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RK-BW・・・その20 「フェーズプラグのお願いとRK-BWの感想文」 |
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----- Original Message ----- From: Y.I To: info@rosenkranz-jp.com Sent: Sunday, November 23, 2003 4:14 PM Subject: フェーズプラグのお願いとRK-BWの感想文 貝崎静雄 様 こんにちは。寒くなってきましたが、お元気でいらっしゃいますか? わがN802はRK-BWのおかげで、いい調子で気持ちよく鳴っております。 心はいつも火照っており、寒くはありません。大満足です。 しかし、やはり欲が出てきたので、せっかくのチャンスだから、 フェーズプラグをぜひともお送りくださいますよう、宜しくお願いします。 そして、かなり遅れてしまいましたが、感謝の気持ちを込めて、RK-BWの感想文を送らせていただきます。 ありがとうございます。 では、よろしくお願いします。 Y.I RK-BWの感想をと思いながら、今日まで延び延びになってすみません。既にセッティングしてから何ヶ月も経ってしまったので、初々しい感覚で述べさせていただけないのが残念です。しかし、RK-BWの強力なサポートを得たN802が本来の能力を見事なまでに発揮させていることは、精緻な、圧倒的なサウンドで日々納得しております。 当初、自分なりにRK-BWの効果を確かめるために、わざと左のSPだけRK-BWを取り付け、右は純正ボールキャスターのままにして1週間ばかり聴いていたことがありました。 取り付けについては、ちょっとしたハプニングがあり、初め、RK-BWに付属のクロメートネジが私のN802に適合しませんでした。従来のN802のボールキャスターは4ミリネジで固定していたそうですが、その後、メーカーのほうで、4ミリサイズを5ミリに変更した模様です。 そのために、カイザーさんのお手を煩わせ、別途、5ミリネジを送っていただきました。それは、材質がクロメートの金色ネジではなく、黒ネジでした。「場合によってはクロメートより良いかもしれない」というカイザーさんのお言葉でしたが、黒色の持つ不思議なパワーを認めているので、むしろ、黒ネジで良かったと思っています。 結果としては、左だけヴォリュームが上がって、右側の音が聞こえにくい。左だけ鮮明で、右がぼやけている。音像が左に寄って右側がさびしくなった。といった、とてもアンバランスな状態だったのを憶えています。気持ち悪くも興味深い現象でした。 それから右にもRK-BWを取り付けると、一気に効果が満開して、精緻そのものの音が立ち現れてきました。これこそB&WのSP理論にかなった鳴り方だと思いました。 しかも、そうした精緻なサウンドを保ちながら、音が前へ前へ出ようとする積極的な姿勢が嬉しくなります。音楽に寄り添って起伏や陰影に富み、聞かせ所ではガッツが入りますが、それが本来の鳴り方であって、あくまでもナチュラルさを失っていません。更に、ほんのりと初春のような暖かさが加味されたようでもあります。 あのボールキャスターで、どのくらい精緻さを損ねていたか、どれくらいのエネルギー・ロスが生じていたか、また、何ゆえわざわざこのRK-BWが生まれねばならなかったか、私はよく分かっています。 ただ、あまり気持ちがいいので、ついつい眠ってしまいます。一昨日は、『怪盗セイント・テール』サントラCDをかけて、第1曲「メインテーマ」、第3曲「推理」の鳴りっぷりに満足したまま眠ってしまい、第8曲「聖良の祈り」のしたたるようなヴァイオリンや、第11曲「変身」のめくるめく音の洪水を聞き逃しましたし、昨日など、陸上自衛隊第1音楽隊のCDをかけて、『愛国行進曲』までは覚えていたのですが、その後の『太平洋行進曲』、軍艦マーチ』、『スポーツ行進曲』は強烈無比大音量再生だったはずなのに、それでも眠ってしまっていました。極楽、極楽です。しかし、「音楽をかける→気持ち良くなる→目を閉じる→眠くなる」という流れが今の自分の悩みであります。 N802があって。スカッと音抜け爽快のRK-PA01があって。PB-DADDYもあって。そこへRK-BWが加わって合体して。 この精緻で、圧倒的な、B&Wの誇り高き音楽性。如何いたしましょう。 |
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