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今日はエコブラス・スパイクの先端部アール加工が出来上がる日です。墨田区の旋盤加工所まで行きますと、比較的アールの大きい物と0.1〜0.2アール小さい物との2種類作ってくれていました。
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先日加工の方向の違いに気がついておりましたので、ひとまず、その点がお願いしたとおりに出来ているか確認します。
「あぁ・・・、安心!、安心!、今回は大丈夫です」。
それにしても、前回にも増して出来栄えが更によくなっています。
「素晴らしいです!、大満足です!」。
『そう言っていただけると嬉しいです』。
『じゃぁ、すぐに出来ますから、もう少しアールを小さくしてみましょうか?』。
親切にもそう言って、私の見ている目の前で、あっという間に2種類作ってくれたのです。
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早速、手にとって出来栄えを観察するのですが、やはりどれもいい出来栄えです。
その中でも、一つだけ飛びぬけていい感じの物がありました。
「それでは、この仕様でお願いします」。
『はい、初めに作った中の小さいやつですね』。
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何故ゆえにここまで親切にしてくださるのか?。それには次のような訳があるのです。東京で腕のいい旋盤加工所を探していた時に、Y製作所がNHKの番組で取り上げられたのを偶然に見た事がきっかけで、翌日すぐに私は電話をしたのです。
そんな変わった行動をとる、私という人間が非常に印象に残ったのでしょう。それ以来、東京へ行くたびに挨拶に伺い、コミュニケーションを重ねながら今回の初仕事をお願いする事となったのです。
普通でしたら、初対面で金属の加工の方向の話など、うさん臭くて誰も聞いてくれるはずなどある訳がありません。また、Yさんはお会いしてお話させて頂くほどに、「こんな職人さんに物を作って欲しいなぁ」と感じさせるような魅力のある人物なのです。
そんな職人さんに作ってもらう物ですから自信を持ってお勧め出来るのです。こうした気持ちになれるのは物作りをし、販売する立場としては大変嬉しいものです。
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