トップ情報最近のニュース最近のニュース2001>「大仏」と「蓮」の音に喜びの声が続々と・・・・・

「大仏」と「蓮」の音に喜びの声が続々と・・・・・


 自分との戦いと言っても良いほどの妥協のない物作りでしたが、出来上がったときの喜びは、今までのものとは違う何かを感じていました。爽快感・・・、安堵感・・・、達成感・・・、それも非常に落ち着いた、静けさを持ったものです。過去のそれというのは、どちらかと言うと昂ぶる感じであったと思います。この時、私の中で大きな変化を遂げた瞬間です。「50にして立つとは、こういう感じのことなのですかねぇ?」。そんな事も有ったのかネーミングも『大仏』となった次第です。もっともデザインの途中でその姿に見えたからでは有りますが。

 脅威としか言いようの無い、試聴結果が戻ってきています。アナログ関係の事ですから、その数はビックリするほどではありませんが、何が凄いかといいますと、貸し出しした全ての人(今日現在で17名の方)が購入に至っているという事です。冷やかしなどまったく無く、礼儀正しく真摯な方ばかりです。ローゼンクランツの製品全般にいえることですが、購入確率は今まででも非常に高く約50%〜80%あります。アナログファンの音楽への拘りと造詣の深さ、本当の意味での趣味と自分流のスタイルを持っておられるのだろうと思います。

 試聴記事として、評論家の書いた内容をあまり信じないという人が多い中で、今回の出来事は私自身にとっても大きな励みとなります。それは、とりもなおさず試聴記事の内容と商品の実力が等しいか若しくはその上を行っているという証ですから。この事と逆のことが多く起こると信頼関係は徐々に無くなって行きます。評論家にとっても性能のよくない物の試聴記事を書く時は辛いものがあると思います。その点においては同情しますが、しかし読者(消費者)を甘く見た、書かれ方の記事もよく見受けます。

 今正に、その危機状態にあり、そうならない為にも、インターネットという情報網が発達した今日においては、プロとアマの垣根は無くなり、情報過多の中において、誰の話が信ぴょう性が高いか、厳しい市場の審判を常に受けることになるでしょう。プロの話より実際の購入者の生の声を参考にし、信じるという空気が広がりつつあります。そういう意味に於いてローゼンクランツでは両方の内容を掲載させて頂いております。その目的は、オーディオ産業、音楽文化が発展して欲しいからにほかなりません。


back