毎年恒例の行事であるハイエンドオーディオショーが、
有楽町の交通会館で10月7・8・9日とあった。
立ちっ放しの三日間で身体は悲鳴を上げていた。
寝つきは良いのだけど、
僅か4時間ほどの睡眠で目が覚めてしまう。
終わった日も12時に寝たが、
緊張が抜け切らないのか、
昨日までと同じように4時には目が覚めた。
仕方がないのでパソコンを開き、
メールの返事を書いていると、
2時間ほどで睡魔が襲って来た。
床についた途端に寝入り、
目が覚めた時は昼をとっくに過ぎ、
時計の針は3時を指していた。
何と14時間も熟睡していたのである。
寝起きという事なので食事は軽めに、
そうめんとシュウマイ3個、
妻が用意してくれた。
そうめんを一口すすると、生きられる!
という感覚を憶えた。
小豆島そうめんの恐るべき即効力である。
続いてシュウマイを食べると、
今度は、力を貰った! という感覚を得た。
両者から全く違う感覚を汲み取った瞬間であった。
持久力と瞬発力の両方を身体は取り込んでいたのだ。
平時の中で生活している現代人である私達は、
こうした感覚には鈍感になっている証である。
生きられる! 生き延びられる!
甘ったれている自分に気付かされた瞬間であった。