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慣れない車の登録


 ジャガーのナンバープレートを広島から東京に替えに行ってきました。その理由は広島に2台しか停めるスペースが無いのに、いきさつ上3台になってしまったからなのです。ですから、1台はどうしても東京で借りている駐車場の証明を貰って登録するしかありません。

 そこで、慣れない車庫証明を貰いに行ったり、ナンバープレートを付け替えたりしなければいけません。何をするにしても初めてなものですから、勝手が分からず、おろおろすることばかりです。住民票は移さずに、広島のままですから、どうやら特殊な扱いになるみたいです。

 商売で使うに当たって、法人としての事業所の所在がハッキリしていれば、さほど面倒ではないのですが、何せ私の場合は個人事業ですから、そこで商売をしているという証明になるものが必要との事でした。すなわち、公共料金等の領収書があればいいのです。

 しかし、それもカイザーサウンドという名前になっている物が無く、都合の悪い事にどれも個人名でした。そこで、名詞を添付するなりして何とか受け付けて貰えるようになったのです。また、領収書は事務上必要がありますから、近くのコンビまでコピーを取りに行ってきました。そんな事ですから申請書は訂正印ばかりです。最後には、係りの人が「こちらで訂正しますから、もうこれでいいですよ」と最後は私同様くたびれている様子でした。

 月曜日には出来ますからと言われ、その日にすぐ車庫証明書を貰い、その足で所轄の陸運事務所に行こうとするのですが、その足立区と言うのがどちらにあるのかも”ちんぷん、かんぷん”分かりません。係りの方に尋ねると、なんでも川口のすぐ近くで埼玉との県境だと言うのです。「おっくうだなぁ、明日にしようかなぁ〜?、いや、いや、一気に今日行っとこう!」。

 3日ほど前から本気になって、ナビの使い方を少しですがマスターしたので本当に助けられます。両国、上野と隅田川に沿って6番線を進んで行きますと、途中右手にテレビで見たことある金色をした、何ともけったいなオブジェがありました。このコースには高いビルが無いので見晴らしがよく、空の上を走っているようです。見慣れない光景に目を奪われながらですから、あっという間に目的地に着きました。

 足立陸運事務所に入るとおびただしい数の車が居ります。圧倒されるように入って行くと、事務所の中はもっとひどく終戦後の配給に並ぶ人達の様に、これまた人、人、人の群れです。貰った用紙をよく見ますと、ほとんどがコンピューター管理しやすいように番号に置き換えて書くようになっております。

 それを一覧表を見ながら書こうとするのですが要領を得ず、まったくお手上げ状態。係りの人に尋ねると、「これは特殊な例ですから、間違わない為にも詳しくお教えしますので、こちらにこのように書いて下さい」。と言って親切に教えてくれましたので本当に助かりました。

 しかし、その次の担当の方がいけません、「シーにいって税金の申告を済ませて下さい」と言われたのですが、早口でしゃべるので聞き取れません。「シー」とは何を意味するのか分かりません。「はぁ?、もう一度言って下さい」と尋ねると、また、同じように「シーにいって下さい」と言う。「シーとは何ですか?」ともう一度聞くと、初めて「Cの建物です」と言われ、やっと分かった次第です。彼達は毎日何百回と「シーに行って下さい」と言っているのでいい加減くたびれるのでしょう。

 24,000円ほどの税金を納めると、やっとナンバーがもらえました。この車の税金も既に払っているのに、管轄が違うという理由でダブって収めなければならないのです。そのあと前納地から還付されるのですが、所轄の税務署同士でやり取りをしてくれればダブって払わなくて済むのに、サービスの悪いことです。

 貰ったナンバーは「足立・300・ひ・9519」で、何とも憶えにくい番号ですが、「救護行く」と覚えときましょう。


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