「貝崎さんはいつ寝ているのですか?」・・・という、質問を頂きました。
眠たい時に寝て、起きたい時に起きて、仕事したい時に仕事しています。
1階が店舗で2階が自宅ですから、通勤時間はほんの15秒です。
一度仕事場に下りたら、終わるまで自宅に帰る事はありません。
わがままなようですが、食事も1階に妻に運んでもらいます。
いつまで経っても私が食べに上がらないから、やむなく持って下りるようになったのです。
家に帰ると気持ちが萎えてしまうものですから、これが私にとって一番いいリズムなのです。
いちおう、月曜日を定休日とうたってはいるのですが、
実際にはほとんど休んだことはありません。
360日働いています。
働いているというのも当たっているし、
楽しんでいるといってもいいですし、
また苦しんでいるといってもいいです。
とにかく、裏と表が無いんです。
ですから、時々アトランタ時間にもなりますし、ロンドン時間にもなります。
今日は徹夜しました、ということがよくありますが、
何のことはない、昼間店のソファーで横になって寝ていますから、
単なる夜勤と言ったほうがいいでしょう。
とにかく、体と意識が一つにリンクしていますから、ストレスはまったく皆無です。
その分だけ、身内の者は大変かも知れません。
極限まで働きますと体が自然と寝てしまいますので、
お得意さんが来られても、一言お断りしてそのままいつまでも失礼して寝ています。
ですから、営業時間というものもあってないようなものです。
私が起きている時が営業時間なのです。
私自身がベストコンディションでなければ、
お客さんにもいい仕事を提供できませんから、
そこらあたりのところはよく理解してもらっています。
ある意味わがままがいい仕事が出来るのです。
それが分ってからは、我が道を歩んでいます。
実のところ、私は今、二度目の人生を生きているつもりなんです。
失う物など、何一つないという気持ちですから、
何でもオープンに出来るのです。
強い決意の元に、世界一の音を作り出して見せるという志を立てていますので、
毎日が自分との戦いでもあります。
厄介な性分です。
自分が一番よく分っています。
半分嘘で、半分本当のようですが、
明日のことなど考えないようにしています。
勿論、約束がある日は別です。
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