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香港オーディオショー・・・その2



 もの凄い人の数に驚きました  香港のオーディオショーは活気がありました。入場者が二万数千人もあります。有楽町の交通会館で開かれるハイエンドショーは千数百人ですから十数倍の規模になります。どこにこんな人がいるのだろうかと思うほどです。

 出展者も多く全部くまなく見ようと思うと足早になるのは分かりますが、とにかく次から次に人が入れ替わるのは、まるで賑やかな祭りの縁日に露天をだしているような状態です。その上言葉が通じないので、説明を入れた形のデモンストレーションは全くもって出来ません。


 初日の2回ほどは私がしゃべって英語に同時通訳して貰ってデモをしたのですが、香港といえども英語の分からない方も多いようで、話が長くなると部屋から出て行く人が多いので、すぐに作戦を変更し、黙って色々な音楽を演奏するだけにしました。

 その中で音に興味を持った方が話しかけてくるのに対応する形にすると上手く行くようになりました。一通り回って戻ってくる人が結構現れるようになりました。

 その人達からは決まってローゼンクランツの音が一番音楽性が高いとの感想をくれます。特に今回デモしたスピーカーはフルレンジの後面開放型ですから音場感に優れています。



 今回初公開のスピーカー"Kaiser magic"  名前は"Kaiser Magic"といいますが、今回の会場で初めて一般初公開となったスピーカーです。ほとんどの人がスピーカーの後ろに回ってウーハーが付いていないのか、またどんな仕掛けになっているのか興味深々で覗き込みます。


 開催日は7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間だったのですが、どういう加減なのか電源が何かの影響を受けて極端に音が悪く歪っぽくなるのには困りました。特に二日目の土曜日がひどかったです。

 また、電源が220Vなのでステップダウントランスで100Vに落として鳴らすとどうなるのか見当もつかず、ぶっつけ本番になる面もありましたが、心配するほどのことは無く相当良い音では聴いて頂けました。


 会場の中でも1,2を争う音の評判でした  何度も熱心に足を運んで下さった方から聞かされた話ですが、今回出展している中では、アバンギャルドとローゼンクランツの2社の音が特に素晴らしかったと、地元のオーディオファイル向けのチャットで話題になっている事を教えてくれました。

 今回のイベントに向けては本当に気合を入れて音を作って行きましたので、ローゼンクランツサウンドの素晴らしさをしっかりと宣伝出来ました。

 また、海外に於いては初めての展開でしたが、いい経験になりました。次回はヨーロッパかアメリカの方でもお披露目したいと考えております。