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「大仏」・・・今夏アメリカ.を皮切りに輸出開始。


STB-DAIBUTSU EMT-930とSTB-DAIBUTSU


大仏について詳しくはnext


 開発の段階から、STB-DAIBUTSUをローゼンクランツの世界戦略の旗頭と位置付けて取り組んで参りました。『振動の時間軸』という言葉をいち早く業界に提示し、多くのオーディオファイルの注目を集めてきた事は周知の事実ですが、インシュレーターの構造に生き物の「歯と歯茎の構造」をヒントに取り入れたことは私にとって何の迷いも無く、着眼点に於いてはパーフェクトであると今も確信をもっております。  
  
 何故ならば、今コンピューター崇拝の真っ只中ですが、今後益々社会のそれらに対する依存度は高くなっていくでしょう。そしてそれがひとたび停電とか、ウイルスの感染とかに襲われた時のもろさや反動等を考えた時に、どうも原子力発電の行く末がその事を暗示しているように私には見えてなりません。コンピュ-ターその物が人間が考え出してまだ数十年の歴史です。人間との共生ということではまだ充分に価値が証明されたわけではありません。その点、「歯と歯茎の構造」は、種の存続をかけた厳しい生存競争という淘汰の中で生き物が身につけた英知であり、正に何億年の歳月の科学的証明と言えるでしょう。

 しかし、それだからと言ってローゼンクランツのインシュレーターが良いということにはなりません。その事は百も承知です。その為に私はその完成度を上げる事にエネルギーをぶつけ、地道な振動の研究を日夜続けております。その甲斐あって、最小の力で最大のエネルギーを取り出すことが可能であると同時に、振動の初速と終速が殆ど変わらず瞬間に振動を処理し、その場から逃がす事に成功いたしました。1/100mmの精度をもってするこの方法を私は波動コントロールとなずけました。

 この方法を引っさげて、10年に渡るアナログの封印を解き、新生貝崎静雄のアナログディスクスタビライザー作りに挑戦です。振動で記録をとったものを振動で拾上げる、正に言い訳出来ない状態の中で、全てを捨て無の心で取り組む事が出来ました。これだけやって駄目なら本望と思えるぐらい、無心で出来ました。結果はそれを聴いて下さった方たち、即ち全ての方が購入という信じられない出来事がその大仏の完成度の高さを何よりも物語っています。今の私の心境は、私の宣言文の中にあります「時代、国、文化、年齢、性別に関係なく通用する音を目指します」。正にこれです。大仏を黙って聴いて頂ければすべては解って貰えるはずです。 


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