トップ考え方ローゼンクランツが誕生した瞬間

ローゼンクランツが誕生した瞬間



CDで良い音を鳴らすのは、至難の業

 CDが出て来た事によって、今までとは全く違った鳴り方になってしまい、いい音にならないで相当の苦労をしました。新しいスピーカーには、ことごとく挑戦しましたが、当時は性能のよいインシュレーターやケーブルが無く、良い音で鳴らすのは至難の業でした。今振り返って見ますに、ただアンプやスピーカーをすげ替えるだけで相性だの、パワーが無いだのと、いっぱしの事を言っていただけのような気がします。悲しいかなどれも充分に上手く鳴らせたと言う実感はありません。また充分に鳴らす事の出来るそれらの物が無かった事も事実なのです。


もがき、苦しみ、ある時、暗闇の中から見えたものは?

 しかし、そのような事があったからこそ、もう自分で物を作るしかないという強い思いが芽生えて来たのだと思います。明けても暮れても、ケーブルを作っては聴き、聴いては作りの繰り返しの連続です。物に取り付かれたように、そして洞窟に何年も入ったきりのような生活を続け、ある時、とうとう身体を壊し救急車で運ばれ、もう先の保証は出来ないといわれるぐらい衰弱していました。その時初めて、『ステレオとは何か!』。全てのものがガラス張りのように見えたのです。あれほど暗闇の中でもがいていたのが全く嘘のようでした。


うどん屋には、美味いうどんが命!

 その時瞬間に、以下のような言葉が出てきました.。僕はうどんが大好きですから、うどん屋さんは、美味いうどんを食べさせてくれさえすればいいので、他に望むものは何もありません。ステレオ屋は、良い音を出しさえすれば良い!。・・・これで全ては吹っ切れました。・・・このようにして、カイザーサウンドの「格言」と「宣言文」が出来上がっていきました。それ以来、強い自信と、揺るぎない信念を持って、今日まで頑張ってこれました


カイザーサウンドの格言


   
■ 鳴るように出来ているものは鳴るようにしてやれば鳴ります。

   ■ 鳴るように出来ているものを鳴らないようにしているから鳴らない。

   ■ 鳴らないようにしか出来ていないものは鳴らそうとしても鳴らない。



    カイザーサウンドの宣言


       ■ 
    世界一いい音を造りだすオーディオショップを目指します。

       ■ 音楽の心なるもの、深さなるもの、本質なるもの、核なるものを探求します。

       ■ 時代、国、文化、年齢、性別に関係なく通用する音を目指します。





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