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一番の稼ぎ頭


 去年の9月に走行距離105.000キロのXMブレークを買ってから1年足らずですが、もうメーターは135.000キロをオーバーしております。この調子だと200.000キロもすぐのようです。おかげでこの車は重宝しております。

 後輪のタイヤハウスの出っ張りがまったく無いので、整然と荷物を積む事が出来、見かけの倍は荷物を載せられる感じです。荷室設計の悪い車ですと思いの半分も載せられない事があります。

 それより何より乗り心地がゆりかごのように心地が良いものですから、どれだけ長距離走っても疲れ知らずなのです。シトロエンと出会うまでは50キロ走っても腰痛がひどく車に乗る事そのものが億劫でした。

 そんな私が50歳半ばで広島東京を月に一度車で往復するという話をするとどなたも決まって驚かれます。当の本人の私自身が一番信じられないのですから当然といえば当然です。そこらあたりの秘密がどこにあるのか、いつも五感を大切にしながらこの車と付き合っています。

 今回初めてこれだというフィーリングを感じたので、久しぶりに車の事を書く気になったのです。路面がどうであっても車と体が一体化する感じと言えば良いでしょうか、とにかく体に不協和音としての振動が伝わって来ないのです。また、この車が当社の一番の稼ぎ頭で頑張ってくれています。

 一番疲れる車は路面の振動があおられるようにして、不愉快な時間帯に戻ってくるタイプの物です。こうした不要な共振ピークのある車は、腰に来る上になんともいえない疲労が蓄積します。

 路面からのバウンド感というものを直接感じるようでは長時間ドライブは体にきついでしょう。大抵の人は、シトロエンの乗り心地は軟弱と感じる人が多いみたいですが、決して私はそう思わないのです。人間にとって必要なちょうど良い状態なのです。


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