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マニアが聴きたがっている電源タップU



ローゼンクランツ
ナイアガラ
\650,000

 6月19日発売のA&V village56号の中で、2回目の電源タップの集中試聴が下記の若手レポーター3人によって行われました。3万円から50万円までの幅広い価格の11機種です。

 その試聴に使われた機材は、CDプレーヤーがラックスマンのDU-10、アンプはCECのAMP-71、スピーカーはソナース・ファベールの「アマティー・オマージュ」。


 −音楽に引きずり込まれてしまう−
● 村井 裕弥

 同社製AC-3EXをつないでテスト。いわゆるハイエンド的テンションとは無縁な音。明るい、あったかい。しかし、もちろん安っぽい明るさとは無縁だし、ただ生ぬるいだけでもない。聴いているだけで、こちらのストレスが消えてしまうような音だ。重心、かなり低め。最低域の伸び、驚異的。1度にいろんな太さの、いろんな色の音が飛び出してきて、個々に自己主張するが、混濁の「こ」の字も見当たらない。音をチェックしているつもりで、ついつい音楽に引きずり込まれてしまう。これは返したくない!


 −音楽に引き込まれるような感動−
 ● 今井 明

 とにかくどこをとってもこだわりのかたまり、売るためにでなく自分のために世界一のタップを創ったという言葉も頷ける外観と造りこみ。音もそれを裏切らずもの凄かった。とにかく何を聴いても音が活きていてリアル。それだけではなく音楽に引きずり込まれるような感動を覚えた。体と心が動くというのは試聴をしていて滅多にない体験だ。オケなどホールで聴いているような錯覚にとらわれた。オーディオ的な概念などすべて吹き飛ぶ恐るべき製品だ。価格は高いが正にかけがえがない、文句なしの逸品だ!


 −文句無しに今回のベストワン−
 ● 深川 響司

 男性ボーカルは細部の表情まで掘り起こすような再生に驚かされた。背景の音までとてもリアルで、ぞくっとさせられるものがある。ヴァイオリンもアタックの強さと響きの美しさが見事に両立し、血の通った再生を聴かせる。ジャズはサックスの息遣いや、ベースの音階、ドラムスのリズム感が見事に表現され、目の前で演奏しているような感覚。オーケストラは楽器の分離が鮮やかで、音場の拡がり、奥行きともに抜群。スケールの大きな再生だった。とにかく、音が生々しく、臨場感あふれる再生には驚くばかり。個人的な印象では文句無なしに今回のベストワンだと感じた。

A&Vビレッジ 56号より引用


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