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真実が根底に無いと物は売れない
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生命の進化に重ね見て、オーディオのルーツを探る
ステレオとは?
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エネルギーの連続性
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「加速度組み立て」の詳細とその理論
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ローゼンクランツの心臓部にカメラが潜入
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ローゼンクランツのインシュレーターの正しい使い方
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PCオーディオの商品化決定
先日、パソコンでの音楽の話をして頂きましたですよね
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1枚20万円のガラス製CDとSTB-5を聴き比べ
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アナログを最高の音で楽しむには
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ステレオとは?・・・
ステレオとは?・・・
『電気仕掛けで音楽を鳴らす道具』。と貴方も思っていませんか?
電気を手段として、振動仕掛けで鳴らすもの
実は、ここに大きな錯覚の始まりがあるのです。電気というのは、手段であって目的ではありません。目的は振動で音を出すという事です。ですから、本来は、『振動仕掛けで、電気を利用して音楽を鳴らす道具』。ということになるのが正解です。
すべては振動の為の電気なのです。・・・要するに振動が主役であるということです。しかしながら、今日まで電機メーカーが生産を担って来ました関係上、その位置付けと世間の認識は、電気製品となっております。電機メーカーが、電気を勉強した人達を採用し、電機製品として作られ、電器店で販売される。全ては、電気・・・、電気・・・、電気・・・なのです。
ステレオ作りの根幹は、三位一体から
しかし、私はこう思います。明らかにこの作戦は失敗であると。では、何処が、どのように間違っているかというと、先ず、チーム構成が悪い。『電気に強い者』、『振動を勉強した者』、『音楽の感性の豊かな者』、これらが三位一体となった時に初めて良いステレオが出来るのです。恐らく今のバランスは、7:2:1もしくは、6:2:2位でしょうか、私の理想とするバランスは、3:4:3です。大企業を中心として、その多くは、地味な振動の研究には予算を割かず、一攫千金の新しい技術開発にベクトルが向き過ぎています。本来趣味といわれるものは、ゆっくりとした時間の流れの中にこそあるべきものなのです。
有り得もしないことを理想に掲げた物作りはナンセンス
そして、あまりにも悲しいことは、どのメーカーのスピーカー開発者も口を揃えて同じ事しか言っていない事です。それは、あり得もしないこと・・・
(エンクロージャーは振動してはいけない)
・・・を理想に掲げて、物作りに日夜勤しんでるという事です。正に机上の空論です。私には試験に受かる為の丸暗記にしか見えません。出てきた音から、「何かが違う」とセンサーが働かないのでしょうか。真理としての、物理的観点から考えても、或いは子供でも気がつくでしょう。中途半端な知識はかえって邪魔になり、自分の身を滅ぼしかねません。
自分を信じる事と、データ-を重んじる事との関係
このようなことは、ニュースでよく報道されていますが、医療界にもあります。手術患者を間違えて、悪くも無い臓器を交換するという信じられないことが現実にあるということ。自分が信じられないで、カルテの方を信じる、正に本末転倒とはこのことです。そのような場面に接した時に、「これはおかしいぞ」。と最低でも疑問に思う所ぐらいまでにはなって欲しいものです。オーディオ界でいうと、耳よりデーター重視ということになるのでしょうか。
研ぎ澄ました感覚と、充分な知識のバランス
私は、常に二つの事を巧みに使い分けて商品の開発をします。その一つは、情報を全く絶ち切り心を澄ませて、赤ちゃんのように人生経験という知識を全くもたない、怖いもの知らずの状態で事にあたります。そしてもう一つは、必要としている分野の専門家の知識を、乾いた雑巾のようにタップリと吸収し、勉強するということです。
前者の良い所は、嫌なものは嫌、良いものは良いと、何のしがらみも無い状態で判断出来ることであり、人間の本能に忠実であるということです。
後者の良い所は、いつ何度試みても正確な物作りが可能である、そして、それを科学的に立証する為には、必要不可欠であるという事です。
芸術と言われる領域になるまでには?
私はこのことを、『右脳』と『左脳』の二つのバランスと考えています。そして、この両者のバランスが上手く取れたときが、『芸術の域』まで高めてくれるものだと信じています。音楽を愛する方達から、「おかげで、有り難う」と言って貰えるよう、これからもよりいっそう精進する覚悟です。
・・・・・ローゼンクランツに御期待下さいませ。
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