東北地方の有力店主催によるカーオーディオコンテストが10月22(日)に秋田県横手市のふるさと村でありました。秋晴れの爽やかな天候の下に行なわれ、当社もMusic Spiritケーブルにてインストールしたデモ カー/プジョーの407SWで参加しました。


 どの車も良く似たバランスの完成度

 出来るだけ多くの車の音を聴くように努めた結果、総エントリー数の1/3にあたる30台ほどの試聴ができました。そんな貴重な体験の中で私が感じたのは、すごく良く出来ている点と、そうでない部分がいずれの車もよく似ていることでした。

 よく出来ているところは各スピーカーユニットのエネルギー的なバランスです。オーディオ的な音としてはいずれの車も及第点でした。しかし、残念な事に音楽性という点においてはどの車も魅力を感じませんでした。


 音は耳とハートの両方で作るもの

 要約すると「優秀な音は作れども、音楽性に乏しい」のです。

 この原因がどこにあるのか私なりに考えてみました。

 最初にボタンの掛け違いがあれば、いくら努力しても不可能です。

 そのことに気がついていないのではないだろうか・・・。

 そうだとすると、永遠に改善の見込みはありません。


 現行の音作りそのものに改革の必要性を感じます

 アクセントや抑揚をほとんど必要としない日本語でコミュニケーションをとっている私達にとって、音楽のテンポやリズムといったエッセンスを抽出し表現するのは得意ではないと感じております。

 要するにステレオが奏でる音楽表現が平坦であっても気がつきにくいのではないでしょうか・・・。その核となる部分にスポットを当てて、感度を上げるべく知識や技術を身に付けずして今以上のカーオーディオサウンドの未来は開けません。

 「音のカラクリ」と称してそれ一点に絞って研究してきた内容を、機会ある毎にカーオーディオ関係の皆さんと一緒にセミナーや勉強会の機会を持ちたいと思っています。


カイザーサウンド有限会社
担 当
貝崎 静雄(かいざき しずお)
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