オーディオで音が一番変わるのはセッティングです。今までは性能が良いと言われている製品に目を向けることが多かったのですが、ホームオーディオの世界ではセッティングを重要視する考え方がこの最近徐々に定着しつつあります。

 カーオーディオの場合はその差がさらに顕著に出ます。なぜならば1台1台スピーカーを組み上げなければならないからです。いうならばその都度スピーカーの新製品を開発するのと同じくらいのエネルギーを必要とします。その取り付け方にも手法が色々とあって同じアンプ、スピーカーを使った車でも全く別物の音になってしまいます。

 そうした状況ですので総じて高得点を取るのが難しいのです。ホームオーディオの場合ですと最低でも持てる力の30%位は引き出せるでしょうが、カーオーディオの場合ですとさらに最低得点が低く、ひどい場合は10%位しか力を発揮出来ていないのではと感じることがあります。

 音から音楽に変わる転換地点へ到達出来る確率の低さが、製品間の音の良し悪しの差を正しく反映し難くしていると考えられます。その点が海外製品と日本製品のシェアーになって現れる要因の一つではないでしょうか。

 そうした観点からみればもっともっとカーオーディオは腕を上げる余地が残っている事になりますからやる事は山ほどあるはずです。

 カイザーサウンドでは早くからその魁として研究努力しております。

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