車のガラスは建物に使われている普通のガラスとは明らかに音色に違いがあります。気になるのでコツコツと指でたたいてみます。ドアーの内張りも同じように叩いてみます。両者には音色に似た部分があります。それは粘りのある音です。決して暴れるような音ではありません。シリコン入りの真鍮インシュレーター/HYDRO MIRAGEの音にも似ています。インシュレーターのマッチングの良さはここら辺りにもあるようです。 これで謎が解けました。当社のデモカーはフルボリュームにしてもガラスの共振はありません。いつものようにフラッターエコーが出ないように反射パターンを耳で微調整しているから、当然のように自分の技術の成せるものと思っていたらそうとだけではないようです。 よくよく考えてみますと、ガラス破片の飛散を防ぐ為に合わせガラスになっています。ですからハンマーで叩いてもグシャッとヒビがはいるだけです。車のガラスその物にインシュレーション効果があるのです。ただ反発するだけではありません。音を確実に受け止め、速く押し返すぐらいにイメージするのが良いでしょう。 更にもう一つ大きなものは、車の鉄板の不要共振の多くをフレーミングを介してガラスがインシュレーターとして機能しているのです。こんな風に車に採用されている合わせガラスはカーオーディオで良い音を作り出す上には欠かせない頼りになる素材なのです。今日限り車のガラスに対する考え方を改め、有り難い物として崇めましょう。 |
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