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一つの理想を求めて、「ローゼンクランツ」はスタートしました。
本来のオーディオのあり方とは、純粋に、”音楽のみ”に奉仕することだろう・・・。決して高価なアンプやスピーカーを買い並べて、これみよがしに鳴り響かせることではない。もっと、あるがままの自然体でリラックスをし、うわべをつくろった美しさではない、心の底からにじみ出てくるような・・・”内なる美しさ”を、その音に感じ取りたいのです。 |
その為には「材料に学べ」。「振動や響きを活かして使う」。を何より大切な哲学と考えました。スピーカーのエンクロージャーやスタンドに使われる木材でも、あるいはアンプのシャーシーなどの鉄、銅、といった金属素材であっても、もとはといえば自然界に存在したもの。それぞれ「個々に与えられた役目」と、音響的にいうなら必ず大自然の法則に則った「方向性」や「響き」をもつものです。 |
それを強引に押さえ込もうとすれば、音は必ずのびやかさを失ってストレスを生みます。響きの方向を無視しては、音楽はバラバラになり、心和むハーモニーどころではありません。そうではなく、ウッドの素材であれば森林に生えていた時のままに、根元から大空へ向かって枝葉を伸ばしている。大地の養分を吸い上げる、そのあるがままの方向に従って・・・じつは「ローゼンクランツ」の「SP−JVEX」スピーカーシステムや、管球を主力としたアンプなどの各コンポーネントたちは作り込まれているのです。 |
そして、この「SP−JVEX」に使用した、あの英国の傑作ユニット「ジョーダンワッツ」との出会い、これが、「ローゼンクランツ」の”音”を決定づけたことを、告白したいと思います。このアルミコーンのシングルユニットは、まさに「スピーカーはコーンに始まり、コーンに終わる」を、身をもって教えてくれた恩師ともいえるもの。恐ろしく反応が早く、時に強力なホーンドライバーの音で激しく主張してくるかと思えば、リボン型でしか味わえないナイーブで繊細な表情も醸し出す。ドームと、ホーン、コーンなど全ての発音ユニットの音を、これ一発で出してくれる、まさに夢のようなスピーカーなのです。 |
さて、この「ジョーダンワッツ」を厳正なモニターとして私は、さまざまなアクセサリーの開発に挑戦しました。多くのオーディオファイル、音楽ファンの方々にご好評を頂いてる、無垢楓材のオーディオラックや高性能ケーブル類、あるいは電源ボックス。「歯と歯茎の関係」というユニークな発想から、ハンダ層に金属ベースを浮かせた、世界で唯一の独創的なポイントベース・・・といった、小さなアイテムのすみずみまでに、一貫したポリシーが息づいているわけですが、「ローゼンクランツ」がこうした音質チューンアクセサリーの類に、とりわけ意欲的なのはなぜでしょうか? |
それは、あなたの所有する「愛器=オーディオコンポーネント」を、もっともっと本来の素質、優れた個性を100パーセント出しきり、気持ちよく鳴って欲しいからにほかなりません。決して音が悪い、のではありません。鳴らしのノウハウと努力が、少々足りないだけなのです。セッティングも使いこなしも不十分なままに愛器を手放すのは、音楽愛好者として寂しいことだとは思いませんか。 |
「鳴るように出来ているものは、必ず鳴る!」。と、私は確信します。まるでオーケストラの指揮者のタクトのひとふりで、各楽器が渾然一体と融合して壮大な音楽を奏でるように・・・あなたのシステムを目覚めさせ、生き生きと連携プレイさせましょう。恋人や家族のように親しんできた愛器から、かってなかった素晴らしく壮麗で緻密なサウンド空間が聴ける。その、こみ上げるような音楽の感動を味わえるのは、まさに至上の喜びといえましょう。 |
そのお手伝いを、「ローゼンクランツ」はしたいのです。
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