寺島さんに、2年ぶり位に電話をしました。
『は〜い♭・・・』
更に磨きが掛かった面倒臭そうな返事(私の頭の中でそう思っている)
「寺島さん、カイザーです」
「お変わりありませんか?」
「何だよ!!もぉ〜、カイザーさんか?」
『何が気に入らないんだか!?、すっかりお見限りだねぇ・・・』
『どういう風の吹き回しか知らないけど・・・』
「都合の良い時にしか電話しませんで、済みません!」
「このところの寺島さんは白鵬みたいですね」
『何だよそれ!』(ジャズの事以外一般情報に全く興味なし)
「相撲ですよ、62連勝の横綱ですよ、誰も負かす事の出来ない」
『そんな歯の浮いたようなお世辞はいいから』
『本題は?』
「はい、今までに無い、掟破りのような構造のケーブルを開発したので聴いて頂けませんか?」
「寺島さんに聴いて頂くに値するケーブルです」
「いつもはお送りするだけですが、今回は久しぶりにお伺いした上で聴いて頂きたいんですが・・・」
「”カイザーが10年ぶりに果たし状を持ってやって来た!”という感じでお願いします」
『書く事が決まったようにしゃべられちゃぁ困るねぇ!』
『書きたいと思った時に書くんだからさぁ!』
「勿論です、勿論です、解っています」
こういう時は絶対反論しないのに限る(私の頭の中でそう思っている)
『ケーブルねぇ?・・・、カイザーさんのインシュレーターは一番だと認めるけど、ケーブルは俺の好みじゃないんだよねぇ、スッキリまとまり過ぎ』
『俺はゴリッとしたTMDの音が一番気に入っているだよ!』
「そう言われると思っていました」
「寺島さんが気に入らなければ、けちょんけちょんにけなして頂いても結構ですから」
『いいんだな!、知らねぇぞ!』
「勿論です」
『よし解った、それじゃぁ、予定表を見てみるよ』
11月に入って訪問する事になりました。
この結末はどんな事になるのでしょうか?・・・。