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ジャイアントベースはシステム全体の音質がアップする

----- Original Message -----
From: M.I
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent: Monday, June 18, 2012 21:42 PM
Subject: ジャイアントベースのインプレです

カイザーサウンド
貝崎様

ご無沙汰しています。私は、相変わらずシステムの工事中(入れ替え作業)のため忙しい毎日です。

5/7に購入したジャイアントベースですが、その後、アナログプレーヤーの入れ替え、オーダーしたカートリッジの製作打ち合わせ、製作を依頼しているプリアンプの仕様打ち合わせ、各友人宅の視聴会、パソコンの入れ替えなどが重なり、大変遅くなりましたが、ジャイアントベースのインプレを送ります。

まずアナログ盤で、マイルスの「スティーミン」を試聴。この盤は、50年代中期、モノラル盤の特長である太く、分厚い音調のため、私がアナログによるインプレ時の標準アルバムとしているものです。

大仏とロー タス購入時のインプレでは、鮮度が高く情報量の多い再生音が容赦なくフルレンジのローサーを貫通、システムの鳴り方を根底から変革したような大幅な音質改善が見られると評しましたが、それと同時に、他のアルバムにも共通して感じた、少し荒さと、きつさがつきまとう印象がありました。それが、見事に解消されて、艶やかでなめらかな質感になり、さらに中低域が充実、低音の重心が下がりバランスが良い音質になりました。

もちろん、解像度は高いままで音の抜けも良く、トランペットとテナーサックスのブリリアントな金属的響きが濃密で、シンバルの「カキーン」という抜けきった音色も出色という具合で、私の好きなシンバルの音が高品位なものになりました。これは、50年代のジャズを聴く上で大変好ましい音質です。

次に、最新の演奏をCDを聴いてみます、CDのはアナログ盤より再生周波数帯域が広いので、その点を重視して聴くようにしていますが、アルバムは比較的最近の寺島CDで、ピアノトリオ、ミート・ミー・イン・パリ。

ピアノの再生はまろやかでいて、ピアノ特有の切れ込み鋭い立ち上がりや、ピアノが楽器全体で鳴り響いて倍音まで豊かに再現されるさまは、これは、今までに聴いたピアノで最上位のものです。

さらに、今までは、シンバルがアナログ盤に比べて金属的響きがどうしても乏しかったのですが、ジャイアントベースの導入で、シンバルの金属的な響きは格別なもので、アナログ盤に匹敵するグレードまで向上している。また、ベースの音はぐっと重心が下がり、奥行き間のある、倍音豊かな響きに変化、ウォーキングベースの音程が明確で、ジャズの醍醐味を堪能できます。

並みの3ウェイシステムでは歯が立たないといわれている、20cmフルレンジのローサーですが、ビンテージスピーカーにありがちなナロウなものではなく、高域はスカッと延びきっていて、低域はさすがに30ヘルツとまではいきませんが、聴感上に不足はなく帯域の広さを感じることができるまでに向上した。

このワイドレンジ感は素晴らしいものがあります。何より、アナログ盤・CD問わず、音楽を聴くのが楽しいものになり、これは大変うれしい変化です。

今回導入したジャイアントベースは、ラックのスパイク受けとして使っていて、プリ、メインアンプ、CDプレーヤー、アナログプレーヤーを一台のラックに納めているため、その効果はシステム全体の音質のグレートアップとなって、大きな導入効果が得られました。

ジャイアントベースは、一見高価に見えますが、実は、システム全体のグレードを数段向上させることができるため、大変コストパフォーマンスの高い商品であると実感しました。購入して本当に良かったと思いますし、薦めていただいた貝崎様に感謝するしだいです。

本当にありがとうございました。

江別市 I



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