぁ〜」という感じでした。 実は加速度組立ての効果を疑っていたわけではないのですが、 効果の大きさについてはどうだろう?という気持ちだったので、 より明瞭・精細で柔らかさの増したナチュラルな音には......やられました。 RK2-PA01のポテンシャルをしっかり出せるよう、 セッティングを詰めて行きたいと思います。 簡単ですが、御礼かたがたご報告まで。 ありがとうございました。 Y.M |
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----- Original Message ----- From: "N.O" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Tuesday, July 06, 2004 11:33 PM Subject: 加速度組み立てモディファイ 貝崎様 早々にモディファイ(加速度組み立て)いただき、ありがとうございます。 本日受け取りました。 音の立ち上がり、広がり、解像度、押し出し感、 いずれも第一弾モディファイを大きく上回っていると聞きました。 そして、表現力・・・ 聴きながら目頭が熱くなるような瞬間があったことを正直に告白いたします。 そしてBOSSはこれからじっくりと聴かせて頂きます。 短時間で私に使いこなせるようなものではありません。 取り急ぎ、受け取りのご連絡と、所感まで。 乱文ご容赦ください。 N.O |
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----- Original Message ----- From: "H.F" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Sunday, June 06, 2004 9:25 AM Subject: Re: 商品発送のご案内 貝崎 様 マランツPA01のモデファイありがとうございました。 昨日、無事に商品届きました。 私はピュアオーディオのマニアではありませんが、ミニコンからステップアップしようと量販店で話しを聞くとデノンとかラックスを勧められて、普通の人はデノンを買っていくということでした。 カーオーディオで出入りしている、オーディオショップでホームオーディオの話をしていると、『マランツPM-14の金額を出すぐらいなら、見た目は悪いけど音はPA01の方が断然いいよと』言われました。ということで、PA01を購入したわけですが、全く素人の為、ご期待どおりの感想が言えるかどうか不安ですが、私なりに感じた事を述べさせていただきます。 商品が届いて早速鳴らしました。 最初は「えっ?」と思いました。 「こんなもの?」違和感がありました。 期待していたほど音がクリアーじゃないんです。 それどころか濁ってる感じがしました。 それが30分ぐらい鳴らしていると、音が澄んできました。 そして鳴らせば鳴らすほど聞き易くなっていきます。 感想ですが、音圧がすごくあるように感じました。 ノーマルはこんなに音圧があったかな?って言うぐらいあります。 ボリュームは殆ど動かしていないのに全然違うってことです。 それに、低音がよく鳴るようになっています。 キレがありスピード感が増しました。 上手い表現ができませんが、ボーカルの息づかいまで聞こえてきます。 細かい音まで聞こえるようになりました。 素人ながらにこの様に感じました。 この度はありがとうございました。 また、機会があればお願いします。 H.F |
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マランツの社内で何があったのでしょう?、マランツプロの製品がマランツの本体から切り離される事になりました。今後の販売は過去にマランツの社員であった自営業者を通して卸される事になります。 マランツ側の営業コストはゼロになった代わりに、全国でも二人か三人体制になるので今までのようなマメな営業は出来なくなるでしょう。自ずと販売店の数も絞られ、それに伴ってそれぞれが利益を出さなければならないでしょうから、以前ほどの値段の崩れは無くなると思います。 ひどい時は15万円のPA01が3割引ぐらいで販売されていた事がありましたが、今後は卸値がそこら前後ですから多くの値引きは期待できないはずです。そうなったとすると、一体物の値段というものは何が根拠になっているのだろうと考えさせられます。 マクドナルドのハンバーガーが示すように、一度値を下げたら元に戻すのは大変難しいものです。信用を築き上げるには何十年も掛かりますが失うのは一瞬です。今の時代は企業にモラルが強く求められております。 折角良い製品を作ったのですから、今までと変わらず愛して貰えるようにあって欲しいものです。 |
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----- Original Message ----- From: "Y.M" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Saturday, March 13, 2004 11:25 PM Subject: RK-PA01には参りっぱなしです 貝崎 様 昨年12月にPA01をモディファイしていただいた東京のMです。 RK-PA01には参りっぱなしです。 環境が違うので直接比較は無理があると思いますが、 その後何度か販売店で高級アンプ(販価の高いアンプ)を聞く機会があったのですが、 それらとは次元が異なっているように感じています。 上手く言えませんが、S/Nやワイドレンジと言った性能の音では無く、 非常に自然に音楽を紡いでくれるアンプだと思います。 同時に購入したカーザーゲージでスピーカーポジションとSPケーブル長の調整も行いました。 これで、一層自然な感じが増しました。 ありがとうございました。 さて本題ですが、PB-BABY(ECO)7個をお願いしようと考えております。 見積りと納期の確認を宜しくお願い致します。 |
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使いこなしの面で最近ふと気がついた事がありますので、 RK-PA01オーナーの皆さんにお知らせ致します。 入力セレクターですが、音の良い順番は、 3が一番良く⇒次に2⇒1が良くありません。 ちなみにXLRはどうかといいますと、2より良く、3の次になります。 どうぞ、お試し下さい。 |
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----- Original Message ----- From: "Y.M" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Saturday, November 29, 2003 12:50 AM Subject: マランツPA-01のモディファイについて こんにちわ。 始めまして。東京のY.Mと申します。 ローゼンクランツ(カイザーサウンド)のホームページは何時も楽しく拝見させていただいております。約2年前からPA-01を愛用しておりますが、貴社のモディファイメニューをお願いできますでしょうか? 実はモディファイに関しては躊躇していた部分があったのですが、貴ホームページで拝見したネジの違いのお話を拝見し、お願いしようと考えました。あの考え方は基本的に正しいと思っていますが、ある程度大きなメーカでは考えないことだと思います。 オーディオ機器への具体的な影響力については私には良く分かりませんが、違いが出る可能性は否定できないものだと思っています。そのためにJISやISOとかの規格があり、その範囲内であれば大きな差は無く品質は保証されるという考えになるわけですが、(これは安定した品質の物を供給するために必要な考え方であり、保証の基本となるものではあるのですが)決して差が無い分けではではありません。 貴兄はその点に焦点を当てられて、パーツを吟味し最高のパフォーマンスを発揮させようと考えられているように感じております。各パーツを吟味することやバランスを取ることは機械の性能向上のポイントの一つであり、効果は大きいと考えております。 勝手なことを長々と書きましたが、モディファイを宜しくお願い致します。 可能であれば費用、納期、送付先等を連絡いただければ幸いです。 併せてカイザーゲージもお願いしたいと思っております。 |
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----- Original Message ----- From: "N.O" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Thursday, October 23, 2003 1:27 AM Subject: すごいアンプです 貝崎様 本日RK-PA01を受け取りました。 早速、聴かせていただきましたが、うわさにたがわぬすごいアンプです。 まさにスピーカーが全身で歌っています。 僕は、球からの乗換え組みですが、 球とか石とか、そういう次元の問題ではありませんね。 まだ、ポンと置いただけなのにこの調子です。 もちろん、ナイアガラJr.やローゼンクランツのインシュレータ―があってこその話なのでしょうが・・・ 最後になりましたが、カイザーゲージ使わせて頂いてます。 そうそう、忘れていましたが、ラックの空いた棚へ置いてみました。カイザーゲージを・・・ 変わるんですねえ〜表現が深くなるんです!。 こればかりは、どこか釈然としませんが、でも事実です。 恐れ入りました。 N.O |
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PA-01が発売されて2年が経とうとしております。巷では一時期ブームのような売れ方をしたのが嘘のようだと言います。世間の関心が薄くなると、一般の店頭ではそれと同じようにトーンダウンして行くのです。 つまり、売れている間だけ良い商品であるかのような振る舞いは避けなければなりません。従って、音が良いから薦めるといった感覚はほとんど見受けられません。ここらあたりにも消費者から見透かされる原因があるのではないかと思ったりします。 私の場合は、その商品の良さに対して自信と確信を持っていますから、案内する力がそう簡単に萎える事はありません。ですから今でも、問い合わせ、売り上げ共にむしろ増えた感さえあるのです。 派手な売れ方は必要ありません。地味ながらコンスタントに売れて行く事が重要なのです。つまり、いつまでも長く大切に使いたいと思ってもらえるような、モノ作りであり、販売の姿勢が大切ではないでしょうか。 ニュートラル性の高いPA01はそれだけの価値のあるアンプです!。 |
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----- Original Message ----- From: Y.I To: info@rosenkranz-jp.com Sent: Thursday, July 03, 2003 5:14 PM Subject: RK-PA01の素晴らしさ 貝崎静雄 様 RK-PA01はもうすっかり私の生活必需品です。普段、服と言えばSINACOVA、眼鏡と言えばAirzeのBALANCE002、シューズならNewBalanceのNo.1400と決まっているようなもので、アンプといえばこれに決まりです。 特に自己主張することはなく、かと言って出し惜しみもせず、ただ音楽これのみをありのままに展開してくれるアンプだから、毎日付き合っても飽きが来ない。とにかく耳に馴染んで気持ちがいい。 以前、試聴機をお借りしたときは、すごい音だと激賞を顕にしましたが、今こうしてわが愛機としてオーディオ・システムに組み込んでみると、すごい音というのは表現間違いで、日常感覚の音、普段着感覚の音と訂正しなくてはなりません。毎日飽きもせず、味噌汁を啜り、ご飯を食べ、お茶を飲む、そういう感覚に似ています。 5月下旬に出張した折、弟宅に立ち寄る機会があり、しばらく弟とオーディオ談義をしました。弟もRK-PA01をシステムに導入しており、PMCのスピーカーFB1から繰り出される低音の力強さと豊かさに驚いたのですが、ふと、音楽が鳴り止んでみると、ブーンという唸り音が聞こえていました。RK-PA01の中からでした。これが例のトランスの唸り音なのか・・・。出張から戻るとさっそく、わが愛機も唸るのだろうかと、毎日、様子をみていますが、今日で一と月半、今のところまだ一度も唸りません。試聴機をお借りしたときも唸りませんでした。どういったはずみで唸るのか、それだけがこのアンプに対して抱く疑問です。 RK-PA01とPB-DADDYの連携プレーにはもはや何をか言わんやです。このアンプもまた、正しい方向を指し示してくれるので、私の眼は前を向くことが出来ます。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 |
