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日本人の心の故郷=作曲家中野晋平

長野県にある中野晋平記念館には以前から行ってみたいと思っていました。中野の町と小布施との中間の閑静なところにあります。その中野晋平記念館が近い事を匂わせるように、道沿いの音符のガードレールが優しく迎えてくれます。

館内に入ると先ずビデオを観賞しました。晋平の生い立ちから始まり、地元の小学校教員を経た後に、単身上京し島村抱月に書生として迎えられ、東京音楽学校(現東京音大)に入り音楽の資質を見極める事になります。

抱月の立ち上げた芸術座の旗上げに参加し作曲活動を始める事になります。大正3年に「カチューシャの唄」が大ヒットし華々しいスタートを切りましたが、恩師抱月の急死によって芸術座は解散となりました。

それを機に晋平は童謡の世界へと入って行きます。坪内逍遥に師事した野口雨情との共作によって「シャボン玉」「あの町この町」ヒット曲を数多く誕生させます。童謡の次に晋平が手掛けたのが民謡でした。

民謡調査の旅に出掛け意欲的に活動し始めると、日本全国から作曲依頼を受けるようになります。中でも「船頭小唄」は雨情とのコンビの大ヒット曲となりました。

生涯で3,000曲以上を作曲した晋平は、日本ビクター設立にも尽力し晩年は日本音楽著作権協会長に就任するなど音楽界に多大な功績を残しました。記念に2枚CDを買いました。

■代表作

シャボン玉
あの町この町
背くらべ
てるてる坊主
アメフリ
雨降りお月
肩たたき
兎のダンス
黄金むし
木の葉のお船
蛙の夜まわり
毬と殿さま
證城寺の狸囃子
田植
砂山
波浮の港
出船の港
鉾をおさめて
ゴンドラの唄
カチューシャの唄
さすらいの唄
船頭小唄
天龍下れば
須坂小唄
中野小唄
十日町小唄
東京音頭

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