”物が落ちる現象”に対して、誰もが疑問にすら思わなかった訳ですが、ニュートンは違いました。りんごが木から落ちるのを見て、”万有引力”を閃いたように、開発者にとっての命題は、目の前に起こる現象から、どんなアイディアが浮かぶか! 何を閃めくか! であります。
Sound Revolverもそうです!
讃岐の金比羅山へ行った時の事です。民芸品店でふくろうの置物を見つけ、これはオーディオに使える! と、閃いたのがきっかけです。早速買って帰り、実験をしたところ、かつて聴いた事のない生き生きとした響きを手に入れる事が出来たのです。
その後、ネットで調べる内にインドの工芸品である事が分かりました。寸法比に優れたサイズが大きくて音の良さそうな物を仕入れ、一部の上得意さん宅へ伺っての実験販売で好評を博しました。
それから、本格的な開発に取り組み、カイザー流に完成させたのが、今回発売する「Sound Revolver」であります。Sound Revolverは、コンポーネントの寸法比の拙さから生じる不協和音等の諸問題を、和音を伴った音楽的調和へと導く今までに無い発想の画期的なアイテムです。
設計の根幹部に、ピタゴラスの数学的音楽理論を組み込んでいます。
その秘密と詳細は、「ルームチューニングの決定版!」を御覧下さい。
「ド」と「ソ」の音の関係は完全5度といって、如何なる音調にも移行出来る音楽の万能選手であります。Sound Revolverにはその長さの比率関係である、1対2/3の組合せを随所に盛り込んでいます。
エレキギターを例にとってお話してみます。
ドから高い方へ、レ、ミ、ファ、ソと移行した時の5度の長さと、
ドから低い方へ、シ、ラ、ソと移行した時の4度の弦の長さは同じです。
ある料率(1.06)の対数で変化して行ってるから起こる現象です。
ドを起点として高い方のソまでの長さと、低い方のソまでの長さが同じという事は、ソから次のソまでの長さは倍になり倍音関係が成立します。
分かり易い例えをすると、年利6%で12年預けて複利計算で元利合計が2倍になるのと同じです。12年が1オクターブ内の12音に相当します。1.06の1年毎の複利計算が各フレット間の長さとなります。音階にはこんな秘密が隠されていた訳です。
音楽とは、共鳴現象を利用した「長さの組み合わせ遊び」です。
”オスカーブレード”は倍音発生器
話がちょっと逸れますが、当社が設計を担当した”オスカーブレード”を機器の辺の真ん中に貼るというのも、この倍音を自動的に生み出すメカニズム(音楽理論)を仕込む事に繋がるのです。更に中央でぶつかり合う振動を上手くいなすよう形状に工夫を凝らしています。
その”オスカーブレード”は安くて音が良い貼り物の大ヒット商品です。カーオーディオにもかなり普及しています。アンプにスピーカー・・・、全ての機器に使えます。ローゼンクランツのモディファイ時の振動対策として機器の中でも大活躍です。
ルームチューニングの決定版! Sound Revolver
話が振動の方にちょっと逸れましたが、オーディオ機器及び環境全体に係る物性の振動に、3次元的な気流の力を使って、音楽的影響を与えるのがSound Revolverの役割です。演奏者と聴衆を音楽の持つエネルギーで渾然一体としてしまうのです。
その秘密は外を取り巻く8角形と、その内側にある6角形のそれぞれの辺の向き合う角度の微妙なズレにあります。出たり入ったりしつつトルネードのように上昇気流を描き、周回する時には秩序を持って収まる所に収まります。
それは、まるでV型6気筒エンジンが絶妙なタイミングで、吸入、圧縮、爆発、排気を繰り返す4サイクル運動にとても似ています。気流エネルギーの成長軌道にあるからこそ起こる現象です。
小型スピーカーから想像出来ないような切れのある重低音を叩き出します。ドとソの数次倍音とベンチュリー効果の為せる業です。オーバーな言い方に聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
アナログは良いがデジタルの音がどうも!?
と、悩んでおられる方は、特にお試し頂きたいと思います。
費用対効果はローゼンクランツの歴代製品中最高です!
Sound Revolver
Φ79 H94
\70,000(本体価格)
ルームチューニングの決定版!