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----- Original Message ----- From:I To: info@rosenkranz-jp.com Sent: Saturday, January 11, 2003 4:43 PM Subject: RK-PA01を試聴して 貝崎静雄 様 本日、PA-01の試聴機を宅急便に出しました。ご指定の12日の午前中にそちらへ到着いたします。長いことお借りして、本当にどうもありがとうございました。弟ともども、試聴できましたこと、また、新たな愛機にめぐりあえましたこと、心より感謝申し上げます。いずれ、春先になりますが、購入させていただきますので、そのときはよろしくお願いします。 ここに、感謝の気持ちを込めて感想文をお送りします。文中、不適切な表現がありましたら、どうぞお許しください。 PA01モディファイの試聴機がやって来た。 はやる気持ちを抑えて梱包をとき、蛍光灯の下に置く。 な、なんだ、これは・・・。チャチな作りだなあ。ガックリ。 シャーシをノックしてみる。 うわ、なんちゅう安っぽい音。 黒くて、内部がスケスケのベコベコだ。 見て、フロントの電源スイッチ。 なにこれ!?笑ってしまった。 このタイプのスイッチならどこかで見たぞ。 ・・・思い出しましてございます、それは我が家の便所のスイッチじゃないか。 あいつは白かったが、こいつは黒い。 これがアンプのスイッチとはねぇ。 それから、ノブ。2つしかついてない。 セレクターとヴォリュームだけ。 見て、このノブの指標。 ダイヤモンドチップ付きの丸ノコか何かで切れ込みを入れただけだよ。 これがPROFESSIONALというものなのか。 はっきり言って、ダサイ。 これでは、わが、マランツPM-14の方に軍配が上がろうというものだ。やっぱ兄機だもンな。その兄機PM-14を外し、弟機PA01に換える。スピーカーケーブルとピンケーブルをつないで、いざスイッチON!青い光がピカピカピカピ〜ンでアイドリング開始。 音出しはまだだ。しばし待とう。その間に、取り寄せたばかりのPB-DADDYで念入りにセッティングをしておくとするか。準備完了。・・・つくづく外見の悪いアンプだ。PB-DADDYも、もっとオシャレでカッコイイ高級機を乗せてもらいたいだろうに。 ますます不安になってくる。(ノック2回)おい、俺がどんな音を欲しがっているか分かっているのか。しかし、カイザーさんは100万円以下なら文句なしにナンバー・ワンだと言っていた。 DADDYのマイルドで腰のある響き、PB-JRU(H)での度肝を抜かれた体験、『カイザー・サウンド』でかかえたナイアガラの重さ・・・よもや隊長のお言葉にウソ偽りはあるまい。 そして静かに鬼太鼓座の『富嶽百景』をCDプレーヤーに乗せた。鳴った。初めは違いがよく分からなかった。PM-14もPA01も同じマランツである。同じ傾向の音だと思った。 が、数分たって、何かが吹っ切れた。 途端、なんというエネルギッシュな表情!。 ヴォリュームをそれほど上げていないのに音がこちらへ目掛けて飛んでくること!。 一音一音が熱いメッセージを持っている。 ピンボケしていない。 華奢だった低域が少し逞しくなった。 そして、何より、気持ちがいい。 B&WのN804からこんな御機嫌なサウンドが出てくるとは思わなかった。 嬉しくなったが、しばらく落ち着いてられなくなった。 じゃあ、第3曲「富嶽百景」の太鼓の桴のぶつかり合いは?。 ---目から星が出そうなほどの炸裂ぶり。 その響きが彼方へと消えていく。 荒っぽいほどの生気。熱気。 じゃあ、第5曲「三国」の三味線パワーは?。 ---三味線の撥のキレの良いことと言ったら!ピシピシ来る。身を打たれるようだ。 そうして、ライムソーダみたいにスカ〜ッと爽快。 ぶっ飛びのスピード感だ。 じゃあ、CDをかえて、チャイコフスキー『1812年』の1775年製ブロンズ・キャノンは?。 ---キャノン砲の砲声がブレてない!。 細身のN804だからスケールの大きさとパワーは今一つだが、音の芯をよく捉えている。 じゃあ、ベートーヴェン『ウェリントンの勝利』の金管の強奏は?。 ---青空をぶち抜くような、破綻のない高域の伸び。 ウオ、天にも昇る気持ち!。 金管なのに金属的でない濃密な響き。 楽器の音とは思えない。 じゃあ、HOLLY VALANCEの『KISS KISS』冒頭の「んまっ!」というKissの音は?。 ---彼女の唇の肉厚や、動きまでわかりそうなリップノイズだ。 したたかな表現だこと。 じゃあ、民族音楽『ブルンジの大いなる響き』第1曲「イナンガの伴奏による囁き歌」は?。 ---酋長と思しき男のハスキーボイスのなんたるリアリティ!。 そして、その男の息づかいの不気味なこと。 口臭まで臭ってきそうだ。 PM-14は完全にやられた。 PA01は生意気だ!ノックしてやった。 クールな二枚目はホットな三枚目に負けるということか。 お正月休みに弟が戻ってきた。弟は、最近、映像用のスクリーンを購入したらしい。次にプロジェクターを買うのだと言っていた。弟は私よりもずっと前から、カイザーさんを知っており、PA01モディファイに好奇の目を向けていたが、実際にはまだ聴いたことがなかった。 そこで準備万端、「PA01があるぞ。聴いてみないか?」と弟を誘い、例の『富嶽百景』をかけた。すぐにPA01の実力が分かったらしく、「たまらんのう」とつぶやいた。 やはり、私と同じく、いろいろなCDをかけ始め、オーケストラの響き、ヴァイオリンの音色、ピアノの打音、コーラスのハーモニーなどを聴き終わって、一言「迷わすのう。」どうやら、プロジェクターを買う意志がぐらついてきたらしい。 次の日、両親にも聴かせた。セリーヌ・ディオン、鬼太鼓座『怒涛万里』、ストラヴィンスキー『春の祭典』、フラメンコなどである。父は「すぐそこで演奏しているような」と言い、母は「のどまめまで聞こえる」、「気持ちまで伝わってくる」、「全然うるさくない」と言った。 “うるさくない”は、弟が音質を判断する際の最初のチェック事項である。私はフラメンコの足音を聴いていて、靴とステージの間でホコリが光に舞っているような錯覚を覚えた。 そして、弟が最後にかけた宇多田ヒカルの『SAKURAドロップス』が吐く息のリアルなこと。宇多田ヒカルが中腰になってリズミカルに歌っている様が見えるようだ。 とうとう弟が叫んだ。「くそ〜!こうなったら意地でもPA01を買うぞ!」「じゃあプロジェクターは?」「それも買う!」そして、カミさんに手を合わせておねだりをしていた。 私もすっかりPA01モディファイが好きになってしまった。正直のところ、N804も、良きパートナーを得て大喜びなのではあるまいか。全く、N804のためにあるアンプとしか思えないのだ。 シャーシがスケスケでベコベコなのは、コストをかけずに熱をうまく逃がすための方法であり、ノブが2つだけなのは、余計な回路を省いてひたすら高音質を追求した結果なのだ。 また、その便所のスイッチのほうがONにしたぞという実感がわく。それに、私は日ごろ、部屋を真っ暗にしたり、ブラックライトを点けたりして聴いている。そのほうがステレオ装置の存在を忘れて音楽に集中できるからだ。 そうして大切なイメージが闇に投影されていく。そんな状態であれば、アンプの形がどうなっていようと構わない。音楽も暗闇でこそ味がわかるというものだ。 暗闇に映えるPA01のブルーの光。なかなか風情がある。 今、心をオニにして、試聴機を返却した。今ごろN804はすっかり元気をなくして部屋でさびしく佇んでいることだろうな。春先までの辛抱だからね。ちょっとだけ、もうちょっとだけだから、兄機で我慢しててね。 カイザーさんも罪だなあ。 |
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----- Original Message ----- From: "S.I" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Sunday, January 05, 2003 11:11 PM Subject: PA-01 試聴の感想について こんにちは、I の弟です。この度は、試聴機RK-PA01御貸し頂きありがとうございます。まあ、私の兄が借りたのですが、ちょうど実家に帰る機会がありましたので、兄の部屋での試聴となりました。正直いって私は、このアンプでショックを受けました。 兄の主な機器としては、マランツPM14、ノーチラス804、ビクターXL-Z999EXで、アンプとCDプレーヤーにPB-DADDY、スピーカーにPB-JRU(H)を使用していました。以前は、PBは何も使用していなかったので、変化が有るだろうと思って聴いてみましたところ、くせのない音に変化していました。 しかし、この時点では私の持つ機器よりもいい音とは思いませんでした。次に、PM-14をRK-PA01に変えての試聴を行いました。演奏が始まって2,3秒で私は、ショックを受けました。どうショックを受けたか、これから述べたいと思います。 1、ローゼンクランツの音”RK-PA-01”は、遠くの1点を見つめている。 瞬時にそう感じました。私は、学生時代合気道をやっていました。それこそ1日中そのことばかり考えていました。それがきっかけで数多くの名人に実際に技を学ぶことができました。 その中の一つに、”合気道の目付け”について教わったことがあります。実際相手は1対1だけでなく、1対多人数ですから、全体と一人一人を詳細に見る事ができなければ、たちまちのうちにやられてしまいます。 合気道開祖の言葉に、 「相手の目を見てはいけない」。 「相手の剣を見てはいけない」。 「相手を見てはいけない」。 という言葉があります。では、どこを見るのか?。はるか遠くの1点です。この目付けで街を歩けば、全体かつ詳細すべてが見えます。ローゼンクランツの音を聴いた時も正にこの目付けだと感じました。 これこそ名人の目だと。聴き始めてすぐわかるのは、高域の独特のエネルギー。それがこちらへ飛んできます。このエネルギーは、私のシステムCECのベルト式プレーヤーにスタビライザーSTB-51をつけた時のものと性格は、同一でした。しかしRK-PA01は、さらに強力でした。しかも音量を大きくしなくても、等身大の生き生きとした演奏を感じることができます。 2、ローゼンクランツの音は、合気道における”呼吸力”を持っている。 呼吸力とは、体の個々の力が集中して生まれる強大な力。合気道修練者は、これを求め、日々修行します。呼吸力なしの合気道は、ただの人を痛めつける柔術にすぎません。呼吸力は単に練習だけでは、掴めません。感性、素質も十分に必要です。名人と呼ばれる人はこの呼吸力をもっているからこそ高齢になっても神技が出せるのです。自我で腕や足等の力などいくら鍛えても深遠な合気の世界には、到達できないでしょう。 私が今まで聴いたアンプ等の表現力は、解像度がどうだの、低域がどうだの、そればかりとらわれ本来の力が出ていないようにさえ思えてきます。 3、私の悩みが喜びと希望でわくわくするようになった。 当初より私が求めていたのは、よくブラスバンドの行進、結婚式で合唱団が歌うとき等に感じる生きた音楽。それでいて、等身大の表現はできないのかというものでした。しかし、あるA社を除いては、どれもこれもべらぼうに高価な上、うるさい音でした。 キャッチフレーズは、空気感まで表現するだの、気品のある音だのとうたっていましたが、一度も鳥肌が立つような感動を覚えたためしがありませんでした。それよりはと思い、A社の機器を購入しました。その音は、確かに聴き易く音楽も感じましたが、なにか全然熱くなれません。 「なぜだ?」。そのとき丁度ステレオサウンドの本で、ローゼンクランツの記事を見つけました。「これじゃー!」と思い電話したところ、まさか、社長じきじきにお話とは変ったとこだと思いました。初心者の私にもわかり易く教えて頂きました。そこでスパイクとPB-JR.とSTB-51を購入することとなりました。 その効果は大きかったのですが、私は、まだ熱くなれませんでした。その時、貝崎さんは謙虚にも私の悩みに、スピーカーを能率の高いものにと指導くださったのですが、まだ買って1年にも満たなかったので、いくらなんでもーと思い、今思えば、その時なぜPA-01を薦めてくださらなっかたのだろうかと。 私は、このモディファイPA-01に一目惚れしたんです。これなしではもう音楽を聴く気がしません。今茨城に帰って、自分のオーディオシステムを聴きましたが、もう、一度ほれたら何も見えなくなる・・・、恋は盲目である・・・、あとは妻を説得するしかない・・・。購入を許してくれるだろうか?、ちなみに兄もひとめぼれしたらしく、「あー、返却しとーないのう」といっています。久々の感動どうもありがとうございました。 |
