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耳たぶと音の関係


 「耳たぶとはどんな役割をするのだろう?」。

 「耳たぶと音とはどんな関係を持っているのだろう?」。


 同じ音を聞いても人によって聞こえ方が違うという話を息子としていた時に出て来た疑問点です。


 耳道の太さやカーブ、鼓膜の厚さや大きさの違いによっても大きく変わるでしょう。

 頭蓋骨の形状は脳内リスニングルームと考えられないでしょうか?。

 親子や兄弟の声が似ているというのは骨格が似ているからです。

 もっと正確には、聞こえ方が似ているからこそ、むしろ声が似ているのです。

 それは、耳が聞こえないと喋れないからです。


 単線を好む方は元々の聞こえ方が低音過多気味なのでしょう。

 その為ソリッドで締まり気味の単線が丁度良いバランスに聞こえるものと思われます。


 また、寺島靖国さんの場合はそれとはどうやら逆で、低音が不足気味に聞こえるみたいです。

 だから、誰がどう聞いても膨らみ気味の低音を好むのです。

 それで彼にはちょうど良いのです。


 この両者の聞こえ方の違いをお互いがお互いを批評した言葉があります。

 4ミリ単線の主張者47研究所の販売元である、

 シュテルンの寺村氏が寺島氏の音を聴いて、

 「牛のよだれ」と言い放ったのは有名な話です。


 それに負けじと寺島氏が寺村氏の音を、

 「かえるの小便」とやり返したのです。


 どちらがどれくらい偏っているのかは別にしても、

 それほど両者の聞こえ方は正反対なのです。

 しかし、私が思うのはどちらの言っている事も正しく、

 また、どちらも自分で良いと思う音がこの先変わる事はないのです。

 それは10円玉の表と裏を両者が見ているようなものだからです。


 話が少し横道にずれそうになりましたが、

 今までの話は周波数エネルギーバランスと関連したものです。

 耳たぶについては「時間軸や方位に対する調整機能としてのバランサーではないのか?」

 というのが私なりの直感であり仮説なのです。

 
 イチローの耳たぶを見てみるとまるでナイフで切り落としたかのように、

 全くといってよいほど無いに等しいぐらいです。

 音を聞いて打球の方向や距離を瞬時に判断出来る彼の能力は並外れています。

 彼には微妙に揺れ動く事によって修正する耳たぶバランサーは必要無いのではないでしょうか。

 
 また音楽のテンポに乗れない人と耳たぶの形状の関係等々、

 これからは色々な人の耳たぶを観察してみようと思います。


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