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リエゾン

冬の風物詩である焼き芋売り、外国人には「や〜きいも〜♪」が"yakimo~~♪に聞こえるらしい。元の意味が分かっている日本人には焼き芋(yakiimo)になるのだが、音を忠実にたどれば彼等の方が正しいような気もする。「やき(yaki)」の最後の音iと「いも(imo)」の最初の音iが連結してya~ki~i~moでなく、yaki~moとなるのだ。

こういった音の連結は、日本語に限らず英語でもお馴染みで、リエゾン(liaison)などと呼ばれる。例えば、take offなら(テイク/オフ)とは聞こえずに、むしろ(テイコフ)に近い音で聞こえるといった事が挙げられる。このリエゾンに慣れないと英語を聞いても分からない事が多い。

そこで「カツラがない」で有名なBryan Adamsのヒット曲"Cuts like a knife"(ナイフのように切れる)、そのさびの部分をどう聞いても「カッツ/ライク/ア/ナイフ」ではなく、音の連結や脱落の結果「カツラがない!」としか聞こえないのだ。

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