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----- Original Message ----- From:<info@rosenkranz-jp.com> To: "I " Sent: Monday, January 6, 2003 18:20 PM Subject: Re:PA-01試聴の感想について I 様 茨城に帰られて早々に試聴のご感想を頂き有難うございます。それも、合気道の極意に関係するような例えに重ねてのレポートは、今までに無い新鮮なもので大変嬉しく思いました。 肩を揉むなり、掃除をするなり、奥さんを神棚に奉ってでも実現して下さい。いつか、機会がありましたらそちらまで足を伸ばし、お会い出来ることを楽しみにしております。 kaiser sound 貝崎静雄 |
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----- Original Message ----- From: "I " To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Saturday, January 25, 2003 11:31 PM Subject: RKPA-01について こんばんは茨城の I です。今日アンプが届きました。早速3時間くらい聴いています。やはり音はすばらしく、電話で相談した時の詳細部が聴こえないと言ったことは、撤回です。ちゃんと聴こえます。 やはり買って良かったと思いました。しかし、なぜかトランスのうなり音がウーーンと大きいです。試聴機はそういう音はしなかったような気がするのですが?私の家の電源が悪いのか、どういう理由でうなり音が発生するのか、教えて下さい。 |
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----- Original Message ----- From:<info@rosenkranz-jp.com> To: "I " Sent: Sunday, January 26, 2003 10:44 AM Subject: Re:RK-PA-01について I 様 このアンプは元々トランスのうなり音は大きいのです。ただ、一つ一つに多少のバラツキはありますが異常ではありません。実はこのトランスのうなりとこのアンプの開放感ある鳴り方の長所の関係が裏腹にあるのです。 大半のメーカーはこのうなりを嫌い、シリコンやピッチで振動を殺してローノイズにしているのです。そして振動移動がし易いように、数多くのネジでガチガチにシャーシーを固めるような事はしておりません。 また、振動の事ですから置き台等によってもその音の大きさは変わってきます。それゆえに、インシュレーターの性能の良し悪しで音が大きく変わるのがこのアンプの特徴でもあります。 kaiser sound 貝崎静雄 |
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----- Original Message ----- From: T,O To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Tuesday, September 10, 2002 3:08 PM Subject: PA-01のその後について 貝崎様 お久しぶりです。 T.Oです。 PA-01の購入の際は本当にお世話になりました。御社チューンPA-01は現在のところ絶好調で元気に明るく楽しい音色を響かせてくれてます。とりあえずケーブル類はハイエンドホース3.5でまとめてます。JBLが修理中なものですからコンコルド105を繋いでます。 ところがこの安物のスピーカーから信じられないくらいの豊かな音がでてます。このアンプは生きものみたいです。ついに私も音の好みが変わりました。今は御社のジョーダンワッツSPが気になってます。そして思い切ってJBLとサンスイを処分しようかと考えてます。 |
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「この商品は、値段を通して大切に売って行きたいと思っています」。 「プロフェッショナルブランドで音をよく理解してくれる、全国でも限られた数のお店だけにお願いしていくつもりです」。 ご存知マランツのPA-01のことです。 「なるほど、お話の趣旨はよく分りました」。 「音のいいのは私も聴いた瞬間に感じましたので、及ばずながら力を入れて頑張ってみたいと思います」。 このようにマランツの方とお話し、PA-01について詳しいレポートをローゼンクランツのウェブ上で発表していきました。これが、このアンプに火が点いた発端だったと思います。多くの方の目に止まって欲しいと思って、意識して少しオーバー目に誉め過ぎるくらい誉めました。 「この男を日本に置いておくのは”もったいない”」と、私は、アンプを誉めると同時に、人物にもスポットライトを当てました。こうした事は日本では大変珍しく、どの製品を誰が作ったなどということは、話題に上ることなど過去にはありませんでした。 そんな事もあったからでしょうか、その噂はあっという間に全国に広まり、そのアンプを作った鈴木氏は時の人となったのです。私は鈴木氏個人を誉めたのではなく、PA-01を作った人物を誉めたつもしでした。だから、私の真意とするところは、「誰であっても、何であっても、正当に物事を評価する」というのが、その基本にあったのです。 ある人は、彼のことを東洋のマーク・レビンソンと呼んでしまったから、ここらあたりから、ちょっとおかしな雰囲気になってきたように思います。すなわち、ブームになってしまったのです。この件については、私もいくらか反省するところがあると思っています。 話題に上れば、商売人はワッと飛び付くもので、瞬く間に値が崩れてしまったのです。そうした人たちの日頃の口癖は、「何かいい物ない?」、「何か売れる物ない?」です。すなわち、他力本願なのです。これでは物は売れません。販売員という本当の意味の腕を磨くことを忘れ、「どうしたら売れるのか?」と、いうことを考える思考力さえなくなっているのです。こうして、本当に良い物を、売れる為なら何でもするという、何処にでもある物と同じにしてしまったのです。 しかし、ここに来て、また少し違った動きが見え始めています・・・。PA-01に対する質問が、私のところに増えてきたのです。ジックリと検証していない、付け焼刃の説明では物足りないのでしょう。発売以来半年強、これからが、本当の意味でのPA-01の実力が問われるわけです。 |
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----- Original Message ----- From: H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Monday, May 13, 2002 7:32 PM Subject: 貸し出し希望 希望品名 RK-PA01 現在メインシステムとしてLUXMAN M-10を使用しています。数ヶ月前PA01をサブ用に購入しましたが、M-10と比較するとかなり音場が狭く、その点だけが不満です。 RK-PA01ですと音場感は良くなるのでしょうか?モデファイして音場が広くなるようでしたらメイン用にしたいと考えておりますので貸し出し希望します。 よろしくお願い致します。 |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Tuesday, May 14, 2002 4:42 PM Subject: Re: 貸し出し希望 H.S様 お問い合わせありがとうございます。 PA-01に関しましては店頭用だけで、貸し出し試聴機が用意出来ていません。悪しからずご了承くださいませ。 音に関してはご指摘のようなところはあると思います。それと若干元気のいいのが優先して質感の乏しいところも気になるところです。そこらあたりのところを考慮してモディファイしておりますので見事なアンプに仕上がっております。 モディファイされたお客様のレポートを参考にして頂ければとお思います。 有り難うございました。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Tuesday, May 14, 2002 10:31 PM Subject: Re: 貸し出し希望 PA01ですがモデファイで音場感はかなり良くなると考えてよろしいのでしょうか? |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Wednesday, May 15, 2002 12:02 AM Subject: Re: 貸し出し希望 H.S様 はい、そのとおりです。 いいところには更に磨きがかかり、不満なところも解消して、別物のアンプに変身致します。ただこのアンプはシャーシーに振動を上手く逃がしてやる必要があります。そうしてやると、すごい音になります。 その為には、ローゼンクランツのインシュレーターPB-REXU、または、PB-DADDYをお使いいただくことをお薦め致します。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Thursday, May 16, 2002 6:59 PM Subject: Re: 貸し出し希望 こんばんは。H.Sです。 モデファイでかなり良くなりそうですのでモデファイお願いしたいと思います。納期、支払い額、支払い方法をお知らせください。 なおモデファイ後、PB-REXUの貸し出しを希望したいのですがそちらは可能でしょうか? またこちらのインシュレーターはPA01の足の下に使用するものなのでしょうか? それともホディの下に直接入れるものでしょうか? |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Thursday, May 16, 2002 10:29 PM Subject: RK-PA01についてのご案内 H.S様 PA01モディファイのご注文ありがとうございます。 ● 納期につきましては、お預かり期間が約1週間です。 ● PB-REXUの貸し出しは大丈夫です。 ● お薦めの使用方法は、脚を外してシャーシーに直受けです。 PA01モディファイ代金70,000+1,000(送料)×1.05=74,550円 上記代金をご入金お願い致します。 取引銀行 東京三菱銀行 広島支店 普通口座 1178633 カイザーサウンド有限会社 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Thursday, May 23, 2002 12:22 PM Subject: RK-PA01発送のご案内 H.S様 お預かりいたしましたPA01のモディファイが完了いたしましたので、本日福山通運にてお送り致します。 