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水、土地…中国、やまない"日本乗っ取り"

2011.2.24 14:50 MSNニュース

無防備な日本にヒタヒタと迫る黒い影。「外資による森林買収は北海道29件、神戸市1件の計30件(昨年12月・林野庁)」との調査報告があったが、これは"日本買い"の氷山の一角にすぎない。

届け出が不要な1ヘクタール未満の私有林を次々と買い足す場合、日本で登記したダミー会社による買収、ファンド会社を通じて帰化人が買収した場合などもカウントされない。昨年夏、シンガポール在住の外国人男性が、山形県を横断する最上川の源流、小野川温泉の南西に広がる私有林約10ヘクタールを購入したことも、最近になって判明している。

何より、外資であろうとなかろうとその多くが中国(&アジア系)マネーという事実&疑いは晴れない。なのに、日本は能天気すぎる。世界広しといえども、食堂やカフェで水が無料でサービスされ、ジュースに氷が入っている国は(ほぼ)日本だけなのだ。

空気と同様、われわれにとって水はタダ同然の資源との位置付けかもしれないが、世界の水不足の現実、価値観とは大幅にズレている。森林法の改正はもちろん、国土と資源に絡む包括的な法整備をしない限り、調査に手間暇をかけるだけでは現在進行形の"日本乗っ取り"はやまない。

今後、水源&水利、土地を奪取した中国に乱開発され、環境汚染&高い水を購入という悪(あ)しき時代が来るかも…(涙)。また、リゾートホテルや温泉旅館に宿泊を申し込んでも、日本人であるが故に「満室」と断られる事態もありえる。

事実、中国系ホテルは"中国人(&華人)団体様御用達"で、日本人の宿泊客など、はなから考えていない。もっとも、せきがゲホゲホ吹っかけられた中華バイキングを、ガヤガヤうるさい食堂で食べるのは、こっちも御免だけれど。

こわもてのロシアは、中国や韓国企業に対して北方領土への投資の誘致にも乗り出している。大国の欲望&実効支配の恐ろしさすらイメージできない、無為無策でヨレヨレな菅内閣には引導を渡したい。(ノンフィクション作家・河添恵子)

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