トップ考え方オーディオ業界に罪人はいない

オーディオ業界に罪人はいない



 オーディオ業界の大方の人は、

 セッティングする前に部屋に入るや否や、 

 手を叩いて部屋の響き具合をチェックします。

 プロっぽく振舞うその嘘くさいパフォーマンス。

 手を叩いただけで何が分るんでしょうね???。


 そして、開口一番、

 ・・・・・・・・・・ですね!?。

 でたらめな診断をした上に、

 否定的な言葉を並べます。

 まさに、”荒唐無稽”。


 「良い音になりますよ!」。

 「結果を楽しみにしていて下さい!」。

 と、自信を持って言える人は居るものではありません。


 最初に部屋のマイナス部分を挙げておくのは、

 責任回避の常套手段以外の何ものでもありません。

 こういうところは、誰彼と無く、シッカリと受け継ぎます。


 「2ヶ月ほど鳴らし込みをして下さい」。

 何ヶ月か経って、お客さんから連絡があります。

 『どうも、好転する兆しが見えないんですけど・・・?』。

 「高級機になると、やはり時間が掛かりますねぇ・・・」。

 まるで実力機とはそういうものだと言わんばかり。

 自分の腕が悪いなんてさらさら思っていません。


 でも、彼らに悪気は無いのです。

 みんな本気でそう思っているのですから。

 もう諦めるしかありません。


 「相性の問題でしょう・・・」とか、

 「日にちが経たない事には・・・」。

 「部屋の問題もあるのでしょう・・・」。

 こんな風に、”曖昧模糊”とした言葉しか口にしません。

 まるで他人の空言です。


 『セッティングに問題があるのでは?』、

 そう思っても、一般の人にはその原因を特定出来ません。

 証拠不十分なんです。

 その内、時効がやってきます。

 すなわち”無罪放免”であります。

 だから、この業界には罪人はいないのです。


 そんな彼等は、買い物の相談を受けると、

 悔いの無いようにと、倍の価格の商品の買い替えを促します。

 上手く行かないと、更に次も、倍の物を勧められます。

 製品の音の優劣だけを売り物にしているから、

 オーディオとは倍々ゲームと信じ込んでいるのです。

 これを”厚顔無恥”と言わずして何と言うでしょう。


 そして、納品は運送屋任せ。

 よしんば、納品してくれたとしても。

 「エージングが進むまで辛抱して下さい」。

 自分の腕で良い音を作り上げるなんて、

 頭の片隅にもありません。


 だから、何十年やっても腕は序の口のままです。

 皆さんがそうとは言いません。

 事実、一生懸命やっている人も居るでしょう。

 でも概して、こんな感じではないでしょうか・・・。


 カイザーサウンドの場合はこうです。

 「今日は良い音を作りますよ!」と宣言します。

 大船に乗ったつもりで居て下さい。


 そのファーストアクションは、

 スピーカーを数センチ動かすだけです。

 ほんの30秒しか掛かりません。

 一円のお金も掛けないで、

 腕だけで結果を出します。

 そして、実力で信頼を勝ち取ります。


 カイザーサウンドはオーディオクリニックと、

 オーディオセッティングの草分け的存在です。

 誰よりも良い音を創り出す自信があります。

 お客様の”期待値”の”倍の結果”をお約束します。


 
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この問題は根が深いところにあります。

 経費を掛けない事を前提にしている、安さが売りのネット販売と、商品展示している専門店に同じ売価を望む消費者側にも問題はあると思います。

 他方の言い分としては、美味い料理を食べさせてくれるのならそれなりの料金を払っても構わないと・・・。

 ここは選挙民が悪いのか?。

 政治家が悪いのか?。

 同じような問題が根っこにあるようです。

 いずれにしましても、「商品を買う行為」と、「良い音を手に入れる行為」を、別の買い物として考えなければいけない時代に入った事だけは確かです。


 時代は生き物ですからなるようにしかなりません。

 愚痴を言っても始まりません。

 プロならしっかりと腕を磨くしかありません。

 営業マンは口で売るのが商売です。

 職人は黙って腕で勝負です。

 最後は良識ある消費者という審判に委ねるしかありません。


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