念の為に荷物のお問い合わせ番号を書いておきます。 有り難うございました。 xxx-xxxxx-xxxx --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Friday, May 24, 2002 7:12 PM Subject: 失礼しました H.S様 PB-REXU、本日すぐに手配致します。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Sunday, June 02, 2002 9:02 PM Subject: インシュレーターの件で こんばんは。 PB-REXUお借りしましたH.Sです。 RK-PA01ですが約一週間鳴らし込みましたがかなり満足のいく結果が得られました。 お借りしたPB-REXもいろいろな機器に使用しましたがこちらも私の好みに合うようで、とても良い印象を受けました。 特にCDプレーヤー(VRDS-25XS)に使用した際は高級プレーヤーに交換したかのような音を奏でとても驚きました。 さて、今回は予算の関係でジュニア モデルを購入しようと考えております。 こちらのモデルはスパイク受けモデルが用意されているようですがRK-PA01に使用の場合、純正の足のスパイク+ジュニア、もしくはジュニアをボディ直付けした場合とどちらの方が効果的でしょうか? それからお借りしましたPR-REXUは本日返送しました。 |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Monday, June 03, 2002 1:38 AM Subject: インシュレーターの件で H.S様 PA01のモディファイをお気に召して頂きありがとうございます。 又インシュレーターについても好結果が出た様で先ずは一安心しております。 ローゼンクランツのインシュレーターPB-JRモデルの場合は、純正の脚を外し前2点、後ろ1点で、シャーシーに直受けした方が断然いいです。従ってPB-JRUをお薦め致します。 取引銀行 東京三菱銀行 広島支店 普通口座 1178633 カイザーサウンド有限会社 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From:H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Tuesday, June 04, 2002 10:30 PM Subject: Re: インシュレーターの件で(注文) こんばんは。H.Sです。 それではPB-JRU 6個を注文致します。 セッティングですがPB-REXUをお借りした時は前1後2点でのほうが良い印象を受けましたが、JRの場合は少しかわるのでしょうか? |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Wednesday, June 05, 2002 12:16 AM Subject: ご注文ありがとうございます H.S様 ご注文ありがとうございます。 商品はご入金確認次第お送りさせていただきます。 セッティングについてですが、システム全体によっても変わりますので、最終的には聴感上バランスのよい方にされたらいいと思います。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: H.S To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Wednesday, June 05, 2002 11:41 AM Subject: Re: ご注文ありがとうございます こんにちは。H.Sです。 インシュレーターの代金振込みましたのでご確認お願いします。 |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: H.S Sent: Wednesday, June 05, 2002 6:22 PM Subject: Re: ご注文ありがとうございます H.S様 ご入金有り難うございました。 早速商品の方は本日佐川急便にて発送させていただきました。 念の為に荷物の問い合わせ番号を書いておきます。xxxxxxxxxxxx http://www.sagawa-exp.co.jp/ --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From:M.Y To: kaisersound@rosenkranz-jp.com Sent: Tuesday, March 26, 2002 3:55 PM Subject: PA01のモディファイに感謝 貝崎様 PA01のモディファイが到着いたしました。早速試聴いたしました。 ご指摘のあった嫌な音はさほど気にならず、30分もしないうちに、腰の入ったつややかな、PA01に再会いたしました。しかも声が全く空間に放り出されたように、伸びきるので、ストレスがなく、ついつい音量を上げてしまいます。 まったく期待したように、いやそれ以上のモディファイでした。ありがとうございました。 試聴版 長島伸子 初恋 3曲目 出船 4曲目 花の街 スメタナ わが祖国 小林研一郎指揮インシュレーターは当面、手元にあるPB-AIRBOW を使っています。 M.Y |
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----- Original Message ----- From: kaisersound@rosenkranz-jp.com To: M.Y Sent: Tuesday, March 19, 2002 5:49 PM Subject: 商品発送のご案内 この度はPA01のモディファイをお任せいただき有り難うございました。 丁寧に心を込めてやらせていただきました。しばらくはケーブルの反対方向のストレスが出ますので大変嫌な音が30〜60分ぐらい出る時間帯がありますが辛抱してください。それ以後はドンドン良くなって行きます。 PA01は良いも悪いも振動に対して、大変大きく影響をうけます。そんな関係で出来ましたらローゼンクランツのインシュレーターを是非お使いになってみてください。 ご希望のように21日の15時以降の指定で本日佐川急便にてアンプを発送させていただきました。 荷物の問い合わせ番号を書いておきます。 xxxxxxxxxxxx http://www.sagawa-exp.co.jp/ --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: S To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Friday, January 25, 2002 10:44 PM Subject: マランツPA-01に関して 兵庫県のSといいます。 1)マランツPA-01をモディファイしたRK-PA01についてお尋ねします。 保証はどのような扱いになるのでしょうか? 2)マランツPA-01についてお尋ねします。 販売価格はいくらですか ライン入力はいくつあるのですか 足の固定ネジ径はいくつですか(PB-CHILD使用できますか?) また現在、リトルプラネットというアンプを使用しています。 以前御社インシュレータの件でTELしたときリトルプラネットの音を知っておられるようでしたのでお尋ねします。 リトルプラネットと比較すればマランツPA-01はどのような音といえるでしょうか? マランツPA-01を絶賛されてましたので、興味を持ちメールしました。 お手数ながらご返事をお願いいたします。 以上 |
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----- Original Message ----- From: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> To: S Sent: Friday, January 25, 2002 11:04 PM Subject: Re: マランツPA-01に関して S様 お問い合わせ有難うございます。 保証はメーカー承認済みですからメーカーの製品と同じです。 当社の販売価格は定価販売になります。 4ミリのタッピングですからCHILDは使えません。 それと純正の脚はネジ2本止めの特殊な構造ですのでネジ止め方式はお薦めできません。 そのかわりCHILDであってもそのまま置いてお使いいただくことは出来ます。 ライン入力は3系統、他にキャノン1系統。 リトルプラネットとの音の違いについては、聴いた装置、環境等も違いますので細かなニュアンスまで比較して述べることは出来ません。 リトルプラネットについての私の感覚としては、サイズからは信じられないほど時間軸に正確に反応するアンプとしての驚きでした。ですからそのことばかりに気持ちがいってしまって細かい音楽の表情等については冷静に判断できていません。とにかくハイテクアンプという印象が強いのです。 PA-01はこの価格のアンプとしては信じられないくらいのコストパフォーマンスです。音楽的表現も文句ありませんので長く付き合えるアンプだと思います。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: S To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Saturday, January 26, 2002 5:56 PM Subject: FW: マランツPA-01に関して 兵庫県のSといいます。 RK-PA01についてお尋ねします。 純正の足はどのような材質ですか。 現金書留で代金を支払う場合、送料、税込みでいくら送金すればよいですか。 納品にはどれくらいの期間かかりますか。 以上 |
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----- Original Message ----- From: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> To: S Sent: Saturday, January 26, 2002 9:04 PM Subject: Re: マランツPA-01に関して S様 お問い合わせ有難うございます。 PA-01の純正の足について正確な情報を持ち合わせていません。次回までに確認してご連絡申し上げます。 おかげさまで只今お申し込みが多く最短で納品には1週間みて下さい。 よろしくお願いいたします。 お見積もり内容 RK-PA01・・・220,000+1,000(送料)X1.05=232,050円 見積もり金額・・・232,050円 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: S To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Sunday, February 03, 2002 8:25 PM Subject: FW: マランツPA-01に関して 兵庫県のSといいます。 RK-PA01についてお尋ねします。 純正の足はどのような材質かわかりましたでしょうか、回答をお願いします。 以上 |
