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中小企業と国民は苦しんでいる

リーマンショックの影響による深刻な不況を乗り切るために、「中小企業金融円滑化法」が2009年12月4日に施行されてから、2010年12月31日までに行った貸付条件変更等の件数を金融庁が2月25日に発表した。

中小企業の条件変更の申し込みが86万6496件、融資額では28兆6414億円に達した。その内銀行が返済猶予等の条件変更に応じたのは、76万8818件、25兆6796億円分で、審査中等を除いた実行率は96.9%に上った。

一方住宅ローン利用者の条件変更は、申し込みが9万8870件、1兆5508億円に対し、実行は90.9%に当る7万1990件、1兆1373億円分となった。

要するに、「借金の返済を待ちましょう」という制度です。国は国債を発行して国民から借金をし、国民は銀行に借金の支払いを待って貰う・・・。

「高速道路無料化!」、「教育費無料!」、「子供手当て配布!」等、民主党は飴ばかり見せて人気取りをしたが、ふたを開けてみればそんな予算はどこにもなかったというのが現状だ。

失われた20年が終わり、今年は21年目に当る。失われた30年の始まりの年にしなくて済むように、明確な国のビジョンを作り上げなければならない。

先見の明を持った勇気あるリーダーに引っ張って行って貰いたいと国民は願っているが、昭和と共に人材が底をついてしまった感がある平成の日本です。

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