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生きる事は己との戦い

今、暁のドライブから帰って来て、
頭が冴えに冴えている。
その脳を借りて「科学とオカルト」
についてちょっと触れてみたい。


何事も新しい分野を切り開くのは、
簡単でない事は誰も分っている。
なのに理論的科学的に証明出来ないと、
「オカルト」だと言って片付けてしまう人が居る。

私の発表して来た技術が例だと、
「加速度組立」とか・・・
「戸籍簿管理」とか・・・
「物の方向性」とか・・・
「色で音が変わる」とかがそれである。

今開発中の「Triple Accel」なぞ、
その最たるものだろう・・・

φ4.57ミリの小さな貼り物で、
どうして音が変わろうか?
変わる筈がない!

確認も体験もしない段階で、
頭で決め込んでしまうのである。

完成した時には自ずと、
その答えが出るだろう・・・


理論こそ全て後付けであって、
先ずは厳然とした事象の存在がある。
その事象こそが真実そのものである。

正しいと思われている理論も、
結構な数の割合で誤りもあるだろう。
理論全てが正しいとは言えないのだ。


半知一解で決めつけず、
現物や事象にリアルに向き合って、
自分の頭で柔軟に考えるべきであろう。

何事も原因無くして結果無しだから、
その原因のメカニズム追究次第で、
解明に近づくのである。

そうした行為の一部始終を、
根気よく見届けようとしない人ほど、
そんな風な解釈をしがちだ。


楽をしたいのは誰だって同じ!
楽の先に感動は待っていない!
楽は人間の成長の妨げになる!

これだけは間違いない!
やっとの思いで実現出来た時にこそ、
人間は達成感や感動を味わうのである。


何を言いたかったかといいうと、
目に見えない現象に向き合う事が、
どれだけ大変かという事を、
知って欲しかったからである。

口を酸っぱくして何度も言っているが、
オーディオは常に、電気、振動、気流という、
目に見えない三つのエネルギーと、
向き合わなくてはならない。

時間と精神を無の世界に置く!
その心たりや融通無碍なる、
水や空気の如しである。

それ位の覚悟がなければ、
決して出来るものではない。
組織に身を置く者にあっては、
束縛が多過ぎて不利である。

そんな事をしていたら今の時代、
すぐにブラック企業とされて、
世間から烙印を押されてしまう。

私のような勤務状態だと、
すぐに事業停止を命じられるだろう。


生きるという事は本来、
自分自身で決める事なのだが、
管理風潮が過ぎると限界突破は望めない。

人間には元々挑戦本能が備わっていて、
それが凄く強い人と、そうでない人がある。
それをその人の性(さが)という。

だから人それぞれにとって、
どうしようもないところがある。

それを天命として生きて行くしかない。
この歳になって私はそう思う。


生きる事イコール己との戦い。
私はそう結論付けている。

限りある貴重な命に感謝しながら、
己との戦いを楽しもう!

それが人に迷惑を掛ける事も無く、
平和主義で居られるから・・・


それを考えると、
「克己」という名前は素晴らしい。
私の大好きな名前である。

ノムさんの探求心と努力は、
「克己」という名前が、
そうさせたに違いない。

よし!
オーディオ界の「克己」となろう!