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エンジンオイルの使いこなしを実感!

爽快なる走りの変身ぶりに、その正しい理由を知りたくなった!

知識を積み上げる形の勉強ではなく、知りたい! という欲求から始まるのが学問だと自分なりに解釈している。そういう点では幼い時ほど学問と真剣に向き合っていると言って間違いない。

しかし現実は、学年が上がるに従って真の学問から遠ざかるという矛盾に悩まされるのである。美醜、才能、健康度合い等々・・・、生まれた時に授かった本人にとっての使命・宿命というものがある。

それとどう向き合い、どう生きるかを見出すのが、真の意味の学問であり、それこそがMission DNAなのである。近々その型式のケーブルを発表する予定である。ローゼンクランツ製品は今が佳境の真っ只中。

さて、エンジンオイルに話を戻そう。

エンジンの健康を取り戻すためには鈍くなったピストンの動きを鍛え直す必要がある。相撲で言うなら、もう一回基本に立ち返り、しこ、鉄砲、すり足、股割りを黙々とこなすのだ。気づいた時からでも決して遅くはない。気づいてもやらないのが一番いけない。

しかし、何事も急激にやると壊してしまうので、その段取りは必要だ。今回のオイル交換であり、機関の洗浄は運も手伝って大成功だった訳だが、好結果に繋がる裏には必ず理が存在する。

今回のその理は何か? エンジンをリフレッシュさせるには、その車のエンジンの状態に対して適正なオイルの粘度が欠かせない。ちなみに、カッパのエンジン洗浄時に選んだオイルの粘度を調べてみたら5W-40だった。




さて、ここでその意味をAMS OILのウェブから得た情報を書き記しておきたい。

SAE規格で「5W-30」などとあるのは、これはオイルの「低温時での粘度と高温時での粘度」を表したものである。前の数値(5W)が低温時での粘度で、「5W」の「W」とは、ウインター(冬)を表し、寒い冬での粘度の度合いを表したものと言うことになる。

この数値が小さければ小さいほど「低温時でも柔らかいオイル」であることを意味する。つまり、「朝一のエンジンの始動性が良い」事や、低粘度のため「燃費が良い」などの効果がある。

■低温粘度は6段階
0W 5W 10W 15W 20W

■高温粘度は5段階
20 30 40 50 60

また、後ろの数値(30)は高温時での粘度で、数値が大きければ大きいほど「高温時(エンジンを高回転で回していても)でも、硬さを保ったオイル」である事を示している。スポーツ走行などに向いている。

■エンジンオイルの品質規格

ガソリンエンジンオイルの記号は「S」Spark Plugsで、実際は「SM」や「SL」などと表記され、AからMまで11種あって末尾になるほどグレードが高くMが最高品質。

ディーゼルエンジンオイルの記号は「C」Commercialで、実際は「CD」や「CF-4」などと表記され、4は4サイクルの意味。




勘で選んだ5W-40は低温から高温まで幅広い対応力を持ったオイルである事が分かる。エンジン洗浄と同時にオイル交換をし、尚且つ矢継ぎ早にオートマも洗浄した。その後で色々なシチュエーションでのアクセルワークを試みた。

元々急発進急加速はしないのだが、

鍛えるという考えに則った時には話は一気に変わるのである。

アクセルペダルが床に付くほど思い切って踏み込む!

そんな荒療治を何度も何度も試みた!

すると、カッパは昔を思い出したかのように、

どんどん若返って行ったのである。

エンジンオイルもさることながら、オートマ洗浄後の相乗効果が殊の他大きかった。今も驚きの変化を遂げている最中である。道具と頭は使いようだ! そんな諺があるが、車も調教次第で見違えるようなパフォーマンスを発揮する。

セオリーから言うと、中古車というのはどんな使い方をされたか分からないので、いきなり粘度の低い0W-20とかいうのは避けた方が良い。

私の場合は、推奨4,000キロのところを倍の8,000キロほど走った後に、4万キロ保証を本国アメリカで謳う、Signature Series 粘度指数 153の5W-20に交換した。オイルの粘さによる抵抗が減り長距離ランナーのような軽い走りに変身した。

エンジンが心臓ならオイルは血液と例えられように両者の関係性はとても大切だ。大袈裟に言うと粘度の高いオイルはぬかるみの中で足を動かす感じ。方や粘度の低いオイルは油膜抵抗が少ない分、シリンダーを傷つける可能性が高いのでマメにオイル交換する必要がある。

一例として言えるのは、白煙を吐いて走っている車の大方の場合はオイルがシリンダー内に漏れ入りガソリンと共に燃焼しているケースだ。その場合ピストンリングとシリンダーの隙間を埋める効果がある、50 60と粘度の高いオイルを使ってやると解消するケースが多々ある。

ネット学問も含めてオイルに関する知識をざっと並べてみた訳だが、結論として言えるのは、自分の車のコンディションをよく知り、それに合ったオイルを選んで使う事が大切である。

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