|
|
|
|
一般的に音が良くなったという表現は、物理的な性能面の向上に於いて言われる事が多く、それとは別に、もっと大切な事は音楽の感情表現的なリアリズムの向上です。この後者について、最近、私は考え方を改めました。それは、ACパワーディストリビューターNIAGARAを開発したことから始まるのですが、ひとたび、アンプやCDをナイアガラに差し込めば、まるで生音そのものといって良いでしょう、感情の奥深い所まで染み入るように感じ取れます。今まで何十年も聴いてきた音!、すなわち、電気を通した音とは明らかに、それはまるで別物なのです。
|
ナイアガラは、各コンポーネントにエネルギーを送り込む理想の電源供給のあり方というものを、根本から見直し、そして、心を無に追い込んで完成させた作品です。全ての妥協を廃して造りこまれた、このナイアガラが創造する音世界は、アンプやCDプレーヤーに何百万円も投資して得た、音の効果の上がり方とはステージそのものが違うのです。まるで、全ての臓器に命が甦ったように、音楽を聴く喜びが心の底から溢れんばかりに感じ取れるのです。 |
どのアンプが音が良いか?、どのスピーカーの音が優れているか?、といったようにカテゴリー別に比較する事しかしてこなかった事に対して、あまりにも物中心の発想であった事が不自然に感じてなりません。今や、そういった枠組みにとらわれないで、純粋にいいものに接した時には”素直にいいなぁ〜”と、感じ止める事の出来る柔軟な感性が要求されるのではないでしょうか。
|
この度のローゼンクランツのナイアガラに対して、おそらく99%の方達は、「え〜!電源タップで50万円!?」と驚かれる事と思います。その価格は、アンプやスピーカーにしてみると1,000円クラスの位置付けのものです。しかし、今までの電源タップとしての概念はこの際キッパリと捨てて欲しいのです。 |
そして、こう考えて下さい。1,000万円のアンプやスピーカーと実際に聴き比べて音の価値を判断して欲しいのです。いわゆる、これが私の言うところの「オーディオの異種格闘技論」です。どんな高価な物でも、いかなるつわものにでも挑戦いたします。そして貴方自身の感性で受け止め、価値観で判断して欲しいのです。これからは自己完結の時代です。 |
戻る
|
|
|
|
|
|