リーマンブラザースの破綻から1年が経ちました。それを引き金に世界同時不況へと発展し、失業者はアメリカで550万人、イギリスも含めた欧州で400万、日本でも100万を越しました。そして720兆円が消えたと言われています。
今尚、その後遺症は残っているというのに、アメリカのウォール街では性懲りも無くまたもや強欲が復活して、その非難の矛先は政府の公的資金援助で息を吹き返した米ゴールドマン・サックスに向けられています。
今年4月〜6月の四半期だけで報酬額が6,000億円となり史上最高を記録し、29,400人の社員は3ヶ月間で平均22万ドル(2,000万円)を受け取る計算になるそうです。
公的資金の100億ドル(9,200億円)は返済したとはいうものの、税金を踏み台に高額報酬を復活させたと批判を浴びています。
家を無くした人や、職を失った人達に対して顔向け出来ないと思わないのでしょうか。それに対して彼らは起業家精神を生む健全な欲は必要だと言っています。