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血液中の酸素量

10日ほど前にヘビースモーカーのお宅で仕事をする事になり、喉をやられてしまい、咳を伴う風邪を引いてしまった。痰は出るし、鼻をかめば青ばなも出る。すぐに医者にかかれば良かったのに、ついつい行きそびれて三日ほどして行くことになった。

症状を話すと抗生物質と風邪薬を処方してくれた。熱っぽかったのは直ったが、鼻をかむと青くこそ無いものの依然としてどろっとしたはなは出る。何度かんでも鼻が気持ち良く通らないのでその症状を報告に行った。

「私の場合気胸も肺気腫もあるので・・・」と言うと、聴診器で診てくれると同時に『血中酸素も調べましょう』と指先にセンサーを取り付けると、97の数字を示した。すると、『97%もあるから肺気腫ではない』と言い張る。

『一応レントゲンを撮ってみましょう』という事になった。胸の写真を見ると『なるほど肺気腫に間違いないですね』。『それにしても97という数字は信じられない』と医者は繰り返す。

「2年ほど前から漢方薬を処方して貰っているのが良いのでしょうか?」と打ち明けると、それでも『信じられない』と繰り返すのだった。結論として、肺気腫だと風邪の治りが遅いのであと五日ほど継続して同じ薬を飲む事になった。

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