その1 「イカの燻製」 |
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カイザー 「寺島さ〜ん、カイザーです」。・・・(久し振りの電話です) 寺島 「はい♭♪」、「はい♭♪」。・・・(めんどくさそうな感じの低い声) カイザー 「レコード芸術にPB-BIGを取り上げて頂き有難うございました」。 寺島 「よく分かったね〜」。 カイザー 「はい、何人かのお客さんから教えて頂きました」・・・「レコ芸に寺島さんが書いていましたね!」って。 寺島 「そうなんだよ〜」・・・「イカの燻製なんか送ってくるから、書かなくっちゃいけなくなったんだよ〜」。 |
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カイザー 「今度また、違う美味しいもの送りますから〜」。 寺島 「もう、送って来なくっていいよ!」・・・「ローゼンクランツのことばかり書くようになるから・・・」。 「住所と電話番号が書いてあったから、今度からそこで直接買うから!」、 「それにしても、あれ美味いね〜!」・・・「ビールに合うのなんのって!」、 「女房にも評判いいんだよ〜!」、 「去年のより今年のほうがうまいねぇ〜!」 「金は掛かってないけどさ〜、ダンボールに『ポン!ポン!』と入れて」、 「しかし、憎いよね〜何百円で人をその気にさせるんだから〜・・・『まったく、も〜』」。 次から!次に!歯に衣着せない江戸っ子弁で、遠慮も、何もなく、歯切れのいい言葉が返ってきます。 カイザー 「実はですね〜、今日お電話を差し上げたのはいい知らせなんですよ!」。 寺島 「ほう!それは何かね?」 カイザー 「以前から寺島さんおっしゃっていたでしょう?」、「6穴がいい!」って。・・・(PB-6のこと) |
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「シンバルの音は『ジャ〜ン!』でなくっちゃ」と。 「色々考えていたんですけど、やっとその謎が解けました!」。 寺島 「と、いうと?・・・それはどういうことかね?」・・・(乗ってきましたよ!) カイザー 「最近、『音のカラクリ』というのをまとめましてね」、 「『素材による音の違い』、『形状による音の違い』と、5項目からなるんです」が、 「シンバルその物を良く見ると、銅食器に見られるハンマーで叩いた物と形状が同じなんですよ」、 |
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「またゴルフボールのディンプル(くぼみ)、これも『6穴のインシュレーター』と同じ形状なんです」。 「Aマークを打ち間違えた失敗作がありますので、それを使ってBIGの『寺島スペシャル』を作ってみます」 「叩いて作るのか、削って作るのか、いつになるか分かりませんが、出来たら送りますので聴いて下さい」。 寺島 「それは楽しみだ!」、「今すぐにでも、うちにあるBIGをハンマーで叩きたくなってきたな〜!」。 今現在、寺島さんにはPB-BIGを12個使って頂いています。音色そのものは、今でも、やはり6穴が好きだと言う。 寺島 「ただ『圧倒的な迫力』と『能力の高さ』ではBIGが優れているからそれにしたんだけどさ〜」、 「それに『6穴の音色』が加わったら言うことないね〜!」。 これに成功したら、敢えてJAZZファン向けのインシュレーターが誕生するかもしれません。さて、さて、どうなることやら? |
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