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----- Original Message ----- From: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> To: S Sent: Monday, February 04, 2002 1:18 PM Subject: マランツPA-01に付属の足 S様 お尋ねのPA-01の足の件ですが遅くなって申し訳ありません。 焼結合金ということです。鋳物でも削り出しでもないようです。 金属粉を焼き固めた物だそうです。配合比、温度等教えてもらえませんでした。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> To: S Sent: Monday, February 18, 2002 5:49 AM Subject: 調子は出てきましたでしょうか? S様 RK-PA01の調子は少しずつ出てきておりますでしょうか? またその後の様子をお聞かせ頂ければ有り難く存じます。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: S To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Friday, March 01, 2002 11:37 PM Subject: FW: 調子は出てきましたでしょうか? RK-PA01を購入したSといいます。 接続後、2時間ぐらい聴いていたのですが、音に切れがなくベールがかかったようだったので正直失敗したかなと思い接続をはずしました。当初エージングが必要なのは知っていましたが予想していたのとかなり違っていたので、その後聴くのをやめて元のアンプに戻してしまいました。 買ったばかりですが、売ろうかという思いが強くなってきた矢先、もう一度と思い再度聴いてみました。すると最初とはまったく違った切れのある音が出てきたので驚きました。これまで聞こえていなかった音が聞こえます。個人的には以前使用していたアンプよりレベルが高いように思います。しばらく様子を見ていこうと思います。 以上 |
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----- Original Message ----- From: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> To: S Sent: Saturday, March 02, 2002 9:16 PM Subject: ご心配おかけしました S様 コメント有難うございました。 このアンプでいい音にならなかったら他を疑ってみてください。それぐらい私には自信があります。特にこのアンプは振動のこなし方が重要なアンプですので、インシュレーターをローゼンランツ製にしていただくと見違えるような音になりますので先の楽しみに考えておいてください。 --------------------------------- カイザーサウンド 貝崎 静雄 〒733-0003 広島市西区三篠町2−17−7 tel&fax 082-230-3456 kaisersound@rosenkranz-jp.com --------------------------------- |
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----- Original Message ----- From: "T.K" To: <info@rosenkranz-jp.com> Sent: Tuesday, March 05, 2002 10:27 PM Subject: PKPA-011有難う御座いました。 お世話になっています 相模原のKです。 RK-PA01有難う御座いました。 最初はやはり、硬さが目立っていたのですが、大分馴染んできました。今まで使用していたサンスイの907リミテッドと比べると、先ず音圧に驚かされました。分解能力も良いですね。どの要素でも最近有りがちな「わざとらしさ」が無いので、数ヶ月馴染めばかなり自然な感じが出てきそうな予感がします。 各方面で挙がっている「ファンの音」も全く気になりません。流石ですね。久々に「楽しく」音楽が聴けています。 また東京方面のイベントにご参加されていましたら寄らせて頂きます。 それでは。 |
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暮にPA-01をご夫婦で試聴されたTさん宅へ今日は納品です。20年前の学生時代にアルバイトで苦労して買ったヤマハの1000M、見ればきれいに使ってあります。ずっと可愛がってこられたであろう跡が一目見ただけで雰囲気からして分かります。 デンオンの一番高いAVアンプを核にパイオニアのCD,DVDのコンパチ機で5.1chを組みオーディオとビジュアルを楽しんでおられる。30インチくらいはあるであろうTVをラックから下ろしてさっそくクリニックです。先ずピンケーブルの方向性のチェックから始めます。よく見るとスペース&タイム製、念の為に一つ確認しましたがさすがは信頼性抜群のブランドだけあって指示どおりバッチリです。あと同じケーブルが3組くらいありましたがもう調べる必要は無い。 続いて今度はオーディオクラフトのスピーカーケーブル、青いジャケットに赤白の線径100ミクロンくらいが数百本の物、ジャケットに書かれてある文字の方向とは私が調べた限りでは反対である。ご本人も文字の方向に合わせてつないであったので、これは向きを反対にします。テクニカのデジタルケーブルも文字の方向とは反対でした。リア−スピーカーに使っているモニターPCについては文字の方向どおりでした。 こうして一応全てのケーブルの方向性の確認を済ませてから、今日お持ちしたPA-01を結線しこれから楽しみな音出しです。カイザーに来られた時に最初にかけたリッチ−/バイラークのピアノトリオから試聴です。事前にご主人から音の悩みを聞いていましたが、そんなところはかけらも感じられないほどいい音で鳴ってくれます。ご本人も低音がシッカリとして音に芯があるとおっしゃる。もちろん耳達者な奥さんもピアノの音が全く変わったとご満足、これなら音楽を楽しめますとご両人。 場合によっては、持参していたBABY/エコをスピーカーの下に使うつもりでしたが、黒檀の2センチ角くらいのキューブが金属製のスタンドとの間でいい働きをしていて、非常にいいバランスで鳴ってくれている。エコはテストすることなく持ち帰りました。 カイザーで聴いた音と、ほとんど「同じようにいい音がする」とは奥さんの弁。「あの時真空管で聴いた音は本当に素晴らしかった」。しかし我が家でもそれに近い、いい音で鳴ってくれるだろうか?一抹の不安があったそうですが、何の心配も無く生まれ変わったように見事な音で音楽を奏でています。ご主人にとっては奥さんよりもはるかに付き合いの長い、別れることが出来ないと言う1000M。今、目の前で鳴っているのは紛れもなく20年間付き合ってきた彼のもう一人の永遠の恋人である。 |
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----- Original Message ----- From: M.N To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Friday, December 28, 2001 12:58 AM Subject: やっと手に入れた理想の音 この度は、カイザー・サウンドには、大変お世話になりました。今年も、もう僅かとなりました。ひと段落して、わが部屋をみれば、すっかり模様替えが終わり、オーディオ・ルームと変わりました。変わってないのは、チューナーとカセットデッキだけです。もちろん、サウンド・フロアーも施工したので、畳も無くなりました。 ここまでして、満足できて、更に、いい音に向かっていくことができる、という幸せは、初めてです。 形は違えど、オーディオを趣味にするなら、いい音を、自分のまんぞくのいく音を、と思うのが普通だと思います。自分としては、私の求める音の店が、県内に、しかも、家に近い処にあったことは、とてもラッキーなことと思います。音に飽きない、求めるものに、安心して、進むことができる自分があるということは、理想にいるのだな、と思います。 この5ヶ月間でやり終えたことは、振動の時間軸と、それを生かすことのできる機材だと思います。これからは、時間をかけて、少しずつ「音」作りに、励もうと思います。これからも、よろしくお願いします。 それでは、良い年の瀬を迎えてくださいませ。 12月28日 カイザー・サウンドさまへ M.N.より |
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PA-01がそんなにすごいアンプならぜひ聴かせて欲しいといったメールをいただきました。2日の日曜日にということでしたが、ちょうど九州方面へ出張ですから5日以降にしていただくようにお願いしまして、次の週末である8日(土)の12時〜14時の2時間確保させていただく約束をしたわけです。 約束の時間きっかりにご夫婦で仲良く一緒に来店されました。どちらから来られたのですかとお尋ねしますと、ほんの300メートルほどのすぐ近くとのことです。10年ほど前からこちらの店は気になっていたのだけど、なんとなく敷居が高く入りづらかったとのことです。 早速、「どんな音楽をかけましょうか?」・・・。実はディスクを持ってきていますので、「これをかけていただけますか?」といって取り出されたのは、リッチ−・バイラークのピアノトリオ、私は初めて聴くアルバムです、ウム・・・なかなか聴かせるいい音楽です。ちょっと気になったのでレーベルを拝見しましたところ、Venusです。私はVenusで気に入ったことが今までなかったものですから、意外な印象を今回は持ちました。 ところで現在スピーカーは何をお聴きですか?とお尋ねしますと、ヤマハの1000Mにデンオンのアンプで聴いているが、聴き疲れがするとのこと。具体的には低音が締まらず、高音とバラバラに感じるので、そこでアンプを買い換えたいということでした。 ご主人はJAZZ、奥さんはクラシックと好みが別れているらしい。今度は奥さんの好みで持参されたピアノ曲や声楽をかけました。お二人の反応はすこぶるいいみたいです。特にマイスキーの弾く無伴奏チェロは生の楽器の響きを感じると大変好評でした。この人只者ではないなと感じたので「奥さんのお仕事は何ですか?」とお尋ねすると、なんとピアノの調律士とのこと、そしてその素直な印象をお尋ねしますと、今まで高性能なアンプやスピーカーで何度か店頭で聞かされたことはあるけど、不自然な音でいっこうに音楽を感じたことはなかったそうです。 初めてステレオのことを忘れて「音楽に浸れることが出来た」とおっしゃる。「どうしてなんでしょう?」ということでしたが、私自身が「音楽を聴きたいという欲求」が人一倍強いからではないでしょうか、そして誰よりも「いい音を紡ぎ出したいんだ」という、これまた「強い決意があるからだと思います」とお答えいたしました。私は、強い思いを常に持ち続けることが、そのことを可能にすると信じていますから、人をしてそのように感じさせることが出来たのだろうと思います。 すっかりマランツのPA-01の音を気に入っていただいたお二人は、購入モードに入ったみたいです。今日お聴かせてした物はモディファイ仕様ですが、まずはオリジナルの状態でしばらくお聴きいただいて、じっくりそのアンプの能力を知り尽くした上で、また「ゆっくりと検討されても遅くはないと思いますよ」。 あっという間に約束の2時間がたちました。アンプを購入されただけではいい音にすぐにはなりませんので、配達にお伺いしてひととおりクリニックさせていただきます。近所のご縁ですからということでお見送りしました。 |
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----- Original Message ----- From: S.M To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Tuesday, December 04, 2001 11:04 PM Subject: ありがとうございました。 貝崎さん、こんにちは。 12月1日アートクルーで、お世話になったS.M(黒い皮ジャンを着て、配線を捻っていた者です)です。 私は、昨年の夏頃から、オーディオに興味を持ち出した初心者で、耳にあまり自信が無いのですが、貝崎さんのアンプと、ノーマルアンプの違いは、はっきりわかりました。すごく気持ちのいい音ですね。 オーディオに興味を持つまでは、インシュレーターを入れたり、配線の向きを変えたりした位で、あんなに音が変わるなんて、思ってもみませんでした。オーディオって、不思議で面白いですね。しかも、面白いお話を、聞かせてもらった上に、お土産までいただき、本当にありがとうございました。 私もPA-01の、購入を考えていたのですが、貝崎さんのアンプの音を聴いて、貝崎さんのアンプが欲しくなってしまいました。5〜7万円高ですよね。ウーン、悩んでしまいます。(笑) これからも、お体に気をつけて、がんばってください。また、お会いできるのを、楽しみにしています。 それでは。 |
