(2014年1月18日07時41分 読売新聞)
【ワシントン=今井隆】佐々江賢一郎駐米大使は16日、米紙ワシントン・ポスト(電子版)に寄稿し、中国の崔天凱ツイティエンカイ駐米大使が先に同紙への寄稿で安倍首相の靖国神社参拝を批判したことに対し、「中国の指導者は国際世論を明らかに読み間違えている。アジアの大部分、国際社会が懸念しているのは日本ではなく、中国だ」などと反論した。
佐々江氏は安倍首相の参拝が「恒久平和への誓い」だったと強調し、「中国と異なり、日本は戦後、戦闘で一発も弾を撃っていない」と指摘した。その上で、「中国が教条的な反日プロパガンダをやめ、未来志向の関係を構築するために我々と共に努力することを強く期待している」と求めた。