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オーディオファイルは今何を求めているか?
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「オーディオファイルが求めているものは何なのか?」という、素朴な問いかけに対して、その「真実」や「本質」みたいなものが、この最近私の前に姿を現すように見え始めてきたのです。それは10年前に私自身が出した答えそのものにありました。
「ステレオ屋はいい音を出しさえすればよい」。
「もう無くすものなど何も無い!」。
そう吹っ切れた時からまっしぐらに、
いい音を出すことだけに専念してきました。
今その答えが証明されようとしています。
炊事、洗濯、掃除と地味な主婦の仕事のように、毎日こつこつと音の研究に明け暮れ、ついに音の良し悪しに関係する「音のカラクリ」をまとめ上げることができました。それらに至る実験や体験した内容を、こまめにウェブ上に公開する内に見る見る来訪者が増え、昨年の今ごろはせいぜい一日に30人位でしたが、凄い勢いで増え続け1年経った今では150人を超えるまでになりました。 |
そうです、オーディオファイルは「いい音を出すためのノウハウ」を一番欲しがっていたのです。にもかかわらず、この「当たり前のこと」が知らないうちに忘れ去られ、品揃えの量に目が向いたり、値段の安さの競争に走ったりとか、表面だけの目に見える安易な形のサービス法へと迷走し、その挙句に業界自らオーディオというものを魅力の無いものにしてしまったのです。 |
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