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アートクルーでの試聴会に向かう道中、下関の壇ノ浦サービースエリアで名物のふぐ茶漬けを軽く食べ少し休憩を取りました。 |
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12月1日博多のアートクルーでナイアガラの試聴会をしました。今回で2度目ですので、見憶えのあるお顔が2〜3ありました。中には楽しみにしていたのだけれど仕事の都合来れないので、聞いておいて欲しいといってメールをよこされている方もありました。有り難い事です。 スピーカーは前回と同じJBLの3500、CDプレーヤーはCECの51Z、アンプは今回のもう一つの目玉でもありますマランツのPA-01、ACケーブルとスピーカーケーブルはSAラボのハイエンドホース、ピンケーブルはローゼンクランツのPin-4EX(Perfect)、インシュレーターはスピーカーにPB-BIG(前1点後ろ2点の3点支持)、CDとアンプにPB-DADDY(どちらも前2点受け)という布陣です。 |
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お伺いした時から既に、JBLがなんともいえない私好みのいい音で鳴っていましたのは、さすがアートクルーです。準備をしていく中で予めJBLの下にはDADDYを用意してレーザーセッターで調整してくれていたのですが、デモの途中でローゼンクランツの最高級グレードのケーブル4EXシリーズとナイアガラで鳴らしたときにどうしてもBIGで聴いて欲しい気持ちがありましたものですから、最初から入れ替えることにしました。 なぜならば前回のデモの時そうでしたし、尚のこと今回はアンプもA-30IN(ローゼンクランツの真空管アンプ)を使いませんので、音が前回より落ちたのではお客さんにとっても冴えないでしょうし、私自身面白くありません。そんな事でもう一度レーザーセッターでセッティングし直しです。 アンプについては二日間の突貫工事で仕上げたPA-01のモディファイモデルと共に、中身の違いを見比べていただく為に2台ともボンネットは外したままにしております。 |
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予定の14時を2〜3分過ぎて、ほぼ定刻に試聴会の始まりです。このところ三橋美智也でずっと音の確認をとって来ていますので、皆さんにも同じ体験をしていただきたかったのと、また年齢に関係なく日本語という共通の理解を持ち合う事のできるソフトとして選ばせていただきました。これならどなたにも、感情のわずかな変化をも感じ取っていただけます。 最初に「りんご村から」を聴いていただきました。 “おぼえ〜ているか〜い、故郷のむ〜ら〜を” どなたの顔もわずかに目元がゆるんでいるのが分かります。心を解きほぐす薬が入っているかのようです。そんな雰囲気の中で始まったわけです。 |
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どのような順番で聴いていただいたか正確には思い出せませんが、ACケーブルをローゼンクランツに替えると押し出しのエネルギーが強い為に少し詰まったような鳴り方になってしまいました。明らかに皆さんの表情が曇ったのが分かりましたので、ここでどのような理屈でこうした症状になるのか、またケーブルの中で何が起こっているのかを色々な比喩をあげ説明させていただきました。 次にスピーカーケーブルをローゼンクランツに替えると、ヴォーカルが中心に出て来るようになった分、高域が物足りないという感想が出てきました。「そうなんです!」「敢えて、そのような設計をしているのです!」。といいながら、音楽情報を元気で粗削りなままスピーカーの所まで持って行き、直前で今まで埋もれて表に出なかった繊細な高域の情報を”これ”によって引き出すのですと、スピーカーアタッチメントを取り出し、その詳しい説明と同時に音を聴いていただきました。 |
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何でこんな面倒な事をするのかという事も丁寧に説明させていただきました。私にはほんのわずかな「位相ズレ」も気になって仕方ないのでこんな物まで開発してしまったのだと、その理屈は屋内配線に使われているVAケーブルの理屈と同じです。ちなみに1メートル何万円という最高級スピーカーケーブルで、壁の中を引き回したら位相ズレを起こして聴けた音ではなくなります。1メートル100円程度のVAケーブルで基本の所は充分なのです、いや充分というよりむしろそれでなくてはならないのです。 熱を持たず、火災の心配のない=「健康な電気」を伝送する事が先ず1番なのです。細かな事は後でどうにでもなります。それが証拠にその単線の大作りなVAケーブの後に直列に、高性能なACケーブルを使う事においては誰も異論を挟まなくなりましたよね。そうなんです、情報量は欠落しているのではなく内包されているだけなのです、ですから先端に高性能にブレンドしたケーブルを繋いでやると、芽が出てきれいな花が咲くのです。それをローゼンクランツはわずか数センチのケーブルで実現してしまったのです。 厳密には長さ52.5mm、これが「波動の正体」です。ですからこの整数倍の長さでケーブルを切り売りで買って頂いたらいい音になります。その2倍が105、3倍が157.5になります。このように音は全て波によって出来ています。これらの位相が揃うとどんな瞬間の音も逃しません。瞬間を捕まえていさえすれば自然と高域の倍音は出てくるのです。 それが出来ずおいて倍音を出したい為に別の信号を足して混ぜて、一見それが出ているように感じさせる方法のものがありますが、高度に追い込んだシステムではそのにじみが見えてしまいます。消臭といってその臭いより強い別の臭いを出して、消えたと錯覚させるのと似ていますね。本来のものは臭いの元を絶って無臭でなければなりません。 詰まったり、潰れたりした音は聴き疲れを起こします。いずれにしてもケーブルの中で何が起こっているのか見えないだけに大変難しいのですが、理屈が分かってしまえば何てことはありません。 ケーブル関係の最後には、今回の目玉である電源タップの「ナイアガラ」の試聴です。その前に皆さんに実物を回していていただき、実際に手に持ってそれが半端な作りではないという事を体感してもらいました。「ウワー」とか、「ホーッ」とか、どよめきが起こっています。 |
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”おぼえ〜て〜♪い〜るか〜い♪、故郷〜の〜む〜ら〜を♪”出だしから気持ち良く、生のミッチーが歌っているように声に艶や暖かさを感じます。逢ったこともないのにその人柄まで分かるような気になってくるから不思議です。いい音を聴いた時の皆さんの顔はいつもの事ですが見ていて大変気持ちがいいです。 更にこの後は、モディファイアンプの試聴です。「さー!」「今度はどんな音になるのでしょう?」。結線を終え同じ曲を鳴らします・・・、はたして今日何回目になるでしょう。それでもドンドン良くなっていくものですから、皆さんの「耳」も「ハート」も研ぎ澄まされ、わずかの違いも感じ取ってしまいます。更にストレスが取れ、抜けの良くなった音は何でもない自然な感じの方向へと行きます。まるで私たちが「空気を吸って、生きている」ということを忘れているかのような・・・。 |
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私がモディファイしたこのアンプの音には皆さん本当に驚いたようです。普段からローゼンクランツではお客さんの持ち物(コンポーネント)については問題としていません。どの製品が音が良いか悪いかという事をいっていたらきりがありません。そうした事より現在手持ちの機器の能力を最大限引き出してやるにはどうしたらいいのかに知恵を絞っています。 |
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そんな考え方で普段から地道な研究をしているわけです。その沢山のノウハウの中から今日は「電気と振動の時間軸」と「エネルギーの方向性」ということの説明を、人体の構造を例えて説明させていただきました。 ここで私の前頭葉がヒラメキました!!皆さんに理解していただくのに一番いいのは目の前で実演して体験していただく事です・・・それに勝るものはありません。私はとっさに山本社長に「アートクルーさんのアンプをモディファイさせて頂いて宜しいでしょうか?」と半ば強引に事後稟議のような形で許可を得ました。気持ち良く「O.Kです」の声。 こうなりゃこっちのものです・・・。 「皆さん!それではアンプの周りに集まってください」。 「これから実際に目の前で改造するところをお見せいたしますから・・・」。 オリジナルとモディファイモデルとの音の違いをまざまざと見せつけられたわけですから、そのからくりはオーディオマニアなら確認せずにはおけないでしょう。 |
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WBTのスピーカーターミナルとスイス製のACインレットを持ってきていませんので、その部分の違いはありますが、それでも85%くらいの音は出ますから楽しみにしていてくださいと、いいながら作業を進めていきます。先ず最初に電源トランスにインシュレーターのマイクロベースMB-18をカイザーのモディファイ済みのアンプから外し移し変えます。勿論ネジは「トラスのクロメート」です、赤マジックの方向をしっかり確認し、慎重にネジを締めてこれでO.Kです。 すぐ隣にいた男前の若い方に即席の助手になってもらい、基盤から外したケーブルを理想の状態に撚り直すのを、私が先ず手本を見せ、その次からは彼に手渡して、撚り過ぎているのを程よく戻してもらいます。その前にケーブルの方向性の確認を私がするのですが、その方法を披露しながら15〜16本を30分ほどでやり終え基盤に付け替えて完了です。この時にソケットの所に印しを付けてからやりましたので、どの部分が逆相になっていたのか一目でわかります。 |
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現場で即席のモディファイしたアンプの音を実際に聴いていただくのですが、果たして何人の方がこれから出て来る音を想像出来たでしょう。まるで手品のようですが、やった事といえばケーブルの撚り方を変え、その方向性を差し替え可能な部分だけ揃えた事と、電源トランスにインシュレーターをかましてそれを取り付けるネジを替えただけです。それだけの事で、本当に先ほど体験したような音に変身するのかまだ皆さんの顔は半信半疑のようです。 つづいて、おもむろに「りんご村から」をかけます・・・。人から注目を浴びる事の適度な緊張を感じながら聴く音は、まるで別物のアンプであるかのように見事な音に変身しています。随分前からローゼンクランツでは「電気の時間軸」と「振動の時間軸」を揃えることが何より大切である。と口を酸っぱくして唱えてきた事がこの事なのですよ、というと皆さんキツネにつままれたような顔をして「コックリ」とうなずき、納得いかないけど認めたという感じみたいでした。何度も繰り返し色々な事を体験いただかないと身体と頭がついていかないと思います。 全てのデモンストレーションはこうして終えたわけですが、皆さん自分も一緒に実験に「参加したしたんだ」という、楽しさを満喫したその顔はまるで子供の様でありました。そして最後に即席の助手を務めてくれた男前の彼はもうその音のとりこになったようで、モディファイ料はいくらになるんですかと尋ねてきました。さ〜て・・・一体いくらになるのでしょうか? |
