魚の宝庫・来島海峡を後にし、次はうどん王国讃岐へ向かいます。途中今治市内の外れを走っている時、生き生きとした赤い葉の花壇に目が留まったので写真に収めました。赤い新緑というのも変ですが、このような赤い幼葉にはどのような呼称があるのでしょう?
昨日は松山道、そして今日は高松道を走っていますが、こんなに気持ち良く走れる道路はそうそうあるものではありません。幹線道路の中では3指に入る走り易さだと思います。高い遮音壁もないし、遠くから見通せる視界が広いので走りはすこぶる良好です。
この季節は山全体が生まれ変わったかのように瑞々しいから、特にそんな気持ちになるのでしょう。四国は八十八ヶ所参りの霊所だけに、土も空気も浄化されているから、人を優しく受け入れる要素が他の地に比べて高いのだろうと思います。
秋の中央道も素晴らしいですが、春から夏にかけての松山・高松道は最高です。今日は4月27日ですが、昼前には気温がグングン上がり四国はすっかり夏です。ジェネレーション2のスピーカーの1号機を買って頂いたT.Yさん宅を訪ねます。
彼の家に到着するや否や、
『セッティングは後にして、混まない内にうどんに行きましょう!』
T.Yさんの車に乗って近所の"大釜うどん"へ直行です。
お目当ての釜玉うどんを食べる為に立ち寄ったようなものです。釜から上げたばかりの熱々のうどんに生卵を混ぜたあとにお汁をかけて頂きます。うどん玉Wを注文しました。それはそれは美味しかったです!
妻は宿での朝食を食べずに、お昼のうどんを楽しみにしていたようです。息子はW玉に茄子の天ぷら。地元の新鮮な野菜の天ぷらが美味しいと言って、うどんそっちのけで食べていました。
満腹となったお腹をさすり、ウォーキングが趣味の妻は、俄かお遍路さんに変身し一人で善通寺参りです。息子と私はT.Yさん宅へ戻りジェネレーション2をセッティングします。
1年ほど前にダイヤトーン610シングルをセッティングしましたので、スピーカーと部屋とが織り成す力強くも美しい音色の記憶を頼りに、このところのT.Yさんは一人で熱心にジェネレーション2のセッティングに勤しんでします。
その様子を彼自身のブログに綴っているのを拝見しているので、彼が上げて来た腕前は充分に分かっています。高音から低音まで一本の棒のように素直に伸びた音は、過去にどなたのシステムからも聞いた事がない程のレベルにありました。
それでもプロの立場から見るともう一歩追い込んでみたい気持ちになります。カイザーゲージの基本に則り、どういう為にどうなるのかを実演しながらお手本を見せてあげました。
その作業はすべて息子に任せましたが、このあと東京まで車を運転する私は、体力を温存すべく2時間ほどその場で仮眠させてもらいました。夢うつつとは言え、音が良くなって行く様は、無意識下で脳が察知しているのが分かりました。
プロの成せる業はさすがと言って感心していたT.Yさんも、今回の音だけにはご満悦のようです。
本当に素晴らしい音になりました!
音楽を聴く喜びが増せば増すほど、
人生その物が価値あるものになるでしょう。