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朝青龍が引退相撲

産経ニュース 2010.10.3 18:20

知人男性への暴行問題の責任を取り2月に引退した元横綱朝青龍関(30)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=の引退披露大相撲が3日、東京・両国国技館で行われた。1万人近い観衆が集まり、土俵内外を騒がせ盛り上げてきた横綱の最後を惜しんだ。

断髪式ではモンゴルのバトボルド首相ら約380人がはさみを入れた。大銀杏を落とした後、「複雑な思いでいっぱい」と11年間の土俵人生を振り返った朝青龍関。生まれ変わったとしたら「大和魂を持った日本人として横綱になりたいと思う」と話した。

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生まれ変わるなら「大和魂を持った日本人として横綱になりたいと思う」。それは朝青龍の偽らざる本音だと思う。日本人から心底信頼される横綱になりたかったけど、モンゴルの血を引く己の本性が大和魂とへその緒が繋がっていなかったんでしょう・・・。彼の一人の人間としての苦悩が汲んで取れます。

最後の朝青龍の一言は、「まげを切り落として初めて大和魂を手に入れた」と多くの日本人には受け入れられたのではないでしょうか。

彼のその言葉に私は涙が出てきました。

動物的とも言える類まれな反射神経と身のこなし、そこから繰り出される切れのある技は唯一無二の相撲でした。有り難うと私は言いたい。一時は引退相撲など行われなければいいのにと思ったこともあったけど、彼の最後の言葉で、今は引退相撲が行われて良かったと思います。

最後の最後、朝青龍は見事でした。

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