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----- Original Message ----- From:M.N To: <kaisersound@rosenkranz-jp.com> Sent: Thursday, November 29, 2001 7:50 PM Subject: マランツのアンプ、試聴会の感想 昨日はマランツのアンプによる、試聴会に参加させていただき、ありがとうございました。貴重な体験ができたことを、とても嬉しく思います。店に入ってすぐに、注目のアンプを聴きました。オリジナル版と比べ、トランスの下に、インシュレーターを備え付けたこと。スピーカー端子を変えたこと。 方向性を確認した、電源のプラグ(アース付)に変えたことにより、更に、音に魅力が加わり、広がりが出て、アンプのグレードが上がりました。 その音を確認した後は、いよいよ、6種類のネジを、アンプのトランスに、それぞれ取り替えて、テストしてみました。 テストの結果はともかく、1種類、1種類のねじの形状、材質、メッキの状態により、こうも音が変わるものかと、思い知らされました。その変化は、大変なもので、改めて振動の時間軸について思い知らされました。 またこの時、アンプの配線の方向性もチェックをもしていました。相乗効果はものすごく、ヴィヴァルディーの「四季」(イ・ムジチ/アーヨ)が60年代の音ではなく、まるで、デジタル録音の様に艶やかに聴こえてきました。私は、同じアンプを持ってきていたので、早速改造をお願いしました。お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。 M.N |
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今日は貝崎さんよりお声をかけていただき、オーディオ仲間のNさんと共に楽しい実験に参加することとなりました。PA-01の音は以前Nさん宅のシステムで聴いたことがあります。派手さはないものの素直な音楽表現力を持ったいいアンプだという印象を持っておりました。 カイザーサウンドの店内に一歩入って再びその音に触れ、そのときの印象が間違ったものでなかったことを再確認できました。普段店で耳にしている最高級の真空管アンプと同じような伸びやかさでスピ−カーを鳴らしています。人間に例えるならばやんちゃで元気一杯だけどもいい子といった感じでしょうか。 シャーシーの内部を見せてもらいました。中央後部にデンと大きなトランスが腰を据えています。その前方には横一列に放熱板があり、それらのスキ間に回路基盤が数枚ほぼ左右対称の形で配置されています。その質素ながらもキチンと配列された内部の様子を見ると、そこから出て来る音とイメージが重なるのが当然と言えば当然、不思議と言えば不思議な事です。 今日の実験のメインはトランスの取り付けネジによる音の変化を調べる事です。目の前に6個のネジを並べてもらいました。ステンレスネジ、ユニクロという青白いメッキの鉄ネジ、クロメートという金色っぽいメッキの鉄ネジの3種類。それぞれがトラスというネジの頭が丸っこい形状のものと、バインドという平べったい形状のものとがあり、3X2=6種類というラインアップです。 |
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貝崎さんから6種類のネジの名前を書いた紙を渡されました。6種類のネジの音の良さの順位予想をしろとのことです。なかなか難しい問題ですが、多分頭が丸くすそが自然と拡がっているトラスネジのほうが頭が平べったくつぶれた様なバインドネジよりも音が良いであろうという事は何となく想像がつきます。 ネジの材質の方は最も高級感があり(実際価格は3〜4倍)、非磁性体のステンレスが一番、金色っぽい暖色系のクロメートが二番、ユニクロが安っぽいので最後かな・・・といった感じでしょうか。 |
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最初はネジによる音の違いが分かるだろうかと一抹の不安があったのですが、スピーカーから音が出た瞬間にそんな不安はどこ吹く風、あまりの音の違いにビックリして思わず腰を浮かしてしまいました。音の伸び、音場の拡がり、音の流れのスムーズさが段違いです。 テストソースとして使っているのは今局地的に大ブレークしているミッチーこと三橋美智也です。ミッチーの楽しい歌声が目の前にグンと迫ってきます。ネジ1本(本当は4本+MB-18)でこんなに音が変わるなんて・・・、 振動の制御による音の変化の大きさに毎度驚かされます。 |
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貝崎さんの解説によると、トランス、シャーシーが鉄製なのに対しその間で振動の橋渡しをするネジがステンレスという異種金属だと、振動のモードの違いからお互いの呼吸が合わずリズムが狂ったようになるとのことです。確かにそういう音ですので、そういう理論が成り立つのであろうと思われます。しかし決してステンレスが悪いといっているのではありません。良い悪いではなく、あくまでも適材適所、周りの物とのバランスが大切という事なのでしょう。 |
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しかし、パッと聴いてすごいと感じるのですが、やはり鉄とステンレスがどこかでケンカをしているようです。今ひとつ音楽がウソっぽく聴こえてきます。 |
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一般的にトランジスターのアンプは情報量が多くオーディオ的には魅力があるのだけれど、音の生気、人肌のぬくもりといった表現力は高級な真空管アンプに一歩も二歩も及ばないという印象があります。 しかし今聴いているマランツPA-01は余分な響きが全くなく、あくまでストレートに音楽の喜びをその小さなシャーシーをいっぱいに使って表現してくれています。定価15万円のアンプからこんな音、音楽が出てくるなんて・・・。 超重量急の大型アンプは何のために必要なのでしょうか。そんな疑問が湧いてきます。 モディファイ実験はまだ続きます。今度は内部配線のチェックです。各基盤を繋ぐ内部配線はほとんどすべてコネクターにより着脱可能になっています。それを一本づつ外し、貝崎さんが手に持って方向性のチェックをします。逆方向になっているものは向きを直し、そのときにケーブルのねじり方がきついものは、ねじり方を少しゆるめ、また全くねじっていないものは、適度なねじりを加えていきます。 そのほかにも結束の方法を変えたり、結束バンドを白から黒いものへと変えたり、基盤の取り付けネジの方向性をチェックしたりと少しずつ細かな工夫を加えていきます。 |
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そしてその度に音は、伸びやかでストレスなく音楽を響かせるようになり着実に進化をしていきます。PA-01の可能性は一体どこまで大きく拡がるのでしょうか。音が良くなる毎にスピーカーの存在を忘れてしまうような自然さが加わってくるようです。ヴォリュームを上げなくてもリスナーの方へ音が空気のようにフワリと届いてきます。 音、特に音楽をいい状態で聴こうと考えるのであれば、いい機械を揃えるのではなく、今あるものの力を充分に活かすべく工夫をする事が重要なのではないか、そんなことを教わったような気がします。 他にも色々な実験をしました。ローゼンクランツの最新作、超弩級電源タップ「ナイアガラ」の比較試聴です。以前からある同じくローゼンクランツのPW-3と比べてみました。さすが同じブランド同士、音のバランスは驚くほど似ています。しかし音の拡がり、情報量、解像度、すべてのファクターで大きく差がつきます。トランスのネジと同様、電源タップ一つでこれだけ音に違いが出るとは誰しも想像できないことでしょう。 |
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しかし、もっと驚いたのはスピーカーターミナルとスピーカーケーブルの端末の間に入れるスピーカーアタッチメントです。長年オーディオをやっていると、信号経路に直列で何かグッズを加えるということには大きな抵抗を感じます。 いかに貝崎さんがおすすめのものでも、なかなか体が受け付けません。しかし、実際に取りはずしてみてビックリ、スピーカーアタッチメントがないとまるで音楽が命を失ってしまったかのようです。音が沈み、スピーカーのコーン紙から音が離れてきません。 片チャンネルだけ外してみると、そのチャンネルだけ音が鳴っていないように感じるほどです。この差は極めて大きいものです。電源タップの差の2倍から3倍はありそうです。 |
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もしアンプやスピーカーを新しい物に変える計画がおありならば、是非このスピーカーアタッチメントを加える事を検討してみられるといいでしょう。幸いローゼンクランツには機器の貸し出し制度がありますし。 本当にオーディオの世界は人生と同じ、奥が深いですね。カイザーサウンドへ行ったのが夕方の6時半、盛り沢山の実験が終わり店を出て家路に着いたのが夜が白み始めた朝の7時、丸半日夢の世界を楽しませていただきました。眠気はピークを迎えていましたが、帰り道自転車をこぐ私の胸はホット、ホットでありました。 〜完〜 めでたし、めでたし |
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結論から言いますと徹夜で朝の7時まで3人でアンプのモディファイを楽しみました。一番のメインは電源トランスにインシュレーターを取り付ける事ですが、本日の試みは6種類のネジを使ってどのような音の変化が表れるかということです。 |
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最初に3人でどのネジの音が一番いいか予想を立ててから試聴しました。
・・・と、このように1.と4.がいい勝負という事で全てに3人の意見が一致しました。 |
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この結果から推測できるのは、先ずネジの形状が一番音質に大きな影響があるのではなかろうかという事です。その次に表面の仕上げ(色)の違い、次に材質の違いと今回の場合は出たようです。3人とも圧倒的に「トラスのクロメート」が良かったというのは異論がありませんでした。声に暖かみがあって、低・中・高のエネルギーバランスは見事な上に、音の広がり、高さ、奥行感とも申し分ありませんでした。 |
