トップノウハウP-0の音をさらに良くするには

P-0の音をさらに良くするには



ゼロからの出発

 P-0の最大の長所は、信号の読み取り精度の正確さと、アルミダイキャストの堅牢なボディーから得られる力強さにあります。わたしがP-0を導入する気持ちになったのは、根本からCDトランスポートというものを見直し、全てを捨て、ゼロからの出発をするのだという、技術者の魂を感じさせられたからに他なりません。


その意気込みに拍手を送りたい

 その時の気持ちというものは、買った後、もしも音が気に入らなかったとしても、何の悔いもないという思いでした。それともうひとつの感じ方、それは拍手を送りたいという気持ちの方が、どんな音か聴いてみたいということより強かったと思います。


一向に進まないエージング

 さすがにメカを得意とするTEACならではの骨格のしっかりした、今だかって聴いたことのない、次元の違う音を聞かせてくれました。その時は期待をはるかに上回る音に感じましたが、何ヶ月たっても一向にエージングが進まない感じです。


「ガチガチの音」と「軟弱な音」

 私の今までのリファレンスは、CECのTL-2です、その流れるような音楽性は感受性豊かな音楽ファンの心を強く捕まえています。その音に馴れている私にとっては、音としては優秀であっても、音楽をどうしても楽しめないのです。P-0とTL-2は全く正反対の音(欠点で言うとガチガチの音と軟弱な音)です。しかし両方の良いところを組み合わせることが出来たら申し分ありません。


歯と歯茎のピンポイント支持。

機器本体から発生する振動と外部から発生する振動を強力なフィルター効果によって高いS/Nを確保。


 かくして私はこの2台のトランスポートで、CDの音の研究をすることになり、結果としてCECのTL-2には専用のCDスタビライザー(STB-1)を、P-0には専用脚(RK-P0)を作ってしまうのです。


『鉄下駄を履いて歩いている感じ・・・』

 P-0の問題点は、足の設計にあります。アルミのボディーに対して随分硬いTAOC製の鋳鉄の足とその受け皿に原因があります。イメージとして『鉄下駄を履いて歩いている感じ・・・』。私は履いた経験がありませんが、おそらく3分も歩けば頭が痛くなると思います。


弱い本体へと振動が逆流

 モーターやメカから発生した振動が脚を伝わって移動するわけですが、『振動というものは、硬いものから柔らかい物の方へ行きたがる』ので、結局柔らかいアルミのボディーの方へ逆流するのです。そして角張ったその本体の十文字型の形状が振動のループを作り、微妙にずれた振動となって音を濁すのです。


方向性の未確認

 そして私の調べた限りにおいて、その脚についても金属の『結晶の方向』と、『加工の方向』など管理して作られていません(P-0に限ったことではない)ので、音がキツく濁るのもそこにもう一つの原因があるわけです。


フィックスドタイプ アジャスタブルタイプ

 オリジナルとの違いは、素早い振動移動を可能にする為のティーパー状の脚、(定在波対策)。安定した均一な振動を得る為に、脚部とヘッド部分の肉厚のバランスを考慮した設計。アジャスタブル方式については、大きな違いがあり、オリジナルは足首の所で調整するが、ローゼンクランツは本体をガッシリと締め付ける事により、一切のガタツキを排除しました。


理に適ったメカニズム

 ローゼンクランツのRK-P0(歯と歯茎の理論)は、何億年という年月をかけて、生き物が進化を遂げ、厳しい淘汰の結果生き残った最良で、最強の構造であり、理に適ったメカニズムなのです。厳しい耳を持ったオーディオファイルの絶大な支持を受け、PB-REX(A)に代表される一連の商品はインシュレーターのリファレンス的存在であります。そのノウハウが十分に生かされて完成したRK-P0は、あなたのP-0を最高のものへと引き上げる約束を致します。

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