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その5 「何ともお粗末な電源」


 天井に照明器具を取り付けるのにテンパールを落としました。(正確にはブレーカーで「テンパール」というのは広島のブレーカーを作っている会社の名前でした)。ご存知でしたか?。ヘッドフォンステレオの事を、総称してウォークマンと言うのと同じです。

 そんな余計なことはどうでもいいのですが、そのブレーカーを落として初めて分かった事です。

 風呂に入っていた妻から「お湯が出なくなったよ〜!」・・・と言う声が聞こえて来ました。

 私はきつねにつままれたように、「きょとん!」とするしかなく、「ウソ〜!、まさか!」という感じです。

 ひょっとして!と思い、よく見ると、オーディオセットの電源まで全部落ちているではありませんか。

 「ああ・・・!?、悪い予感が当たってしまった!」。

 「壁のコンセント」と「天井の照明」と「風呂の温度管理システム」、これだけの物が一つの回路なんです。

 「なんとも情けない!」・・・。最新設備を誇るはずの35階建ての超高層マンションでこうなんですから、まったく嫌になってしまいます。


 リヴィング用には、60ワットの白熱球が2個の天井直付けの照明器具を1個だけしか持って来ていなくて、当分はそれで生活していました。(15年前にレストランをやっていた時にヤマギワで15万円ほど出して買って、長らく寝かしていたいわくつきの物です。その時は横着して、ブレーカーを落とさずにやったものですから気が付かなかったのです)。
壁のコンセントはハッベルの雷対策用の物に変えました。

 今日はもう一つ同じ器具を取り付けようとして発見したのです。ただ、救いは音には何の悪影響も出ていないと言う事です。ローゼンクランツのモニタリングシステムは、そんなに電力を喰うようにはなっていませんからいいのですが、普通でしたらモロ音に出ていると思います。特に安物のインバーター付きの蛍光灯器具なんかでしたら目も当てられないでしょう。


 こうした最悪とも思える電源事情のコンディション下でも、強力な電源タップの「ナイアガラ」や「パーフェクトモデルのケーブル類」といった物の力があるからなのでしょうが、まったく問題ありません。

 オーデイオの基本のひとつでもありますが、尋常ではない電力を送り込んでやらないと鳴ってくれないような物は避けたほうがいいでしょうねェ。


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