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3人とも正解だったのは、トラス(ネジの頭の形)がよいであろうと感じた事でした。S氏とN氏は材質についてはステンレスが良いと見込んだみたいでしたが、それに限っては外れたようです。これには非磁性体が良いと日頃から言われている事が強く影響したのではないでしょうか。 鉄板で出来たシャーシーに真鍮製のインシュレーター(MB-18)を介して鉄板ベースのトランスをネジ止めするわけです。私の場合多くの経験がありますので、ピタリと正解だったのですが、一般的知識や固定観念からいきますと大半の方たちはS氏やN氏と同じように想定するのではないでしょうか。 この6個のネジによる音の違いがあまりにも大きな差となって現れた事に3人とも改めて驚きを感じた次第です。とにかく変えた瞬間に全然鳴り方が違うのですから、もう一回聴いてみないと解らないなんてことは全くありませんでした。 このウェブ上でも発表していますが、音は見たとうり触ったとうりの音がします。端的な例は赤黄色をした亜鉛メッキのクロメートは色のとうり音も暖かいのです。その反面、青白い色のユニクロは生気のない音がします。また、ステンレスは一聴するとS/Nが良くなったような印象を持つのですが硬く冷たい音になりました。それより一番問題なのは音量がグッと落ちた事です。これは強度や硬度の違いすぎる物が振動としてぶつかり合った場合の振動の減衰です。 この事はいい事ばかりのように世間では思われているようですが、私はこれは明らかにそうではないと思っています。バランスがピタリと合った時以外は音が安定しない事の方が多いのです。柔らかい物と硬い物が喧嘩して、双方にけが人が出ている状態と見受けます。或いは言い争っているようにも聞こえるのです。音楽というものは、お互いが心通わせながら育んでいくものでなければなりません。 その点、鉄板と鉄板の間にピンポイントにバランスされた「歯と歯茎の構造」のインシュレーターが仲を取り持ち、それらをクロメートの鉄ネジで止めた時の状態は、みんな笑顔で仲良く気持ちのいい音楽が聞こえてくるのです。このときの圧倒的なエネルギーはステンレスネジの時の倍のヴォリューム感を体感致します。とにかく「三橋美智也」に始まり、ヴィヴァルディーの四季(アーヨ版)など何とスリリングなのでしょう。「チベットのお経」=その場に居合わせているような空気感。「マーラー4番」3楽章のアダージョこれなど見事な精神世界を聴かせてくれました。また、息の合った「憂歌団」のアコースティックな独特の世界と次から次にいろいろな音楽を聴きまくりました。 |
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ネジのあとは、ケーブルの方向性を一つ一つ聴きながら確認して揃えていくのですが、見る見る音が良くなっていくのが解ります。もう本当に100万円クラスのアンプの中では比べる物はないほどの音に変身しました。しかし、この音が出るまでにちょっとしたハプニングがあったのです。各ケーブルコネクターを元どおりに差し込んだつもりなのですが全くウンともスンとも音が出ず、2度ほどやり直してやっと音が出るといった一幕もありました。結局奧までシッカリト入っていなかった事が原因でした。途中で誰かが眠くなると他の二人が元気が出てと交互に聴く音楽によって元気が出てきたり眠くなってきたりするのです。 とにかくよく聴きました、気がついたらもう朝の7時です。最後に今日のアンプは「星いくつ頂けるでしょうか?」と、たずねますと、ご機嫌のN氏は大声で「星六つ!」と答え、今日のとおりにPA-01をモディファイしてほしいと言い残し、これから30キロほど離れた職場まで車で出勤です。居眠り運転などしなければいいのですが・・・・・。 |
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たまにトランスのうなりが大きくなる事があり、やはりこのアンプはどこか不調のようです。先ほどのこと、アートクルーの山本さんと12月1日(土)の試聴会の時にオリジナルと聴き比べる事を話し合ったばかりでしたが、やはりこれは仕方なく新しい物と交換し最初からやり直しです。しかし、もう残された時間は3日しかありません。 そこで、急きょ今度は方針を変えて、後でする予定であったスピーカーターミナルとACインレットの交換を先にする事にしました。その理由は当初の計画で「ネジの材質」とかその「頭の形状の違い」による微妙な音の変化を研究する為、ひそかに5種類ほどのネジを買い込んでいたのですが、私の計算間違いでわずかに寸法が短く使い物にならないことが判明致しました。 実は、明日の19時ごろからNさんとSさんの二人に立ち会ってもらい、「シャーシー」と「インシュレーター」と「トランス」と「ネジ」の4つの関係をじっくり聴いていただこうと計画していたのです。トランスは人間で言えば心臓に値する所です。その一番大切な心臓を理想の状態で鼓動させてやるにはどのようにしてやればいいのか?既に、ローゼンクランツのアンプにはマイクロベースを多用している事はよく知られているのですが、一般の市販のアンプには取り付けた事はありませんので、この二人ならずとも多くの方たちにとっても興味のあるところではないでしょうか。 こうした音決めの現場は、今まで滅多に人には見せた事はありませんでしたが、このお二人の音楽に対する感受性の豊かさからして、今が一番いい機会と判断し、市販の手ごろな価格帯のアンプを私のノウハウでどこまで変身させる事が出来るのか、実際に見聴きし、生で体験して頂きたかったのです。 |
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しかし、時間的な関係が大きなネックとなって、あらかじめ「ACインレット」と「スピーカーターミナル」を交換した後に聴いていただくこととなりましたので、インシュレーターだけの違いというものはオリジナルとの関係に於いては判断がつきませんが、どうせその2点は必ず替える事は決めておりましたので、それを固定してから最後の微妙な調整をする事の方が、はるかに高い次元の音をもってして、きめ細かな音のバランスをとっていく訳ですから大きな喜びを感じてもらえるはずです。 |
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それもそのはず、スピーカーターミナルに限ってはWBT-0730の旧タイプ。実はこれでないとすべてのパーツをばらして方向性を「垂直」、「水平」方向まで調べて組み直すことが出来ないのです。 今のタイプは恐らく紛失防止の為だろうと思うのですが、ナット部分が外れない構造にしてあるのです。その為にWBT社に無理をお願いして旧タイプの物を継続生産した貰っているのです。 |
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そこまでして完璧に組み直したスペシャルモデルですから、溢れたパーツが沢山出てきて経済的には大変負担が掛かります。しかし、いい音の為なら一切妥協はしない、これがローゼンクランツ流のこだわりです。またACインレットに関しても超ど級ACパワーディストリビューターNIAGARA用に取り寄せたスイス製の物を使用しました。 さて!さて!明日はどんな音になるやら楽しみです。 |
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私のお気に入りアンプであるマランツのPA-01を更にいい音にすべくモディファイ中です。限られた予算の中でよくぞここまで音楽の表情を生き生きと再生するアンプを作ったものだと改めて感心しながらの作業となりました。 このところ忙しくPA-01の音をじっくりと聴く事が出来ていませんでしたが、以前からトランスのうなり音が大きいから見て欲しいと頼まれていた、当社における1号機購入お客さんから、今度はセレクターのツマミがゆるんで外れたとの電話がありましたので、これを機に新しいのと交換させていただく事にしました。ここらあたりの振動の問題はデッドニングをして鳴きを抑える事は簡単なのですが、静かになる分=生気のない音になりかねませんので音決めの重要なポイントの一つでもあります。 その点このPA-01は生命感ある音作りが出来ているのは、この開放された構造とコンストラクションによる所が大きいのです。その為、静特性上のS/Nは多少犠牲にしていると見ています。このように二律背反するものであり、私とて、このような場合は動特性を優先した設計を躊躇なくします。 しばらくするとお客さんがアンプを持ってこられたので、早速新品に交換させていただき、そのアンプは、そこそこエージングも進んでいるから当社の試聴機にまわすことにし、その場でつまみを取り付けるついでに、以前から構想を練っていた電源トランスにインシュレーターのマイクロベースMB-18を履かす事を即実行してみました。勿論メーカーのマランツには話をして許可を取り付けております。 本来メーカー製の物には一切手をつけないというのが私の方針でしたが、あまりにも今回のアンプには惚れ込みましたので電気的回路を除き、「音楽電振エネルギー」の伝え方でどこまで音質グレードアップが出来るかというのが今回の大きなテーマの一つです。 適当なネジを探しステンレス製の物が見つかりましたので、早速トランスを外してあてがいますとそのシャーシーの構造はうってつけの構造をしているじゃありませんか、「貴方を迎え入れる為に待っていたのですよ」といわんばかりです。インシュレーターの方向が取り付けている間に狂わないように赤マジックで印をつけ、慎重にドライバーで締め付けて完了です。その間わずか5分、勿論その際にネジの方向性を確認する事は怠らずにやっております。 構想として、あと二つほどやりたいことはあるのですが、一度にそれをしてしまうとどの部分でどのような効果があったのか解りませんので、この度はMB-18を取り付けた効果のみの音の確認です。 最初に選んだディスクはStereo SoundのリファレンスレコードのVol.6、フィリップス名録音家シリーズの1曲目は、モーツアルトの幻想曲 ニ短調 KK397 ピアノは内田光子です。いきなり拍手から始まるのですが、音が一聴して細身になった感じです、想像していた音と少し違います、私に瞬間少しの不安がよぎりました。あまりにも振動構造が根こそぎ変わった訳ですから別段不思議ではないのですが、正直言って戸惑いは隠せませんでした。 しかし、その中でも一聴して音楽の「緩急の表現」は豊かになっているのが解ります。これが聴き取れた時に、この先音がどのように発展していくかが私にはハッキリと見通せました。こうなればしめたものです。後はそのまま連続して再生し、時間の経つのを待ちさえすれば、見違えるようなアンプに変身するのは間違いありません。 2時間位経ちましたでしょうか、予想どおり二順目に入ったバッハのトッカータとフーガ/ニ短調/指揮:小澤征爾あたりからふっくらとした音が出てき始めその片りんを見せ始めました・・・。 ディスプレーによる目の疲れからレポートを少し休んでいましたが、今日もこれくらいにしておきつづきはまた書きます。 |
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マランツからプロフェッショナルシリーズとして11月発売予定のプリメインアンプPA-01の音を聴きました。価格は15万円の予定だそうです。 とにかく音は今まで聴いた石のアンプの中ではピカイチです。間違いなく100万円以内のアンプでしたら文句なしにNo.1でしょう。 全てにパーフェクトです。浮いた85万円でスピーカーからCD、ラック、ケーブル、インシュレーターと全部揃ってしまいます。ローゼンクランツの完璧なコンディションの中に入れて聴いても、球とか石とかの概念を超えてそこには純粋に音楽が存在するだけです。 とにかく小手先や小細工は一切なし、真っ向から勝負してくる正に本物です。 |
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何が凄いかと言うと私がいつも聴いている、200万円もするローゼンクランツの最高級のC-1EXとP-1EXのパーフェクトモデルからつなぎ変えても何の違和感も感じない事です。 ということは全ての項目に於いて、私が気の遠くなるような時間をかけて作り上げたものに近い音をこの限られた予算の中でやってのけている訳ですから、この人は空恐ろしい能力を持っています。誉め過ぎかもしれないけど「日本においておくのはもったいないね!」。 私の場合はこの音を5秒で見抜きました。 |
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見た目の通り非常にシンプルで理想的な配置バランス。 中心からエネルギーが発生し周囲に振動が巧く逃げて行くこのコンストラクションが心地よい揺らぎを生むのであろう。 日本のメーカーからこんなアンプが出てくるなんて信じられません。 作った人の頭の中には確固とした音のイメージがあるのでしょう。 私にはその彼の頭の中が透けて見えます。大きな組織の中にいてこれだけ製作者の想いが音を通して出て来た例は日本製では過去に記憶が有りません。 ざっと私が感じた音の感想を書いておきましょう。
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